近況: 2011年2月：一覧

　明日からの海外出張にあわせ、先日外国でも使えるという携帯電話を買いました。でも、ふだん持ちなれていない私は、そもそも電話をどのようにしてかけるのか、かかってきたらどこを押せばいいのかがまだよくわかっていませんでした。駅から知人のお宅に電話しようとしても、周囲がうるさくて、電話機のどこから音が聞こえてくるのかわからず、結局公衆電話からかけなおしたりしました。メールに関しては、どうやって打つのかさえよくわからず、不親切な取扱説明書を呪いながら練習しています。こんな感じで果たして海外で役に立つのか激しく不安ではありますが、まあ、ないよりはマシといったところでしょうか。

　今月末から海外渡航の予定があり、4日ほどオーストリアに行きます。そこで、先週『すぐに使えるドイツ語会話』という本を買いました。ドイツ語は学部生のころ第3外国語として取り、3年生の夏休みにドイツのゲーテインスティトゥートに2カ月のあいだ語学留学したり、フランス留学中にも3週間ぐらいドイツに行って勉強したことがありました。大学卒業後にはドイツ語の語学学校に通った時期もありましたが、ここ20年ほどドイツ語とはまったくご無沙汰状態でした。でも、たった4日とはいえ、せっかくドイツ語圏に行くのだからと思い、上記の本を買ったわけです。ＣＤ付きの会話本（初心者用）です。出てくる単語や構文は簡単なものばかりなので理解するには問題ありません。でも、ドイツ語の複雑な格変化を私は全く覚えておらず、片言ではない「正しい」ドイツ語を話すのはほとんど無理だということがわかりました。

　今1日20－30分ほどＣＤを聞いて簡単なフレーズを繰り返す練習をしています。この練習（復習？）がどの程度効果があるのか、実際に試してきたいと思います。英語と違って、すぐに必要なわけではない外国語（いつか何かに役立つかも）を教えている教員としては、いちど体系的に学習したことのある言語がどのくらい頭に残っているかということに非常に興味があるのです。