平成13年度『アメリカ社会論特殊講義』参考文献一覧(絶版書を含む)

<講義全体に関わる概説書>

      アーバン・インスティチュート著、下河辺淳監修・東京海上研究所編訳『都市問題の政策科学−アメリカにおける大都市の安心の条件』東洋経済新報社、1996

      Kweit, Robert W. and Mary G. Kweit. 1998. People and Politics in Urban America. 2nd ed. New York: Garland Publishing.

      Judd, Dennis R. and Todd Swanstrom. 1998. City Politics: Private Power and Public Policy. 2nd ed. New York: Longman.

      Harrigan, John J. and Ronald K. Vogel. 2000. Political Change in the Metropolis. 6th ed. New York: Longman.

      五十嵐・古矢・松本編『アメリカの社会と政治』有斐閣、1995

      猿谷要編『USA GUIDE5 アメリカの社会−変貌する巨人』弘文堂、1992

      福田・野村・岩野・堀著『現代アメリカ合衆国−冷戦後の社会・経済・政治・外交』ミネルバ書房、1993

手ごろに読める現代アメリカ社会用語集

      明石紀雄・川島浩平『現代アメリカ社会を知るための60章』明石書店、1998

      北畠霞『ニュース英語がわかる本』集英社新書、2000

<各回の参考文献>

1.アメリカ「都市」のプロフィール(4月12日)

      ジョセフ・ツィンマーマン著(神戸市地方自治研究会訳)『アメリカの地方自治−州と地方団体−』勁草書房、1986

      森田徳『アメリカの基礎自治体−メリーランド州のミュニシパリティ』公職研、1999

      近藤直光『米国都市の行財政−カリフォルニア・テキサスの現状は−』公人の友社、2001

      金子善次郎『米国連邦制度−州と地方団体』良書普及会、1977

2. 農村デモクラシーから都市デモクラシーへ(4月19日

      内田満『都市デモクラシー』中公新書、1978

      鈴木広・倉沢進・秋元律郎『都市化の社会学理論−シカゴ学派からの展開』ミネルバ書房、1987

      Monkkonen, Eric . 1988America Becomes Urban: The Development of U.S. Cities and Towns. Berkeley, CA: University of California Press.

      Teaford, Jon C. 1993. The Twentieth-Century American City, 2nd ed. Baltimore, MD: John Hopkins University Press.

3. 都市における人種問題の諸相(4月26日)

・ 本田創造『アメリカ黒人の歴史』岩波新書、1991

      明石紀雄・飯野正子『エスニックアメリカ(新版)−多民族国家における統合の現実』有斐閣、1997

      有賀貞編『エスニック状況の現在』日本国際問題研究所、1995

      ウィリアム・J・ウィルソン著(青木秀男他訳)『アメリカのアンダークラス−本当に不利な立場に置かれた人々』明石書店、1999

4.貧困問題と福祉改革(5月10日)

の参考文献に加えて

      藤田伍一・塩野谷祐一編『先進諸国の社会保障7 アメリカ』東京大学出版会、2000

      ウィリアム・J・ウィルソン著(川島正樹他訳)『アメリカ大都市の貧困と差別−仕事がなくなるとき』明石書店、1999

      Jencks, Christopher. 1993. Rethinking Social Policy: Race, Poverty, and the Underclass. New York: HaperPerennial.

5.社会経済的格差と教育改革(5月17日)

      喜多村和之編『USA GUIDE7 アメリカの教育−「万人のための教育」の夢』弘文堂、1992

     村田鈴子『アメリカの教育』信山社出版、1997

     本間政雄・高橋誠『諸外国の教育改革−世界の教育潮流を読む 主要6カ国の最新動向』ぎょうせい、2000

     椙山正弘『アメリカ教育の変動−アメリカにおける人間形成システム』福村出版、1997

6.エスニック・マイノリティと教育(5月24日)

      今村令子『永遠の「双子の目標」−多文化共生の社会と教育』東信堂、1990

      油井大三郎・遠藤泰夫編『多文化主義のアメリカ−揺らぐナショナル・アイデンティティ』東京大学出版会、1999

     ロナルド・タカキ著(富田虎男監訳)『多文化社会アメリカの歴史−別の鏡に映して』明石書店、1995

     アーサー・シュレジンジャーJr.著(都留重人監訳)『アメリカの分裂−多元文化社会についての所見』岩波書店、1992

     Hollinger, David A. 1996. Postethnic America: Beyond Multiculturalism. New York: Basic Books.

7.都市の成長と成長管理(5月31日)

      大野輝之・レイコ・ハベ・エバンズ『都市開発を考える−アメリカと日本』岩波新書、1992

      矢作弘・大野輝之『日本の都市を救えるか−アメリカの「成長管理」政策に学ぶ』開文社出版、1990

      大野輝之『現代アメリカ都市計画−土地利用規制の静かな革命』学芸出版社、1997

      秋本福雄『パートナーシップによるまちづくり−行政・企業・市民 アメリカの経験』学芸出版社、1997

8.郊外化とその政治的・社会経済的意味(6月7日)

      戸谷英世・成瀬大治『アメリカの住宅地開発−ガーデンシティからサステイナブル・コミュニティへ』学芸出版社、1999

      平田美和子『アメリカ都市政治の展開−マシーンからリフォームへ』勁草書房、2001

      Downs, Anthony. 1994. New Visions for Metropolitan America. Washington, DC: The Brookings Institution.

      Thomas, G. Scott. 1998. The United States of Suburbia: How the Suburb Took Control of America and What They Plan to Do With It. Amherst, NY: Prometheus Books.

9.ドラッグとアメリカ社会(6月14日)

・ ハワード・S・ベッカー著(村上直之訳)『アウトサイダーズ−ラベリング理論とは何か』新泉社、1993

      石井陽一『麻薬戦争−南北アメリカの病理』創樹社、1996

      植村修『マイアミ・コネクション−アメリカのコカイン戦争』朝日新聞社、1989

      鈴木陽子『麻薬取締官』集英社新書、2000

      Musto, David F. 1999. The American Disease: Origins of Narcotic Control. 3rd. ed. New York: Oxford University Press.

      Betram, Eva. 1996. Drug War Politics: The Price of Denial. Berkeley, CA: University of California Press.

10.アメリカにおける犯罪対策と州・地方政府(6月21日)

      ウィリアム・J・ベネット著(加藤・小倉訳)『グラフで見るアメリカ社会の現実−犯罪・家庭・子供・教育・文化の指標』学文社、1996

      藤本哲也編『現代アメリカ犯罪学事典』勁草書房、1991

      ロランド・V・デル=カーメン著(樺島・鼎訳)『アメリカ刑事手続法概説―捜査・裁判における憲法支配の貫徹』第一法規出版、1994

      藤本哲也『諸外国の刑事政策』中央大学出版部、1996

      矢部武『少年犯罪と闘うアメリカ』共同通信社、2000

      Currie, Elliot. 1998. Crime and Punishment in America. New York: Henry Holt & Company.

      Wilson, James Q. and Joan Petersila ed. 1995. Crime. Washington, DC: ICS Press

11.ジェンダー的視点からみたアメリカ都市問題(6月28日)

・ ドロレス・ハイデン著(野口・梅宮・桜井・佐藤訳)『アメリカン・ドリームの再構築−住宅・仕事・家庭生活の未来』勁草書房、1991

・ 進藤久美子『ジェンダーポリティックス−変革期アメリカの政治と女性』新評論、1997

      奥田道広『都市エスニシティの社会学−民族・文化・共生の意味を問う』ミネルバ書房、1997

     渡辺和子『アメリカ研究とジェンダー』世界思想社、1997

     岡田光世『アメリカの家族』岩波新書、2000

     Stimpson, Catharine et als eds. 1981. Women and the American City. Chicago, The University of Chicago Press.

12.コミュニティにおける政治・市民参加(7月5日)

      本間長世編『アメリカ社会とコミュニティ』日本国際問題研究所、1993

      川合正兼『コミュニティの再生とNPO−サンフランシスコの住宅・福祉・街づくり』学芸出版社、1998

      生田希保美・越野誠一『アメリカの直接参加・住民投票』自治体研究社、1997

      A・トクヴィル著(井伊玄太郎訳)『アメリカの民主政治』講談社学術文庫、1987

      ロバート・A・ダール著(河村・高橋監訳)『統治するのはだれか−アメリカ一都市における民主主義と権力』行人社、1988

      阿部斉『アメリカの民主政治−その伝統と現実』東京大学出版会、1972

      西尾勝『権力と参加−現代アメリカの都市行政』東京大学出版会、1975

      Putnam, Robert. 2000. Bowling Alone: The Collapse and Revival of American Community. New York: Simon & Schuster.

13.アメリカ社会と日本社会−類似と相違(9月13日)

      青木保『日本文化論の変容−戦後日本の文化とアイデンティティ−』中公文庫、1999

      シーモア・M・リプセット著(上坂昇・金重紘訳)『アメリカ例外論』明石書店、1999

      サミュエル・ハンチントン著(鈴木主税訳)『文明の衝突と21世紀の日本』集英社新書、2000

      苅谷剛彦編『比較社会・入門−グローバル時代の教養』有斐閣、1997