「金融時系列データの特徴と分析でみるロシアの文化
 と経済と西シベリアの学研都市トムスクの紹介」

 神戸大学大学院国際文化学研究科・国際文化学研究推進センター主催 第3 回講演会

    金融時系列データの特徴と分析でみるロシアの文化
            と経済と西シベリアの学研都市トムスクの紹介

日時
2014年10月31日(金)13:20-14:50
場所
神戸大学国際文化学研究科 E棟4階 学術交流ルーム(E410)
趣旨

 シベリア最古の街の1 つトムスクは人口50 万程の街に7 つの大学と9つの研究施設を備える学術・
研究都市です.その中心に位置するTUSUR(トムスク国立制御システム無線電子大学:Tomsk
State University of Control Systems and Radio Electronics)は,シベリア最古の工科
大学であるトムスク国立工科大学から分かれる形で,1962 年に設立された比較的若い大学です.
元々はソビエトの宇宙計画に貢献する2 大学の1 つとして設立され,宇宙飛行士や宇宙計画
科学者を輩出しているロシア有数の大学です.現在,TUSUR は起業志向の研究大学として,
工学のみにならず,社会学や経済,ビジネスの分野にも力を入れており,ロシアにおいて革新的
教育プログラムを採用している4 校のうちの1 つとして知られています.今回はTUSUR より
金融時系列のモデリングと分析の専門とする研究者をお招きして,ロシアを中心とした金融市場に
関する研究のお話と,我々には馴染みの薄い,西シベリアの街トムスクとTUSUR について
ご紹介頂きます.

講演

Elena Istigecheva(計算システム学部システム分析・モデリング学科副学科長・教授)

Ayana Aspembitova(シミュレーション・システム分析研究科)

 

当日の様子

 国際文化学研究推進センター主催で,10/31にロシアのトムスク国立制御システム無線電子大学(TUSUR)より、エレナ・イスチゲシェヴァ氏とアヤナ・アスペンビトヴァ氏を招き、講演会を開催しました。エレナ・イスチゲシェヴァ氏は計算システム学部システム分析・モデリング学科の副学科長で教授、アヤナ・アスペンビトヴァ氏はシミュレーション・システム分析研究科の研究員で、お二人とも数理経済学の専門家です。
 講演は主にアヤナ・アスペンビトヴァ氏が行い、エレナ・イスチゲシェヴァ氏がそれを補足するような形式で行われました。講演内容は、彼らが所属するTUSURと、その所在するトムスク市についての紹介と、彼らの専門的な研究の議論からなるものでした。
 講演そのものは比較的簡潔なものでしたが、その後の質疑応答はおよそ1時間にも及びました。質疑応答では、TUSURやトムスクのみならずロシア文化についての質問から、彼らの専門的研究に関するものまで実に様々な質問が提起されました。
 こちらが数理経済学などを専門とする研究科ではないこともあって、お二人は、ご自身の研究の専門的な部分についての詳細な紹介は避け、研究の概要と目的,意義などをお話しなさいました。そのために逆に理解が難しい部分もありましたが、その後の質疑応答で積極的な質問を引き出すことともなりました。
 質疑応答を含めた講演全体の中で、学研都市トムスクの教育環境の良さがよくわかりましたし、また講演者自身も思っていなかったことですが、彼らの研究手法が文化学など、我々の研究科により近い分野に適用できるのではないかといった意見が出されたことも印象的でした。 (記:村尾元国際文化学研究科教授、本講演コーディネーター)

 


(Ayana Aspembitova氏講演 TUSUR大学)


(講演会・会場の様子)


(講演会・会場の様子)


(講演会・会場の様子)