近況: 2008年8月:一覧

写真

 旅行に出かける前にデジカメを持って行くかどうか迷います。どうしても撮ってこなくてはいけない資料のような写真以外、写真を撮る必要があるのかと考えてしまいます。ずいぶん前のことになりますが、子供のいない中年の夫婦が「もう旅行で写真を撮ったりするのをやめました。別に誰に残すというわけでもないし、たくさん撮っても整理に困るだけ。」という話をしていたのを思い出しました。
 20代・30代の頃、旅行に出る時はカメラをできるだけ持たない主義でした。写真を撮ることばかり考えていると、その場のなまの感動を失ってしまう気がして、大切なもの・感動したものは写真に撮らなくても自分の目と心に焼き付くから、という理由でした。その後、旅で出会った人や同行者とのコミュニケーション促進(後から写真を送ってあげる、など)のためにカメラを持っていくようになりましたが、結局いつも数枚くらいしか撮りません。
 海外ではデジカメの充電などはややこしそうだし、どうしようかと考えています。

帰省

 お盆で高知に帰省していました。毎日暑いので、本を読んだり、昼寝したり、インターネット・カフェで遊んだりしていたのですが、1日だけ家族(中年3人、老人ひとり)で桂浜に生きました。有名な観光地で、実家からも遠くないのですが、なにしろ車でないと不便なところなので、ここ数年行ったことがなかったのです。
 大衆食堂に毛のはえたような食堂(1階が土産物屋)で食べた鰹のたたきがとてもおいしくて感激しました。その後、水族館へ。かしこいアシカの芸を楽しんだあと、大きなウミガメや小さなタツノオトシゴにいちいち驚いてきました。ここにいる魚の一部は水族館職員がこのあたりで釣ったものだそうで、釣り好きの義弟はしきりにうらやましがっていました。
 まあこんな感じでひさしぶりにふるさとの夏を過ごしてきました。誰でも知っている定番の観光地でも結構新しい発見があるものだ、というのが地元民の意見です。

答案

 フランス語の期末試験の採点をしています。訳語のすみずみから解答者の執念が伝わるような答から、「どうせ不可だよ」とあきらめた感じのいい加減な答まで実にさまざまで、採点するにもかなりのエネルギーが必要です。ところで、いつも不思議に思うのですが、高得点の人みんなの字(日本語もアルファベットも)がうまいわけではありませんが、字が読みやすくてきれいな答案は、ほとんどの場合、よくできた答案です。どうしてでしょうね。「これは答えられる」と思うと、字の形を整えたりする余裕が生まれるのでしょうか。

目次

  • 近況
    • 写真
      (2008年08月28日 11時45分)
    • 帰省
      (2008年08月21日 09時26分)
    • 答案
      (2008年08月21日 09時26分)