ジョルジュ・サンドの世界

『ジョルジュ・サンドの世界』秋元千穂、石橋美恵子、坂本千代、高岡尚子、西尾治子、平井知香子、吉田綾、渡辺響子(第三書房、2003年刊)

  2004年のサンド生誕200年記念出版で、「日本ジョルジュ・サンド研究会」会員8名による共著。内容と担当者は以下のとおりである。

序章 ジョルジュ・サンドの生涯と作品(坂本)
第1部 女性作家のエクリチュールの戦略
 第1章 『アンディヤナ』の戦略 ー 流行作家への道(石橋)
 第2章 『レリヤ』改訂の意図を考える(吉田)
第2部 芸術、そして社会へのまなざし
 第1章 ジョルジュ・サンドの小説における芸術家像(渡辺)
 第2章 田園四部作に見る、パリと地方と理想郷(高岡)
 第3章 ジョルジュ・サンドの作品に見る演劇性(秋元)
第3部 未来への夢 ー 晩年のサンド
 第1章 『マドモワゼル・メルケム』に見る理想の女性像 ー 35年後のサンド流ユートピア(坂本)
 第2章 ジョルジュ・サンドと犬 ー 『アンディヤナ』から『犬と聖なる花』まで(平井)
第4部 ジョルジュ・サンドの物語世界における「語り手」の意匠(西尾)
 第1章 女性作家の内在的創造戦略と「語り」の手法 ー 『アンディヤナ』ー謎の「語り手」と「私」(je)
 第2章 多声的物語世界と「語り」のパラダイム ー 『レリヤ』から『モープラ』へ
 第3章 『オラース』 ー 「語り手」と歴史の記憶

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