近況: 2009年12月:一覧

歌曲を探す

 今日たまたまフランスのジョルジュ・サンドの小説を読んでいたところ、イタリア語の歌Nessum maggior doloreというのを主人公がピアノを弾きながら歌う、という場面が出てきました。この曲は作品の中で大きな役割を果たすので、いったいどんなものかと調べてみると、ロッシーニのオペラ『オテロ』のゴンドラ漕ぎが歌う歌だと言うことがわかりました。どんな曲だろうとインターネットで調べてみたのですが、あまり詳しいことはわかりませんでした。
 さて、この曲のことを調べているうちにふと思い出したのが『カロ・ミオ・ベン』です。私がティーンエイジャーのころ大好きだったまんがの中で登場人物がこの歌を歌うシーンがあったのです。当時の私は『カロ・ミオ・ベン』という曲を知らなかったので、ぜひ聞いてみたいものだと思ったのですが、調べるすべがないままいつか忘れていきました。そして、時々このまんがのことを思い出すたびにこのイタリア語の題名が浮かんできたのですが、いつもそのままになっていました。有名な曲のようなので、誰かイタリア音楽が好きな人に聞けばすぐわかるとは思っていたのですが・・・。今日たまたま思いついてヤフーで検索してみたら、もちろん出てきました。イタリア語の歌詞と日本語訳だけでなく、それをすばらしい声で歌っているのを試聴することもできました。そして、今までに何度か耳にしたことがある曲だと言うこともわかりました。
 今さらですが、インターネットでの検索の威力というのはなかなかすごいものだと思ったしだいです。

六甲山に行きました

 9月から毎月1回六甲山の山歩きをしています。これまでは同僚のIさんがお弁当を作り、私がデザートを持って行って山上でピクニックをしていたのですが、12月は寒くなるので、山上のレストランかカフェで食事をすることに決めていました。
 昨日は曇りでしたが、幸いそれほど寒くはありませんでした。毛糸の帽子・手袋に重ね着の防寒対策をし、リュックをしょって、11:30に六甲ケーブル下駅(神戸大からバスで10分)でIさんと待ち合わせ、ケーブルカーで六甲山上駅へ。そのあとは歩きです。地図を見ながら進んで行くと、前方にゴルフ場、別荘などが現れます。そのあとは、車道のすぐそばなのにまるで深い森の中のような狭い道をたどります。私たちだけしかいない山道をしばらく行くと、突如目の前にオルゴールミュージアムのヨーロッパ風建物が出現しました。空腹を覚えたので、ここのレストランで昼食を取ることに。「オーストリア・フェア」をやっていて、グーラッシュ(シチュー)ランチを食べてちょっと休息したあと、また山道(ほとんど人に出会わない)をとおり、山岳信仰の場であったという心経岩・雲ケ岩まで登りました。そこからまた別荘・保養所の続く道を下り、イタリア風建築物が並ぶ六甲ガーデンテラスに到着。砦の形をした展望台から大阪・神戸・淡路島までのパノラマを楽しみ、カフェでお茶を飲みました。そのあと、バスで15分ほどかけて六甲山上駅に戻り、ケーブルカーで下まで降りると午後4:10でした。
 神戸の良いところは、山や海が繁華街からとても近いことです。こんなに手軽に山登りの気分が味わえる大都市は他にあまりないと思います。

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