著書・編著 論文 学位論文
書評 エッセーその他 事典・辞典
著書
1)1988 『社会人類学の可能性 I 歴史のなかの社会』
弘文堂(須藤健一氏、山下晋司氏と
共同編集)
2) 1993 『オセアニア3 近代に生きる』東京大学出版会(清水昭俊氏と共同編集)
3) 1998 『メラネシアの位階階梯社会ー北部ラガにおける親族・交換・
リーダーシップ』風響社
4) 2000 『オセアニア近代史の人類学的研究ー接触と変貌、住民と国家』(林勲男氏と共同編集)
国立民族学博物館研究報告別冊21
5) 2005 『反・ポストコロニアル人類学ーポストコロニアルを生きるメラネシア』 風響社
6)2009 『オセアニア学』京都大学出版会(監修、および著)
7)2010 『南太平洋を知るための58章:メラネシア、ポリネシア』(石森大知氏と共編) 明石書店
8)2013 The Story of Raga: David Tevimule's Ethnography
on His Own Society, North Raga of Vanuatu.
The Japanese Society for Oceanic
Studies Monograph Series No.1
9)2016 『ゲマインシャフト都市ー南太平洋の都市人類学』 風響社
10)2018 『豚を殺して偉くなるーメラネシアの階梯制社会におけるリーダーへの道』 風響社(ブックレット)
論文
1) 1973 「Purum族の‘maksa’ーその儀礼上の役割に関する覚え書き」『社』第VI巻3-4号pp.1-6
2) 1974 「‘laterality’について」『東京都立大学社会人類学研究会報』9
pp.10-13
3) 1975 「北部ペンテコストにおける関係名称と婚姻」
『社会人類学年報』Vol.1 pp. 173-198
4) 1977 “An Introduction to the New Hebridian
English Pidgin or le Bichelamar”. 『言語研究』72
pp.47-86. (九鬼博氏と共同執筆)
5) 1978 「津軽地方一農村の交際慣行ー青森県北津軽郡市浦村の事例」 鈴木二郎編『わが国に
おける交際慣行の社会人類学的研究』pp.1-30(鈴木二郎氏、石川栄吉氏他と共同執筆)
6) 1978 「名称・呼称・命名法」『社会人類学年報』Vol.4 pp.
239-259
7) 1978 「ニューヘブリデス、南西サントにおける関係名称」『民族学研究』43巻3号 pp.
251-278
8) 1980 「構造と意義ーカリエラ体系再考ー」『東京都立大学人文学報』143 pp.53-77
9) 1982 「親族と関係名称」渡辺欣雄編『親族の社会人類学』至文堂 pp.169-200
10)1982 「系譜とカテゴリーーニーダムの規定的縁組論についてー」『現代思想』Vol.10-8
pp.69-79
11)1983 「認識人類学の地平線」『現代思想』Vol.11-1
pp.105- 113
12)1983 「社会組織と関係名称」『家族史研究』7 pp.77-97
13)1983 「ボロロリ Tー北部ラガに於けるブタにまつわる儀式ー」 『社会人類学年報』Vol.9
pp.167-190
14)1983 「ボロロリ Uー北部ラガに於けるリーダーシップー」『民族学研究』48巻1号pp.
63-90
15)1984 「ボロロリ儀式」『季刊民族学』29 pp.52-58
16)1984 「構造主義」綾部恒雄編『文化人類学15の理論』中央公論社 pp.163-181
17)1985 “Terminology and Kin Category in
Maiana, Kiribati.” E. Ishikawa(ed.) The
1983-'84
Cultural Anthropological Expedition
to Micronesia:An Interim Report. Committee
for Micronesian Research 1983. Tokyo
Metropolitan Univ.Tokyo pp.65-83
18)1985 「Polythetic Category としての Koraki
ーキリバス、マイアナ島の Kin Category」
『「東南アジア・オセアニア両地域の文化・社会の基層における比較と分析」研究中間
報告書』(研究代表者 船曳建夫)東京大学 pp.133-141
19)1985 “The Marriage System of North Raga,
Vanuatu.” Man and Culture in Oceania Vol.1
pp.27-54
20)1987 “The Story of Raga:A Man's Ethnography
on his Own Society (I) The Origin Myth”.
『信州大学教養部紀要』第21号
pp.1-66
21)1988 「つくられた民族国家ーメラネシア世界に於ける独立の意味」『アクト』4 pp.164-173
22)1988 “The Story of Raga:A Man's Ethnography
on his Own Society (II) Kin Relations.”
『信州大学教養部紀要』第22号
pp.19-46
23)1989 「出自・親子関係・キンドレッドーオセアニアの親族ー」牛島巖、中山和芳編『オセアニ基層
社会の多様性と変容ーミク ロネシアとその周辺ー』国立民
族学博物館研究報告別冊
6号 pp.3-32
24)1989 「縁組と親族」合田涛編『現代社会人類学』弘文堂
25)1990 「モデルとしての六セクション体系ーヴァヌアツ、アンブリュム島の事例から」『近代』68
pp.9-41
26)1990 「オセアニアにおける民族社会の変化ーヴァヌアツを例として」芹田健太郎編『アジア・
太平洋の人と暮し』pp.29-42南窓社
27)1991 「ヴァヌアツ、北部ラガにおける“秘儀”ー秘密結社と位階階梯制」
『社会学雑誌』8
pp.1-19
28)1991 「原住民世界の過去と現在」由比浜省吾編『世界地誌ゼミナール[・新訂オセアニア』
pp.44-56 大明堂
29)1992 “A Vocabulary of the North Raga
Language: Olgeta Tok long Lanwis blong Not
Pentekost." 『近代』第72号:1-39.
R.Leona 氏と共同執筆
30)1993 「ビッグマン制・階梯制・首長制」須藤健一、秋道智彌、崎山理編『オセアニア2
伝統に生きる』pp.177-194 東大出版会
31)1993 「キリバスにおける性関係」須藤健一、杉島敬志編『性の民族誌』人文書院
32)1993 “The Six-section System as a Model,"
Man and Culture in Oceania Vol.9:45-68.
33)1994 「<場>によって結びつく人々ーヴァヌアツにおける住民・民族・国民」
関本照夫、
船曳建夫編『国民文化が生れる時』リブロポートpp.211-237.
34)1994 “Taboo and Tabooed:Women in North
Raga of Vanuatu".K.Yamaji(ed.)Gender
and
Fertility in Melanesia. Dept.
of Anthropology, Kwansei Gakuin UNiv. pp.75-108
35)1995 「リーダーの名誉と権威ーヴァヌアツの位階階梯制ー」清水昭俊編『洗練と粗野ー
社会を律する価値』東京大学出版会
pp.23-40.
36)1996 「北部ラガの人生儀礼における交換」
『国立民族学博物館研究報告』20巻4号
pp.671-717.
37)1998 「北部ラガにおける範疇詞と多配列的範疇化」大胡欽一、加治明、佐々木宏幹、
比嘉政夫、宮本勝編『村武精一古希記念論文集:社会と象徴ー人類学的アプローチ』
pp.339-352. 岩田書院
38)2000 「カストムとカスタムーオセアニアにおける伝統概念研究の批判的考察」須藤健一編
『オセアニアの国家統合と国民文化』JCAS連携研究成果報告2 pp.143-182.
39)2001「ツバル流を生きる人々:ツバルにおける伝統と近代」日本ツバル交流協会編
『日本ツバル交流協会10周年記念誌』日本ツバル交流協会pp.71-75.
40)2001「オセアニアの「売り」と人類学的姿勢」『民博通信』94:100-112.
41)2001「カストム論再考ー文化の政治学を超えて」『民族学研究』66-2:178-183.
42)2001“Laef Stori blong Viradoro: Wan long
Ol Las Hae Jif blong Vanuatu.” 『近代』
88: 1-71
(R. Nari 氏との共著)。
43)2002「ピジン文化としてのカヴァ・バー:ヴァヌアツにおける都市文化をめぐって」
『国立民族学博物館研究報告』26-4:663-705.
44)2002「ネオコロニアリズムと文化人類学」江渕一公、小野澤正喜、山下晋司編『文化人類学
研究ー環太平洋地域文化のダイナミズム』pp.47-66.(放送大学大学院教材)
日本放送出版協会
45)2003“The Story of Raga:A Man's Ethnography
on his Own Society (V) Marriage.”
『国際文化学研究』第20号:47-97.
46)2003「メラネシアにおけるナショナリズムー独立運動と分離運動」山本真鳥、須藤健一、吉田集而編
『オセアニアの国家統合と地域主義』JSAS連携研究成果報告6:355-386
47)2005「バラエティ番組における未開の演出」飯田卓、原知章編『電子メディアを飼いならす』
pp.90-103 セリカ書房
48)2005“The Story of Raga:A Man's Ethnography
on his Own Society(IV) Man and Woman.”
『国際文化学研究』第24号:31-63.
49)2006 「認識人類学」綾部恒雄編『文化人類学20の理論』pp.108-125.弘文堂
50)2007 「比較主義者ニーダムの比較研究」『アリーナ』(中部大学国際人間研究所編)第4号:223-234.
51)2008 「ルガンヴィルーアメリカ軍の建設したメラネシアのキャンプ都市」『文化人類学』72−4:504-518.
52)2010 「比較主義者ニーダムの比較研究」出口顕、三尾稔編『人類学的比較再考』 国立民族学博物館調査報告90.pp.79-96.
53)2010 「ツバルにおける海面上昇問題」『国際文化学研究』34:47-70.
54)2011 「ツバルにおける環境問題」『季刊民族学』137:93-104.
55)2012 「単なる「出身」、それとも「エスニシティ」?−ヴァヌアツ・ルガンヴィル市におけるマン・プレス概念」
須藤健一編『グローカリゼーションとオセアニアの人類学』風響社、pp.23-50.
56)2012 「オセアニアにおける公共圏、親密圏の出現」
柄木田康之、須藤健一編『オセアニアと公共圏:フィールドワークから見た重層性』昭和堂、pp.205-222.
57)2013 "The Story of Raga:A Man's Ethnography
on His Own Society (V): The Gaibwalasi and
Haroroagamali Rituals."
『近代』108:31-86.
58)2013 "The Story of Raga: A Man's
Ethnography on His Own Society(VI) Rank-taking
Ritual".
『国際文化学研究』40:73-142.
59)2016 「フィールドからの声と人類学的議論ー各論をうけて」白川千尋、石森大知、久保忠行編
『多配列思考の人類学ー差異と類似を読み解く』風響社、pp.337-362.
60)2016 「レジリエンスの人類学に向けて ―ヴァヌアツにおけるサイクロン災害を事例として―
」『NEWSLETTER』115:1-14 日本オセアニア学会Eジャーナル
学位論文
1976 『関係名称ーニューヘブリデスの三社会ー』未出版修士論文(東京都立大学)
1995 『メラネシアの位階階梯制社会ー北部ラガにおける親族・交換・リーダーシップー』博士論文
(東京都立大学)
書評
1) 1981 「書評:谷泰編『人類学方法論の研究』」『民族学研究』45巻4号(斉藤尚文氏と共同執筆)
2) 1985 「現代人にとっての儀礼・信仰ー青木保氏の近著三冊を読む」『週刊読書人』
3) 1987 「書評:マリノフスキー『マリノフスキー日記』」 『週刊読書人』
4) 1988 「書評:ヨセリン・デ・ヨング他『オランダ構造人類学』」 『週刊読書人』
5) 1989 「書評:今福龍太『荒野のロマネスク』」『週間読書人』
6) 1990 「書評:レヴィ=ストロース『やきもち焼きの土器つくり』」『週間読書人』
7) 1991 「杉本良男著「王宮・神祠・寺院ー南アジアのヒンドゥー王権と仏教王権」へのコメント」
松原毅編『王権の位相』 pp.61-63
弘文堂
8) 1992 “Book Review:Tungaru Traditions:Writings on the Atoll
Culture of the Gilbert Islands.
Edited by H.E. Maude”Man and Culture in Oceania Vol.8:139-141
9) 1996 「書評:山極寿一著『家族の起源ー父性の登場』」
『民族学研究』
10) 1998「書評:小松和彦著『異界を覗く』」
『民族学研究』
11)1999 「書評:White & Lindstrom(eds.)
Chiefs Today」 『アジア経済』
12)2010 “Book Review:The Power of Perspective:Social Ontology
and Agency on Ambrym, Vanuatu. by K.M.Rio”
Journal of the Royal Anthropologycal Institute 16-2:434-435.
エッセーその他
1) 1980 「メラネシア」木内信蔵,梅棹忠夫監修『目でみる世界の国164 14オセ
アニア/極地方』
TBSブリタニカ
2) 1982 「北部ヴァヌアツのラガ島民」『科学朝日』1982ー12
3) 1984 「民族学タテヨコ:吉凶の兆し;オセアニア」『季刊民族学』27
4) 1986 「ヴァヌアツの結婚制度」 『季刊オセアニア』6
5) 1986 「日本語にならない言葉:Kamatakua-珊瑚礁のエンターテナー」
『翻訳の世界』Vol.11-10
6) 1986 「西サモアの壁のない家」『こまくさ』第51号
7) 1987 「異文化に学ぶ〈23〉:メラネシア、ヴァヌアツ共和国」 『信濃毎日新聞』
8) 1987 「自分自身をさがしに:ポート・ヴィラのヴァヌアツ文化センター」
『月刊みんぱく』10月号
9) 1987 「民族学タテヨコ:死後の世界;オセアニア」
『季刊民族学』42
10)1989 「パプア・ニューギニア:秘境でなくなったニューギニア」 『話題源英語』東京法令出版
11)1990 「ヴァヌアツの国民形成」 関本照夫編『東南アジア・オセアニアにおける国家と国民文化の
動態』pp.25-42 東京大学東洋文化研究所
12)1995 「オセアニアー島嶼国家の成立」『ブリタニカ国際大百科事典:全面改訂版』:pp.403-407.
TBSブリタニカ
13)1995 「交換(人類学)」 『ブリタニカ国際大百科事典:全面改訂版』:pp.552-555. TBSブリタニア
14)1995 「家族にはつねに父と母がいるわけではないー母子関係の文化人類学」
『大航海』No.5:
pp.118-123.
15)1994〜1995 「壁のない家」「二つの道」「抜け道」「静かな飲物」
「号泣」「罪を憎んで」
「男のあかしを作り出す」「もてなし」「メッセージ」「父と娘」「楽園の裏側」「祈り」「現金以上
の財産」「リーダー」「乗合バス」「トランプ」「同じ運賃」「二つの名前」「共同統治」
「核の先進国」「三つの意味」「ピジン・イングリッシュ」
『東風西風』共同通信配送
16)1996 「バンジージャンプはどのようにしてはじまったのか」
月刊みんぱく編集部編
『100問100答え 世界の民族』
pp.254-255.
17)1996 「暮らしに溶け込むヴァヌアツのカヴァ」
『季刊オセアニア』47 pp.4-7.
18)2002,5 「ヴィレッジとしてのミニ都市・フナフチ」『会報ツバル』20
19)2002,7 「ネオコロニアリズム」 綾部恒雄編『文化人類学最新述語100』弘文堂 pp142-143
20)2006,3「首都フナフチのマネアパ」『会報ツバル』27:1-4
21)2006,6,18「海洋で暮らす人々」『Navigation』日本航海学会誌164:18-23
22)2006,10,15「首都フナフチのマネアパ(続き)」『会報ツバル』28:1-3.
23)2009,10.15 「ツバルにおける環境破壊 その1」『会報ツバル』34:1-4.
24)2010.3.15 「ツバルにおける環境破壊 その2」
『会報ツバル』35:1-4.
25)2010,10,15「ツバルにおける環境破壊 その3」 『会報ツバル』36:1-4.
26)2011.3.11 『島嶼国ツバルの現実』神戸大学大学院国際文化学研究科
27)2013,3 「変化を生きるツヴァル」『会報ツバル』40:1-4.
28)2015,3,11 『南太平洋の都市を歩く-人類学的フィールドワークの現場から』神戸大学大学院国際文化学研究科
事典・辞典
1) 1987 事典項目 「交換」「親族名称」「ビッグ・マン」「アンブ
リム島民」「ギルバート諸島民」
「タンナ島民」「トレス諸島民」「ナウル島民」「バナバ島民」「ニューカレドニア島民」
「ニューヘブリデス諸島民」「バンクス諸島民」「ペンテコスト島民」「ナンバス」
『文化人類学事典』弘文堂
2) 1984 トピックス項目 「ポリネシアの入墨」「カメハメハ大王」「ナウルの宝グアノ」「タブー」
「カヴァ」「太平洋のブタ」「ピジン・イングリッシュ」「サーフィンの起源」「フラ・ダンス」
『世界の国シリーズ17 オセアニア』講談社
3)1990 事典項目 「ビッグ・マン」「男子集会所」「マーチング・ルール」
『オセアニアを知る事典』
平凡社
4)1993 辞典項目:「カーゴ・カルト」「忌避関係」「系譜的方法」「四分制」「種族」「首長国」
「冗談関係」「双分組織」「男子結社」「男子集会所」「土着主義運動」「年齢階梯制」
「年齢組制」「年齢集団」「半族」「部族」「分族」「ポトラッチ」「ラメージ」「リネージ」
『新社会学辞典』有斐閣
5)1995 事典項目 「ヴァヌアツ」「メラネシア同盟」「メラネシアン・ウェイ」「パシフィック・ウェイ」
「ブラックバーディング」 『世界民族問題事典』平凡社
6)1995 事典項目 「ラム反乱」「ブライ」「ポマレ」「クック」「ブラックバーディング」「カーゴ・カルト」
「スペイン・チャモロ戦争」「ビーチコーマー」「ラピタ式土器」「ロンドン伝道協会」
「自由パプア運動」「白豪主義」「トゥポウ」「エマンシピスト」「ナン・マドール」
「アングロ・マオリ戦争」「南太平洋フォーラム」「戦略的地区」『大百科事典』丸善
7)1996 事典項目 「ハワイ型」「オマハ型」「クロウ型」「エスキモー型」「スーダン型」「世代型」
「二分枝融合型」「イロクォイ型」「ドラヴィダ型」「ニーダム」「親族呼称」「親族名称」
「婚姻クラス」 『事典家族』弘文堂
8)1998 事典項目 「キリバス」「ツバル」
『民族遊戯大事典』大修館書店
9)2004,12 事典項目「マリノフスキー『未開人の性生活』」「グッドイナフ『文化人類学の記述と比較』」
「吉岡政徳『メラネシアの位階階梯制社会』」「親族と婚姻」「ビッグマンとチーフ」
『文化人類学文献事典』弘文堂