アメリカ政治システム特論(前期)平成15年度 火曜日4時限
<講義の目標>
アメリカ合衆国は世界秩序の形成や各国の政治・社会改革に多大な影響を与えてきたが、本講義では合衆国の政治・外交の実態と特質を、日本を初めとする他の先進デモクラシー諸国と比較しながら総合的に検討する。特に市民参加、連邦制、大統領制、二大政党制、世論とマスメディア、福祉・教育・環境・都市政策、外交・安全保障政策の背景と現状などのテーマを取り上げて考察する。
平成15年度前期は、David Mckay, David Houghton and Andrew Wroe. 2002. Controversies in American Politics and Society. Oxford, OX, UK; Blackwell Publishers. をテキストとして、現代アメリカの政治制度・政治過程と政治的社会的争点について概観したい。前期の「アメリカ政治システム特論」においては、アメリカの政治制度、政治過程、政治文化についての基本的な理解を深め、現代アメリカ政治についてバランスのとれた議論を展開できることを目標とする。前期の「アメリカ政治システム特論」は主として連邦政府の政治制度と政治過程を対象とし、州・地方レベルの政治制度や政治過程、アメリカ連邦制、教育政策、社会政策、都市政策などの各政策領域については、後期の「アメリカ政治システム特論演習」で取り上げる予定である。
<平成15年度前期の講義日程とリーディング・アサインメント>
4.15
1.オリエンテーション & アメリカ・デモクラシーと世界
4.22
2.Trust in Government: A Crisis of Democracy?
5.6
3.Voting and Non-Voting: America's Flawed Democracy?
5.13
4.Containing Presidential Power
5.20
5. The Supreme Court: The Politics of Judicial
Activism
5.27
6.Direct Democracy: Power to the People?
6.3
7. Immigration: A Nation State or A State of
Nations?
6.10
8.Affirmative Action: The Continuing Dilemma
6.17
9.Welfare Reform: Providing for the Old but
Not for the Poor?
6.24
10.Abortion: The Right to Life Debate
7.1
11. Manifest Destiny and Realpolitik: Realism
versus Idealism in Foreign Policy
7.8
12.Gun Control: The Right to Bear Arms
7.15
13.America as a Global Economic Player: Free
Trade versus Protectionism
安岡ホームページトップへ
国際文化学部アメリカ文化論講座ホームページへ