科目分類 専門科目 開講年次 2・3・4年
申請コード C216(副 :C157) 開講区分 後期
開講科目名 専門演習B(3)(副 :専門演習B(1)) 曜日・時限 月3
主担当教員 安岡 正晴 単位数 2
授業のテーマと目標 主に2回生を対象とした、この演習では、世界と日本が直面している様々な政治・経済・社会的な問題について多面的に議論することを目標とします。社会問題を考える際にも突き詰めると「いいか悪いか」「好きか嫌いか」で論じがちな人が多いですが、この演習ではそうした単純な二元論に陥ることなく、むしろ「どうなっているのか?」、「どうしたらいいのか」という視点から実践的で政策志向型思考のトレーニングを積んでいきたいと思います。他講座の学生の受講も歓迎します。
授業の概要と計画 以下のようなテーマを軸に受講生の関心に応じて変更していきます。

1.グローバル化に対応した持続可能な福祉国家は構築できるか?
2.中間選挙後のオバマ政権と世界
3.グリーン・ニューディールの可能性と限界
4.ドル一極支配の終わりとユーロ、人民元の将来
5.ブラジル、ベネズエラ、ボリビア、キューバ:中南米の反米・反新自由主義改革の行方
6.プーチン・メドベージェフのロシアとNATO,EU関係
7.アフリカ支援と国際社会
8.参議院選挙後の民主党と自民党:日本政治の将来
9.少子高齢化の対応策の国際比較
10.安心、安全なまちづくりの国際比較
11.脱自動車・輸出産業依存経済の可能性:日本の「創造力」の再生
12.核軍縮と原子力の平和利用の現状と課題
13.感染症対策と国際社会
14.21世紀の安全保障
成績評価方法と基準 演習への参加・発言     30%
演習でのプレゼンテーション 40%
レポート          30%
を総合して評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む)
オフィスアワー・連絡先 研究室 E409
E-mail m-yasuoka@hotmail.co.jp
学生へのメッセージ 「何かについて全てを語り、全てについて何かを語れる」力をつけることを目標に頑張りましょう。様々な社会問題に視野を広げて、ニュースに接して、「ああゼミでやったな」と思えるような先見性のある演習にしてゆきたいと考えています。
テキスト
参考書・参考資料等 堀井秀之『問題解決のための「社会技術」:分野を超えた知の協働』中公新書、2004
枝廣淳子・小田理一郎 『なぜあの人の解決策はいつもうまくいくのか?』東洋経済新報社、2007
大江・梅垣・岡部『総合政策学:問題発見・解決の方法と実践』慶応義塾大学出版会、2006