今回のギリシャ旅行で特に気になったのは「犬」でした。前に読んだ村上春樹の旅行記で、ギリシャの犬はみなごろっと寝ている、生きているのか死んでいるのかわからない、というような記述がありましたが、まさにそのとおりで、向こうで見かけた犬はほとんど地べたに寝ていました。アクロポリスの丘の入場券販売所でも、古代アグラの列柱の間でも、繁華街のブティックのショーウィンドーの前でも・・・。この写真はアテネの無名戦士の墓を守る衛兵(若くて美男)の前の犬です。
レスボス島にいた猫はやたら元気で、近づいても逃げず、かえって、何かくれよとばかり私につきまとっていました。それに比べて、犬たちの無気力なこと、何か原因があるのでしょうか。それとも単に暑すぎるだけなのかしら。