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外交官試験体験記

日本文化論 渡辺 聖子


 私は平成13年度外務省専門職員試験に合格し、4月から外交官として外務省で働くことになりました。
この体験レポートでは、外交官試験についてと就職活動に際して大切と思われることについて
お話したいと思います。

1. 外交官とは
俗に外交官と呼ばれる外務省職員だが、実際には2種類の職種に分かれる。
(1) 外務�ー錙С宛鯤�野におけるゼネラリスト、マネージャー的役割。
       将来は幹部・大使職。毎年約20名採用。女子は例年1,2名だったが
       本年度は4名合格。合格者の8割は東京大学出身。
(2) 外務専門職:外交分野における国・地域・言語など特定分野のスペシャリスト。
        言語はメジャー言語からマイナー言語まで幅広い。将来は幹部職。
        合格者の出身大学は国立大学から私立大学まで幅広い。

 外務�ー鏤邯海�、来年度から廃止され国家�ー鏤邯海謀�合される。他、詳細は外務省に資料を請求する
かホームページを参照してください。

 住所:〒100―8919 東京都千代田区霞ヶ関2−2−1
 ホームページ:http://www.mofa.go.jp/mofaj/

2. 試験について(外務専門職)
 外交官試験は他の公務員試験と比べて、外務省が独自に実施しているので特殊。
そのため、他の公務員試験や民間企業への就職活動との併願はかなりしんどいかもしれない。

<試験科目>
一次試験
 教養試験:センター試験のようなもの。第1関門。足切りにしか使われない。
      しかし、これで落とされると次の専門試験を一切採点してもらえない。
 専門試験:憲法、国際法、経済学、時事論文、英語⇒すべて記述式

二次試験
個別面接、外国語会話、身体検査


3. スケジュール(私の場合)
 大学3回4月:公務員試験予備校に入学
     9月:模擬試験を受け始める(以後、月1回は実施)
     3月:専門試験の添削授業始まる
 大学4回5月:最後の模擬試験
     6月28,29日:一次試験
     8月11日:一次試験合格発表
       18日:一次試験合格者向け説明会
       22~25日:二次試験
     9月7日:最終合格者に電話連絡
       12日:最終合格者に外務省で最終面接
       18日:正式合格発表

4. 勉強方法
・基本的には予備校中心。憲法、国際法、経済学については国文の学生にとっては厳しいかもしれない。
 時事論文、英語に関しては国文有利。
・大学の勉強もきちんとやること。ためにならない勉強はない。
・新聞、国際関係の雑誌(「外交フォーラム」など)を読むこと。ニュースや「クローズアップ現代」
 (NHK)などもチェック。
⇒新聞は4回生になったら読むわ、など言っていたら落ちる。最低でも3回生から読むべき。
 最初は興味のある欄からはじめていけばよい。

5. 個別面接について
  受験者1人に対して9人の面接官。事前に提出した「身上書」に基づいた質問がなされる。面接官に
よってはかなり意地悪な質問をしてくる人もいる。しかし、それを真に受けて戦いを挑んではいけな
い。どんな質問にも冷静かつ柔軟に対応する能力が試されていると考えましょう。これは公務員、民間
企業どちらもです。

<身上書のおもな内容>
・受験動機
・志望研修語
・自分の長所、短所
・最近関心を持った事柄について
・好む学科、好まない学科
・ゼミ、研究テーマについて

・愛読書、最近読んで印象深かった書名
・入省後担当したい分野

<面接で質問されたこと>
・外務省はいつ頃から考えていたか
・性格について
・好まない学科について
・家族構成について
・結婚観について
・サークルについて
・趣味
・最近読んだ本について
・併願状況について

6. 最後に(どんな仕事につくとしても)
・進路は早目に決めよう⇒3回生になるまでに公務員か民間かは絶対に決めること
 (現役を目指すなら)
・新聞は読もう
・情報収集
・体力、精神力
・女子は結婚観について必ず質問されるので覚悟しておくこと

皆さん初めて経験する就職活動で不安だと思いますが、自分を信じて悔いの残らないよう
がんばってください。


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