研究生希望者へ
for oversea student

海外からの研究生希望者、
または
日本に留学中の研究生希望者の皆さんへ

研究意欲、研究能力が高い留学生は、積極的に受け入れる方針です。
ただし、メールや履歴書だけでは、希望者の方の学術的日本語力・研究能力が大学院に進学するために、十分なレベルに達しているか判断できません。

研究生志望の前に・・・

日本国内に居住の方は、一度、研究室においでいただき、お話ししたく思います。日本居住の研究生志望者に対しては、研究計画書提出の後に、面接を行います。

海外に居住の方は、書類審査となりますが、可能ならばお会いしたいと思います。なお、日本語検定試験1級に合格していないと、研究生にはなれません。

研究生申請には日本語検定1級、または日本語能力試験N130以上が必ず必要です。

指定された「研究計画書」と「履歴書」を事前に送り、審査を受けねばなりません!

半年毎に、研究生継続審査があります。
 日本語力、専門知識、研究計画および大学院諸活動(講義・行事)への出席状況により、判断します。明らかに大学院進学が困難と判断された場合は、その時点で研究生継続ができなくなります。


研究計画書

日本居住、海外居住の研究生志望者は、期日までに指定の形式で研究計画を提出してください。研究計画書に基づく選考の上、受け入れるかどうかお知らせします。
研究計画書はHPからもプリントアウトできます。copy and pasteでwordなどに貼り付けて作成するか、あらためて項目を写して作成して下さい。

2013年~2014年の研究生申請日程

期日に注意して下さい!


・2013年10月入学希望の場合

【海外】【日本国内】

すでに締め切りました。



・2014年4月入学希望の場合

【海外】

研究計画書の提出締切 2013年8月31日→結果通知9月15日前後

【日本国内】

研究計画書の提出締切 2013年12月30日→結果通知 2014年1月10日前後


・2014年10月入学希望の場合



【海外】

研究計画書の提出締切 2014年2月28日→結果通知 2014年3月15日前後

【日本国内】

研究計画書の提出締切 2014年6月15日→結果通知 2014年6月30日前後



*最終の研究計画書を選考資料とします。提出期限までの修正版を受け付けますが、締め切り後は修正できません。

なお、志望者の公平性を守るため、個々の研究計画書についてのアドバイスを一切しません。


(参考)
 岡田から研究生受け入れのメールが届いたら、神戸大学国際文化学研究科教務学生掛に問い合わせ、入学手続き書類を準備して下さい。

・大学への書類提出期限
(問い合わせ先)
gicls-kyomugakusei@office.kobe-u.ac.jp

http://web.cla.kobe-u.ac.jp/data/2009-hakase-kenkyusei-yoko.pdf


研究生を受け入れの申込の際に、下記の二つの書類を提出して下さい。

(1)研究計画書(指定の型式)
書類作成に際しては、Word fileにcoy and pasteで転写した後、そのWord fileを添付ファイルとして送ること
(2)履歴(形式自由)

 日本語検定1級取得者、日本語検定試験N130以上でないと、研究生の申請はできません。
なお、これまでに書いた論文やレポート(日本語、英語、中国語、韓国/朝鮮語)がある場合は添付して下さい。選考の判断材料として重視します。


研究生選考について
 履歴および研究計画書による選考の上、研究生として採用するかどうかお知らせします。研究生希望者は必ず事前にメールで連絡してください。可能ならば面談したいと思います。

その前に必ず次の文章を読んで下さい。私のところで受け入れる研究生の条件です。

研究生受け入れの条件

★研究生を志願する前に・・・・

その前に下記の点をよく読んで来て下さい。

・文化人類学に関心を持ち、専門家をめざす留学生は積極的に受け入れたいと思います。

・研究生として受け入れるのは、日本語検定1級取得者であり、研究テーマが文化人類学のテーマであることが必要条件です。
・私の所で指導をうける場合、アジア諸社会(日本、韓国、中国、Vietnam)
などの地域研究、あるいは多民族状況や科学技術(宇宙開発など)、災害、地域開発(含む観光)などのトピックについて、文化人類学の研究テーマを設定し、とりくむ学生を研究生として採用します。あらかじめ、出身社会で発行されている文化人類学、民俗学、民族学、社会学などの研究書を読んでおくとよいでしょう。英語はもちろん、韓国(朝鮮語)、中国語でも文化人類学の概説書が出版されています。

・研究生になることは、大学院に進学することが最終目標ではありません。大学院に進んだ後の進路をよく考え、十分な準備をしてください。

・留学生重点受入地域:Vietnam, Asean諸国、中国朝鮮族、東アジア以外のアジア・太平洋地域(含むAustralia)、欧米,韓国、中国(台湾)の順。(留学生の多様性の観点から)

 まずは一度連絡してください。早く日本に来ることが最善の方法ではありません。

★研究生の大学院進学

・研究生は大学院進学を保障されません。

 私の所には、すでに多くの大学院進学希望者、研究生希望者がおり、厳しい競争になっています。
*研究生として在籍できるのは2年までであり、大学院入試に2回失敗すると、研究生の延長はできません。途中で大学院に進学するのが難しいと判断された場合は、途中で研究生をやめることになります。大学院進学は全く保障されません。
 過去の例から行って、私のところに来ても、大学院に進学できるのは、半数程度です。単に日本に留学したい、日本で勉強したいというのではなく、日本で学び、専門家、研究者としての力をつけたい人を歓迎します。

・研究成果、研究活動が不十分な場合、研究生打ち切りになります

 なお、研究生になった後で、講義や演習、研究関連の行事に欠席が多い学生、半年ごとの所定の研究結果を示すことができない学生は、研究生の延長が認められないので注意してください。この場合、他大学院に移らない限り、即時帰国することになります。

・半年ごとに、研究生継続資格審査があります。


 半年ごとの研究成果は、研究レポート(4,000字:日本語もしくは英語)および文化人類学に関する基礎知識を問う試験で審査します。

・文化人類学の基礎知識が必要です。
 海外から直接来た留学生は、文化人類学の専門課程を修了していないと、相当の努力をせねばなりません。そのような場合、4月に来日し、11月の試験に受かるのは大変困難です。10月来日、翌年の試験を受けることを進めます。

申請時期は日本在住と海外とでは違います。気をつけて下さい。これに関しては教務係に確認して下さい。


研究生として受け入れたい留学生

神戸大学の大学院研究生は、大学院への進学準備を前提とした大学院予備コースのような位置づけです。2007年から神戸大学は大学院大学(博士課程を基盤とする)に移行し、専門家・研究者養成機関となりました。


日本語検定1級
もしくは
日本語能力試験N1、130点が必ず必要です。

日本語の勉強や語学留学から始める場合、まず日本語学校に入学することをお勧めします。日本語検定1級レベル、日本語検定試験N130点は必要条件です。


文化人類学(民族学・民俗学・社会学)の専門家を志す人を受け入れます。

大学院で要求されるのは、学術レベルの日本語能力(論文作成能力)です。神戸大学国際文化学研究科の文化人類学コースは、日本でも屈指のスタッフ数を擁し、文化人類学のひとつの研究センターを目指しています。したがって、大学院では、文化人類学の専門家、研究者を養成することを目的としています。私も、韓国、東アジアだけを研究する(地域研究)というわけではありません。文化人類学的視点から東アジア社会・文化を研究し、ひろく一般的な問題を考えたいと思っています。
 韓国や中国など、自文化を研究するだけならば、日本で研究するより、自国のしかるべき大学院に進学した方がよいでしょう。なぜ、日本でそのテーマを研究するのかがはっきりしていることが大切です。

なお、Vietnam、Asean諸国、中国朝鮮族の留学希望者は優先的に受け容れます。また、学生の多様性が好ましいという観点から、東アジア以外地域以外のアジアからの留学生(欧米、オーストラリア含む)を歓迎します。

漠然と、日本で勉強したいという留学生は受け入れません。
 私の所では、指導学生には、東アジアや韓国の専門の研究に加え、文化人類学一般のの大学院レベルの教育を行っています。単に漠然と日本のことを勉強したい、韓国のことを勉強したい、中国のことを勉強したいという場合、大変な苦労をする上に、大学院に合格ができない場合も多いですね。特に、日本語学科などの卒業生は、猛烈に勉強しない限り、専門課程には入ることは出来ません。また、学部で卒業論文を書いていない場合、多くの留学生は苦労する場合が多いですね。


研究テーマが重要です。あらかじめ、文化人類学(民族学)の勉強をして下さい
 したがって、研究生は、すでに明確な文化人類学における研究テーマをもち、1年間の準備期間を経て修士に進学できる実力をもっていることが受け入れの優先条件となります。
 文化人類学、社会学、民俗学などの勉強を母国語などでしておくことをお勧めします。


日本語の論文を書いた経験、英語能力を重視します。
 修士課程はかなり厳しく、講義が多い上に、博士課程進学希望者(研究者養成コース)は修士論文を日本語で4万字以上書かねばなりません。研究生のうちから十分に準備する必要があります。キャリア/アップコースの修士は、2万字ですが、日本人の学部卒業生の優秀論文のレベルを求められます。また、英語の論文を読む能力が不足している場合は、単位取得に苦労します。

大学院進学の困難さに耐えることができるか
 そもそも、それぞれの国における高いレベルの大学で、文化人類学(社会学・民族学・民俗学)の修士課程に進む実力がないと、修士課程への合格は困難です。このため、修士合格者は、日本の大学を卒業するか、研究生を1年半以上し、十分に準備している場合がほとんどです。

研究生の課題がこなせるか

 研究生は、指定された講義に出席することと、半期ごとに、各自のテーマに即したレポートを提出すること、半期ごとに文化人類学に関する基礎知識を問う試験受験が義務づけられます。基準に達しない場合、研究生の継続はできません。研究生の資格を失いますので、その場合は他大学を探すか、帰国することになります。

以上のことを十分に考えた上で、十分に研究計画を準備し、研究生を申し込んで下さい。