ヴァカンスの思い出

  暑い日が続きます。毎年この頃は海外にいることが多いのですが、今年はお盆に帰省していました。ところで、ニュースによるとヨーロッパでも最近は遠くにヴァカンスに行く人が減ったそうですが、それでも日本と比べると、ずっとたくさんの人がどこかに出かけるのではないでしょうか。
 数年前の今頃、フランス南西部を鉄道で移動しました。普段はユーレイルパスなどを使って一等車(日本のグリーン車よりずっと安い!)に乗るのですが、この時は短期の旅行だったので、普通の二等車の切符を買いました。ところが、その日は運悪く、ヴァカンスにこれから行く人と帰る人の両方が移動する日にあたっていたらしく、列車内はラッシュアワーのようなぎゅうづめで、立ったまま身動きもできません。荷物をたくさん持った家族連れ(子どもがたいてい3,4人)や、大きな犬を連れた人たちまで乗り込んでいました。それでなくても息苦しいのに、途中で一匹の犬が「粗相」してしまい、ものすごい環境を1時間ほど耐え忍びました・・・。ぜったいに忘れられない思い出です。その後ヨーロッパを移動するときには、混雑しそうな長旅はできるだけ一等車に乗るようにしています。(それにしても、日本の鉄道運賃は外国と比べるとなぜあれほど高いのでしょうか?)

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