演習U(アメリカ文化論) 前期木3後期木3
<授業のテーマと目標>
本演習は「現代アメリカの政治と社会」というテーマで、現在、アメリカ合衆国が直面している様々な社会的・政治的諸問題についての理解を深めてゆきたい。演習の前半は、アメリカ合衆国の政治と社会について書かれたテキストを輪読し、アメリカの政治・社会制度と基本的な政策論争点についての理解を深める。演習の後半は、受講者が興味をもったテーマについての個人研究報告を行ない、レポートを作成する。演習全体を通じて受講者がアメリカ社会の抱える諸問題について、合衆国特有の歴史的・社会的背景を考察するとともに、先進社会に共通する側面についても理解を深め、アメリカとともに21世紀の日本社会の方向性を探ることを最終的な目標としたい。
<教科書・参考書>
参考書 五十嵐・古矢・松本編『アメリカの社会と政治』有斐閣、1995
阿部竹松『アメリカの政治制度』勁草書房,1993
詳しい参考文献は演習開始時に指示する。
平成13年度日程表
<前期>
2001
4/12 初顔合わせ
プリント "U.S. Government"(GRE Political Science テキストブックから)
4/19 "The Constitutional Foundations
of American Government" (片野田)
4/26 "Political Belief and Citizen Participation"
(山本)
5/10 "Political Parties, Elections,
and Interest Groups" (池田)
5/17 "Institutions and Policy Processes
of National Government" (山本・長谷川)
5/24 "Civil Liberties and Civil Rights"
(山崎)
五十嵐・古矢・松本編『アメリカの社会と政治』有斐閣、1995
5/31 「候補者中心の選挙過程と政党の役割」(片野田)
6/7 「連邦・州・都市」(長谷川)
6/14 「変容する『移民』国家」(山崎)
6/21「アメリカ経済の構造変容と経済政策」(山本)
6/28「マスメディアと政治」(池田)
7/5 個人レポート・テーマ報告会(全員)
7/15 前期打ち上げ@三宮
<後期>
9/13 後期分担打ち合わせ&社会科学系論文・レポートの書き方ミニ講座
10/11 卒論中間報告「アメリカにおけるカジノ設置について」(長谷川)
10/18 「テレビ政治のアメリカ的展開」(『甲南法学』第38巻3・4号、1998)(池田)
10/25 「カナダと米国」(岩崎美紀子『カナダ現代政治』東京大学出版会、1991)(山崎)
11/1 「信仰心の復活と台頭するキリスト教右翼」(『アメリカの社会と政治』から)(片野田)
11/8 「ネイティブアメリカン」(有賀編『エスニック状況の現在』日本国際問題研究所、1995)(長谷川)
11/15「アメリカ経済の繁栄と世界経済」(『国際問題』2001年2月)(山本)
11/22 留学体験談(道広)
11/29 報告「文化的相違とそれに起因する今後の日米関係のあり方」(片野田)
12/6 報告「ジェンダー・ポリティックス−アメリカにおけるフェミニズム運動の日本との比較」(道広)
12/13 報告「ケベック独立運動とそれに対するカナダの政策−新しい国家への試み」(山崎)
12/20 アメリカ文化論講座の過去の卒論を読む会
12/21 忘年会@三宮
2002
1/10 報告「現代アメリカにおけるマス・メディア及びジャーナリズムの存在意義」(池田)
1/17 報告「地球温暖化防止対策−アメリカの離脱をめぐって」(山本)
1/24 関西アメリカン・センター資料探索ツアー&ゼミ打ち上げ@梅田
1/31 アメリカ映画鑑賞 ("Do the Right
Thing"とInterracial Relations) F301教室
2/4 午後5時 ゼミ・レポート締切