平成15年度 神戸親和女子大学文学部 講義
〔授業科目名〕 英米の政治・経済A
〔担当者名・E-mailアドレス〕 安岡正晴 E-mail アドレス myasuoka@hotmail.com
〔期別〕 春学期 〔単位数〕 2単位 〔学年・学科〕 英米学科・2年
〔講義の目的〕
日本や世界の政治経済に圧倒的な影響力をもつアメリカ合衆国が抱える様々な政治的・社会的問題とその背景、合衆国の政治や経済のしくみ、および合衆国と国際社会との関係について、できるだけわかりやすく体系的に解説します。新聞やテレビの政治経済ニュースの背景がよくわかるような講義をめざします。
〔授業計画・方法〕
1回1テーマ完結主義で、以下のテーマについて講義形式で授業します。
4/7 1.ポスト冷戦、ポスト9.11の世界とアメリカ
4/14 2.大統領とアメリカ政治
4/21 3.世論と政治参加
4/28 4.訴訟社会アメリカと連邦最高裁
5/12 5.マスメディアが動かすアメリカ政治
5/19 6.アメリカにおける人種問題と差別撤廃政策
5/26 7.多文化主義と文化戦争
6/2 8.生命・生殖・性をめぐる論争と政治
6/9 9.犯罪・銃・ドラッグ規制にみるアメリカの社会政策
6/16 10.アメリカ経済の神話と実情−「グローバル・スタンダード」のゆくえ
6/23 11.地球環境問題とアメリカの政治経済
6/30 12.変わる世界と日米関係
7/7 13.アメリカと国連と世界
〔評価方法〕
7月の定期試験(論文形式)で評価しますが、授業中の質問カードを提出した場合、定期試験の点数に加点します。
また任意のレポート(6月30日締切、アメリカ政治・経済に関する任意のテーマ、字数5000字程度)を提出した場合も加点します。
〔教科書〕教科書は特に指定しませんが必要に応じて以下の参考書を参照してください。各回の参考文献は適宜指示します。
〔参考書〕阿部齊・久保文明『国際社会研究T 現代アメリカの政治』放送大学教育振興会、2002
丸茂明則『アメリカ経済−市場至上主義の限界−』中央経済社、2002
明石紀雄監修『21世紀アメリカ社会を知るための67章』明石書店、2002
〔担当教員よりひとこと〕
「政治・経済」はむずかしそうなイメージがありますが、ポイントをつかめば時事問題も簡単にわかるようになるので積極的に受講してください。秘訣は大きく流れをつかんで、それに関連した事実を覚えることです。授業中の携帯電話・メール・私語は厳禁ですが、質問は大歓迎しますので、授業中でも授業後でも、カードでも直接口頭ででもメールででもどんどん聞いてください。