シンポジウム、セミナー等のご案内

2011年度研究部プロジェクト「ヨーロッパにおける多民族共存とEU」主催
研究セミナー「『組み合わせ』の技法 ―オランダ社会におけるワークライフバランスの実践」

講師:中谷 文美 氏(岡山大学大学院社会文化科学研究科教授)
コメンテーター:青山 薫 氏(神戸大学大学院国際文化学研究科准教授)

日時:2012年1月24日(火)17:30 ~ 19:00 (参加自由)
場所:神戸大学大学院国際文化学研究科E 棟4 階410 (学術交流ルーム)
入場:無料(申し込み不要)

本講演会は、当センターの2011年度プロジェクト「ヨーロッパにおける多民族共存とEU―言語、文化、ジェンダーをめぐって」の主催事業です。

チラシ
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概要

 ワークライフバランスの先進的実践例として日本でも紹介されることの多いオランダだが、そこで展開されてきた社会政策をEUの枠組みに照らして検討するとともに、オランダ市民が「働くこと」と「生きること」をどのようにとらえてきたか、より望ましいと考える生活のあり方をどのように実現しようとしているかに光を当てる。
 とくに、専業主婦率が高く、性別分業が徹底していたオランダ社会において、女性の就労拡大がどのような変化をもたらしたか、個々の夫婦やシングルマザーがどのように職業生活と家庭生活の折り合いをつけているかという点をめぐって、オランダ都市部での人類学的研究に基づく報告を行う。 

講師プロフィール

 オックスフォード大学博士課程修了、D.Phil.(社会人類学)。岡山大学大学 院社会文化科学研究科教授。 専門は文化人類学、ジェンダー研究。主な著書・ 論文に『「女の仕事」のエスノグラフィー ―バリ島の布・儀礼・ジェンダー』 (世界思想社、2003 年)、
『ジェンダー人類学を読む』(共編著、世界思想社、 2007 年)、” From housewives to ‘combining women’ : Part-time work, motherhood, and emancipation in the Netherlands”(『日蘭学会会誌』第34 巻第1 号、1-21 頁、2010 年)など。

主催・問合せ:異文化研究交流センター(IReC)


 

 

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