科目分類 専門科目 開講年次 1・2・3・4年
申請コード C158(主 :C197) 開講区分 前期
開講科目名 専門演習B(0)(主 :専門演習B(2)) 曜日・時限 月4
主担当教員 安岡 正晴 単位数 2
授業のテーマと目標 この演習では、G8(アメリカ、イギリス、カナダ、フランス、ドイツ、イタリア、ロシア、日本)の政治、経済、外交、社会生活、大衆消費文化の比較をメインテーマとします。私たちは、消費者、生活者、主権者、学生または労働者といった違った顔で社会と関わっていますが、それぞれの側面で各国社会を比較してみるとのどのような問題点や長所が見えてくるでしょうか?前期の演習は、研究関心に応じてグループに分かれて、各グループが研究内容を様々な手法で発表する、「プロジェクト方式」のゼミにします。例えば
1.世界のトレンドはどう変わるか、2.G8の社会はどこへ向かうのか?、3.国際情勢の今後、などをカバーします。他の講座の学生や意欲のある2回生の受講も歓迎します。なお今期は7月3日に関西大学で開催される関西国際関係合同ゼミナールに参加し、発表する予定です。
授業の概要と計画 今期は、グループ発表と個人発表を組み合わせて、毎回、授業の前半をグループ発表、後半を個人発表(1人)として進めて行きます。大きなテーマとしては、例えば
1.G8の社会はどこへ向かうのか?
(教育、家族、宗教、メディア、環境、都市、犯罪、貧困、移民、IT化)
2.国際情勢の今後
(金融危機以後の世界経済、ユーロ・ドルの動揺、米中、米ロ、米欧関係、核問題、BRICsの展望、イラク・アフガニスタン・イラン情勢)
3.日本政治・外交・経済の諸問題
(二大政党制は定着するのか、日米中関係の行方、トヨタ安全問題、JAL再建の行方、捕鯨問題、財政再建、年金問題)
例えば
4.世界のトレンドはどう変わるか?(多国籍ビジネス、エンターテイメント、貿易、ファッション、観光など)
をカバーしたいと考えています。時事的に重要なテーマはグループ発表で、グループでカバーできないテーマは個人発表で取り上げて行くようにしたいと考えています。
成績評価方法と基準 演習への出席・発言 30% 
プレゼンテーション 40%
レポート      30%
を総合して評価します。
履修上の注意(関連科目情報等を含む) 7月3日に関西大学で開催される関西国際関係合同ゼミナールに参加し、発表する予定なので、合同ゼミ活動に意欲的な諸君を歓迎します。2回生も積極的に発表チームに参加してほしいと考えています。
オフィスアワー・連絡先 オフィスアワー:月、水、金の昼休み
研究室 E409
E-mail m-yasuoka@hotmail.co.jp
学生へのメッセージ 演習は単なる授業科目の一つではなく、大学での研究の中心になるものです。自分の興味があることを発表するだけでなく、メンバーの発表から互いに学び、好奇心を膨らませて、他の人にも建設的にアドバイスできるような積極的な関係を作ってゆきたいと思っています。なお『現代アメリカ論』を受講してない人は併せて受講してほしいと思います。
テキスト
参考書・参考資料等 スティーブン・リード『比較政治学』ミネルヴァ書房、2006
ニール・スメルサー『グローバル化時代の社会学』晃洋書房、2002
梶田孝道編『新・国際社会学』名古屋大学出版会、2006