2001.4.12
アメリカ社会論特殊講義(前期木4) 担当 安岡 正晴
研究室A307
オフィスアワー 木曜2時限
(講義の要約レジュメは、ホームページhttp://ccs.cla.kobe-u.ac.jp/staff/yasuoka/WWW/index.htmに随時掲載する予定。また講義内容関連サイトも同ページで随時紹介する)。
◇授業形式と成績評価について◇
授業は講義形式で行なう。評価は論文試験(9月の定期試験期間に実施予定、持込不可)で行なうが、七月五日の授業までに補助レポート(400字 X 10枚程度、引用・参考文献は必ず典拠を明記すること)を提出した場合は、試験の得点に加算することとする。
レポート提出は任意で、単位取得の要件ではない。
◇参考書◇
・アーバン・インスティチュート著、下河辺淳監修・東京海上研究所編訳『都市問題の政策科学−アメリカにおける大都市の安心の条件』東洋経済新報社、1996
…指定教科書ではないので必ずしも購入する必要はないが、講義項目は本書に準拠しているので図書館などで一読されたい。
・ Judd, Dennis R. and Todd Swanstrom. 1998.
City Politics: Private Power and Public Policy. 2nd ed. New York: Longman.
・ Harrigan, John J. and Ronald K. Vogel. 2000.
Political Change in the Metropolis. 6th ed. New York: Longman.
…どちらもアメリカの大学の「都市政治・政策」コースの標準的な教科書で、本講義の内容をカバーしているので、英語でより深く勉強してみたい人にはお勧めする。
・ 明石紀雄・川島浩平『現代アメリカ社会を知るための60章』明石書店、1998
…90年代のアメリカ社会のキーワードを網羅している。辞書代わりに便利。
◆ 講義日程(予定)◆
4/12 0.授業オリエンテーション & 1.アメリカ都市のプロフィール
4/19 2.農村デモクラシーから都市デモクラシーへ−アメリカ都市の発展
4/26 3.都市における人種問題の諸相
5/10 4.都市における貧困問題−構造と解釈−
5/17 5.所得格差の拡大と福祉改革
5/24 6.教育改革とアメリカ社会−公立学校問題を中心に
5/31 7.都市の成長と成長管理−西海岸の事例を中心に
6/7 8.居住をめぐる政治過程−都市における住宅問題・住宅政策
6/14 9.アメリカ都市における公共交通と高速道路政策
6/21 10. ドラッグ・ホームレス・HIV対策
6/28 11. 都市犯罪の構造と対策
7/5 12. アメリカ都市におけるコミュニティ活動・政治参加
9/20 13. アメリカ都市の21世紀−「アーバン・ルネサンス」は可能か?