内容で勝負?

 12月に入って、急にせわしなくなってきたような気がします。まずはクリスマスカードを書いて、それがおわったら年賀状です。カードは20枚くらい、年賀状は60枚くらい書いて、それ以外の人からは、カードや年賀状をもらったら書く、ということにしています。
 クリスマスカードには、だいたい短い手紙(近況報告など)をつけています。昔親しくしていて、今は年1回のカードだけが生存確認(?)の人もいるからです。言語は英語とフランス語ですが、以前はがんばってドイツ語の手紙を書いていたこともありました。でも、ドイツ語の勉強をしなくなって時がたち、年に1回ドイツ語の辞書をひっぱりだすのもおっくうになってからは、ドイツ語でしかコミュニケーションできない人にはその年にとった自分の写真を入れたりするだけでなく、カード自体も、立体カードやカレンダー付きのものなどにして、できるだけ相手が喜びそうなものを選んでいます。テキストの貧しさをそれ以外の「もの」で埋め合わせる工夫です。切手もきれいな記念切手を貼っています。長い手紙を同封できる人にはそういう気遣いをしないのですが・・・。書籍も似たようなものかもしれません。内容だけで勝負できないものは、挿絵、装丁、果ては何かのプレゼントなどの特典と、いろいろ工夫して読者の注意をひきつけなくてはいけないのですね。

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