近況: 2011年12月:一覧

心のタイムマシーン

 やっと冬休みまでたどり着いたのですが、胃の調子が今ひとつです。いろいろなストレスが、今頃になって体に出てきているのではないかと思います。そのためクリスマスも忘年会もほとんどパスということになってしまいました。そして、自宅で静養すると食事くらいしか楽しみがないのですが、胃が悪いとそうもいきません。

 ネットで衝動買いした、1960年代末の洋楽ヒットのCDを聞いて、そこに書かれている宣伝文句「音楽は『心のタイムマシーン』です」というのは本当だとしみじみ思いました。ローティーンだった頃にラジオから流れていたヒット曲を耳にすると、あの頃のことがまざまざと蘇ります。当時の学校生活や友達やほのかなあこがれや失恋など、記憶の底に埋もれていたさまざまな物事です。ただ、あの頃に帰りたいかと言えば、微妙です。精神的にあんなに不安定で、行動があんなに不自由だった学生時代・・・。体はかなりくたびれてきていますが、私は今の自分と現在の生活のほうが好きです。

内容で勝負?

 12月に入って、急にせわしなくなってきたような気がします。まずはクリスマスカードを書いて、それがおわったら年賀状です。カードは20枚くらい、年賀状は60枚くらい書いて、それ以外の人からは、カードや年賀状をもらったら書く、ということにしています。
 クリスマスカードには、だいたい短い手紙(近況報告など)をつけています。昔親しくしていて、今は年1回のカードだけが生存確認(?)の人もいるからです。言語は英語とフランス語ですが、以前はがんばってドイツ語の手紙を書いていたこともありました。でも、ドイツ語の勉強をしなくなって時がたち、年に1回ドイツ語の辞書をひっぱりだすのもおっくうになってからは、ドイツ語でしかコミュニケーションできない人にはその年にとった自分の写真を入れたりするだけでなく、カード自体も、立体カードやカレンダー付きのものなどにして、できるだけ相手が喜びそうなものを選んでいます。テキストの貧しさをそれ以外の「もの」で埋め合わせる工夫です。切手もきれいな記念切手を貼っています。長い手紙を同封できる人にはそういう気遣いをしないのですが・・・。書籍も似たようなものかもしれません。内容だけで勝負できないものは、挿絵、装丁、果ては何かのプレゼントなどの特典と、いろいろ工夫して読者の注意をひきつけなくてはいけないのですね。

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