神戸大学大学院国際文化学研究科 国際文化学研究推進センター主催 特別講演会「パリ・日本文化の最前線」開催のお知らせ

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「パリ・日本文化の最前線」
日時2014年8月8日(金) 13:30~15:00
場所 神戸大学国際文化学研究科 A棟4階 中会議室
会場案内図はこちら
講師 竹内 佐和子 氏 (国際交流基金 パリ日本文化会館 館長)

パリで日本文化はどのように発信・受容されているのか。パリ日本文化会館の活動と、日本とフランスの文化交流の「今」についてお話しいただきました。

 

当日の様子

国際文化学研究推進センターでは、8月8日、竹内佐和子氏を講師にお迎えして、講演会を開催しました。講師の竹内氏は、国際交流基金のパリ日本文化会館の館長として、日本文化の発信事業の最前線で活躍されておられます。
講演の内容は、日本文化の形を支えるシステムや、文化の真髄をいかに論理的に伝えるか、ということに力点が置かれていました。ここ数年来「クールジャパン」が叫ばれていますが、表面的な日本文化の「紹介」や安易な翻訳の時期は終わり、より高いレベルの内容をどのように的確に伝えるかが問われていると言えましょう。少なくとも、日本文化リテラシーが高いパリのお客さんはなかなか手強そうです。
氏のご発言の歯切れの良さは、氏が、工学、経済学の博士号をお持ちのかたわら、ご自身でピアノを弾かれ、また、茶道の教授でもあるという、芸術的実践に裏打ちされた知見と信念に由来しているように思われます。すべての人間が、このようにマルチに才能を発揮するのは難しいことですが、これからの国際社会で活躍を目指す若い来聴者たちは、少なくとも一つ以上、文化的な実践に基づく深い理解、あるいは洞察の視点を身につける必要を痛切に感じたのではないでしょうか。また、このような文化的実践と理解は、「お勉強」で簡単に身に付くものではなく、常に感度の良いアンテナを張り続け、「おもしろい」ものを探求し続けることによって可能になります。竹内館長の語り口からは、なによりも、ご自身がお仕事や研究をおもしろく思い、楽しんでなさっていることがよく伝わって来ました。
さまざまな意味で、たいへん刺激的な講演会でした。遠路はるばるお越し下さった竹内館長に心より感謝を申し上げます。

         (記:寺内直子国際文化学研究科教授、本講演会コーディネ―ター)

 


 (竹内佐和子館長講演・ パリ日本文化会館)

 


(講演会・会場の様子)

 


(講演会・会場の様子)