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定延利之(SADANOBU Toshiyuki)
| 定延利之(SADANOBU Toshiyuki) |
| 大学院所属(専攻・領域・コース) | グローバル文化・言語情報コミュニケーション系・感性コミュニケーション |
| 学部所属(講座・教育研究分野) | 情報コミュニケーション論・感性コミュニケーション論 |
| 電子メール | sadanobu(AT)kobe-u.ac.jp |
| 研究室 | B310 |
| 求める学生像と指導の方針 | |
| (私自身のものも含めて)先行研究を網羅的にしっかりとふまえ,それらの成果・到達点を正しく認識するとともに,それに臆さず,先行研究が説明できない現象群を記述して先行研究の限界を鋭く指摘し,先行研究が説明できる現象群だけでなく,先行研究が説明できない現象群をも統一的に,明らかな形で説明できる新しい考えを提出しようとする者は,何者であれ,どのような領域についてであれ,特にそれが従来説に根本的な枠組み変更をもたらす大胆なものであればあるほど高く評価し鼓舞します。この方針をよく理解し,自身の研究が世界を変える力を持たず,単なる先行研究の付け足しに終わってしまうことを怖れ続けられる学生を求めます。 | |
| 専門分野 | |
| 言語学, コミュニケーション論, 日本語文法 | |
| 研究に関するキーワード | 言語, コミュニケーション, 話しことば, 文法, 体験, 共在, 認知 |
| 最近の研究活動概要 | |
| 言語や発話,コミュニケーション研究の世界に足を踏み入れてもうじき30年になろうとしています。もちろん,その間の諸研究の進展には目を見張るものがありますが,その一方で,大きな障壁の存在を絶えず感じてきたことも事実です。それは,「(たとえば日本語社会において)話し手というものは何タイプあるのか」「それぞれのタイプの話し手が繰り出す発話行為には,どのようなものがあるのか」「それらはどのような発話形式でとりおこなわれるのか」といった問題がほとんど手つかずのまま放置されているという状況です。これらは「言語」や「文法」それ自体の問題ではないのかもしれませんが,たとえそうだとしても,我々のコミュニケーション研究や発話研究はもとより,言語研究や文法研究をさまざまな局面で妨げていることに変わりはないように思い,これらの問題に正面から取り組もうとしています。現在,「キャラクタ」という考えをもとに「話し手」のタイプ分けに一区切りをつけつつあるところで,発話行為とその形式の検討を本格化させようとしています。 | |
| 主要研究業績 | |
| 【単著】『日本語社会 のぞきキャラくり —顔つき・カラダつき・ことばつき—』(三省堂2011), 『煩悩の文法 —体験を語りたがる人々の欲望が日本語の文法システムをゆさぶる話—』(筑摩書房2008), 『日本語不思議図鑑』(大修館書店2006), 『ささやく恋人,りきむレポーター —口の中の文化—』(岩波書店2005), 『認知言語論』(大修館書店2000), 『よくわかる言語学』(アルク1999), 【論文(最近2年)】[1] 定延利之「コミュニケーション研究からみた日本語の記述文法の未来」『日本語文法』11-2, 印刷中. [2] 定延利之・羅米良「文法・パラ言語情報・キャラクタに基づく日本語名詞性文節の統合的な記述」Journal CAJLE 12, 印刷中. [3] 定延利之「キャラクタは文法をどこまで変えるか?」金水敏(編)『役割語研究の発展』くろしお出版, 17-26, 2011. [4] Sadanobu, Toshiyuki, and Malchukov, Andrej. Evidential extension of aspecto-temporal forms in Japanese from a typological perspective, In Tanja Mortelmans, Jesse Mortelmans and Walter De Mulder (eds.), In the Mood for Mood (Cahier Chronos 23), Amsterdam; New York: Rodopi, 141-158, 2011. [5] 定延利之「会話においてフィラーを発するということ」『音声研究』14-3, 27-39, 2010. [6] 定延利之「「た」発話をおこなう権利」『日本語/日本語教育研究』1, 5-30, 2010. [7] 定延利之「日常の音声コミュニケーションをめぐる研究の展開」岡田浩樹・定延利之(編)『可能性としての文化情報リテラシー』ひつじ書房, 127-137, 2010. [8] Sadanobu, Toshiyuki. Event model without time shift, Studia Universitatis Babe_-Bolyai Philologia, 55-3, 19-33, 2010. | |
| 学会活動・社会活動 | |
| 日本言語学会(評議員),日本語学会(評議員・大会企画運営委員), 日本語教育学会(大会委員), 日本語文法学会(評議員・大会副委員長), 日本中国語学会(会員), 日本認知科学会(運営委員), 表現学会(会員), 関西言語学会(大会運営委員), EAJS(会員), 平成19年度・20年度科学研究費審査委員 | |
| 略歴,受賞歴など | |
| 1991年4月神戸大学教養部講師着任。以後,神戸大学国際文化学部講師,同助教授,同教授を経て,2007年4月神戸大学大学院国際文化学研究科教授(現在に至る)。1998年3月京都大学大学院文学研究科博士後期課程言語学専攻修了,博士学位取得(博士(文学))(京都大学)。 | |