若作りではなく

 お正月に帰省しました。地元の神社に初詣しての帰り道、前方から歩いてきた年配の男性が突然私の名前を呼びました。びっくりして相手をよく見た私もすぐに「K先生!」と声が出ました。高校の時の担任だった先生にはもう何十年もお目にかかかったことがなく、ティーンエージャーだった頃の私の顔からよく今の顔の私がわかったものだと感激しました。先生のほうはもう70歳を超えているにもかかわらず、昔の面影がそのまま残っていて非常に若々しいのに驚きました。今はもちろん仕事は引退していて、専門知識をいかして救急関係のボランティアをなさっているということでした。年の初めの心温まるエピソードだったのですが、家に帰って鏡を見た時、先生がなぜ私に気づいたかがすぐにわかりました。今の私は中学高校時代とまったく同じヘアスタイルで同じ髪色(今はカラーリングのお世話になってますが)だったのです・・・。進歩がないんですね。

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