神戸大学大学院国際文化学研究科 国際文化学研究推進センター主催 2015年度第2回講演会「文学における亡霊たち」開催のお知らせ

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「文学における亡霊たち」Fantômes, esprits et autres morts-vivants
日時 2015年6月1日(月) 17:00~19:00
場所 神戸大学大学院国際文化学研究科 E棟4階 学術交流ルーム
(JR六甲道から神戸市バス16系統「六甲ケーブル下」行きにのり、「神大国際文化学部前」下車
講師 ダニエル・サンシュ Daniel SANGSUE (ヌーシャンテル大学教授)

通訳 小林亜美(京都女子大学専任講師))

司会 岩本和子(神戸大学大学院国際文化学研究科教授)

「幽霊」とは? 「吸血鬼」とは? サンシュ教授は、それらのイメージや意味がヨーロッパ文化において重要な要素をなしていると気づき、自身の名(SANGSUEとは、血を吸う「蛭」の意味)との運命的な結びつきも感じて、長年にわたり19〜20世紀フランス文学を中心に「亡霊」のテーマを追ってこられた。今回はその膨大な研究成果の一端を紹介していただく。西欧文化理解への一つの扉ともなるであろう。

問い合わせ先:岩本研究室 iwamotok[at]kobe-u.ac.jp  青山薫(国際文化学研究推進センター 国際交流部門長)kaoru[at]tiger.kobe-u.ac.jp

※[at]をアットマークに変えてください。

当日の様子

ヌーシャテル大学のサンシュ教授による講演では、19~20世紀のフランス文学を中心に、広くヨーロッパの芸術作品(絵画、写真、映像など)で 描かれた幽霊のイメージについて、長年にわたる研究成果の紹介を兼ねて論じていただいた。墓から蘇るものとしての幽霊、その中でも肉体をもつものと持たな いもの(幻影)、なぜ、いつどこに、どのようにして出現するのか、恐怖を引き起こすものと引き起こさないものなど、様々な亡霊の特徴を分類し、また交霊術、精神分析や社会的背景などとの関連からもお話された。ときに冗談も交えての大変わかりやすく興味深い内容だった。本学人文学研究科出身の小林亜美氏による逐語訳を合わせて、フランス語による講演80分のあと、30分間の質疑応答では、学生のみなさんからも活発な質問が時にフランス語でもなされ、議論が大いに盛り上がった。

参加者は、神戸大学国際文化学部・研究科の教員と学生、さらに文学部・人文学研究科、他大学(大阪大学、関西学院大学)の教員や学生の参加も得て、27名ほどであった。

 

写真一 サンシュ教授
写真二 サンシュ教授と通訳の小林先生
写真三 会場の様子