大鳴門橋と人形浄瑠璃

 昨日の午後、神大国際文化学研究科の国際シンポジウム「南淡路における民俗芸能の展開」が南あわじ市で開催され、午前中は南あわじの「うずの丘大鳴門橋記念館」に行ってきました。朝方は雨が少し残っていたのですが、展望台に上ると海、大小の島々、対岸に延びる大きな橋、空、雲が見えて本当にすばらしい景色でした。特に、刻々と形が変わる白い雲をしみじみ見たのはひさしぶりで、青春時代に好きだったヘッセの詩「白い雲」を思い出したりしました。(あの頃は「さすらい人」に憧れたのに、今は自分の居場所にしがみつく俗人になってしまったなあ・・・。)
 記念館の中にある淡路人形浄瑠璃館で「壺坂霊験記 山の段」と九尾の狐の七化けの人形芝居を見ました。その合間に「人形教室」があって、人形のからくりなども詳しく説明してもらえました。人形浄瑠璃を見たのは2度目ですが、おもしろくてためになり、とても得した気分になりました。神戸から遠いのが難ですが、ぜひ今度は外国からのお客さんなどにも見せたいと思いました。

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