島根県の三瓶山(1126m)に行ってきました。ハイキング仲間のIさんの実家近くにある山です。彼女は小学校の頃から遠足はいつもこの山だったそうです。Iさんの家族を始め、現地の人たちは「登りやすい山だ」と口をそろえていましたが、山登り初心者の私はかなり不安でした。
当日は山の中腹にある三瓶自然館の裏の道から3人(中年女性2人と青年1人)で登り始めました。最初は山道もかなり整備されていて登りやすかったのですが、だんだん坂が険しくなり、800メートルあたりから上はかなりつらくなりました。それなのに、私たちを追い抜いてすいすい登っていく人がいて、私は愕然としてしまいました。連れのふたりもあまり苦労しているように見えません。はうようにして登る私は、帰りもこの同じ道を下るのかと考えるとぞっとしてきました。それでも、「ふつうは80分くらい」というルートを2時間かけてやっと山頂に到達。木陰がなくて、暑い頂上でしたが、見晴らしは素晴らしくよくて大感激でした。ところが、そのあとの下りは予想をはるかに上回るハードさでした。まったくペースが違うので、青年には先に降りてもらったのですが、Iさんと私の間にも歴然たる能力差が! リズミカルに急坂をおりていく彼女と比べて、私のほうはこわごわへっぴりごしでそろそろと下らざるをえず、最終的には登りよりも下りのほうに時間がかかってしまいました。自然館に帰り着いたときは足が棒のようになっていてほとんどへたり込むような状態でした。
私にとってはたいへんハードな山登りでしたが、そのあとは、三瓶温泉に行って汗を流して焼き肉を食べました。島根では石見銀山にも行き、連日ごちそうづくしだったので、結局行く前よりも1キロ近く体重を増やして帰ってきました。できれば、もっと体を鍛えてからもう一度行きたいものです。