復興ボランティアの学生さんといっしょに岩手県大船渡市に行ってきました。精力的に活動する地元の人たちや学生さんに交じって、猫の手ほども役にたたない私はほんの少し(復興市の屋台用「芋の子汁」のネギをきざむ、売り子をする・・・)お手伝いして、仮設住宅の女性たちとの「女子会」にも出てきました。その時の話題は自然に19年前の阪神淡路大震災のことになりました。仮設住宅にいらっしゃる方のなかには当時神戸に義捐金を送ってくださった方もいて、その義捐金の恩恵を受けた私(住んでいた借家が全壊)としては、もっともっと何か支援ができればと心から思いました。お金ももちろん非常に大切ですが、それとともに、将来にたいするはっきりしたヴィジョンを持ち、それに向けていろいろな人たちの知恵・アイデア・工夫などを効率よく活用するシステムが必要とされているということがよくわかりました。
近況: 2014年9月:一覧
フランスとイタリア(ヴェネツィア)に行ってきました。去年に続き、今回もタクシーについて書きます。関空発アムステルダム乗り換えのKLM機が20分遅れでアムステルダムに到着したため、フランスのリヨン行きの乗り継ぎ便に乗れず、アムステルダムからパリ経由で夜8時過ぎにリヨン空港に着きました。そして、市内にあるホテルに行くため空港からタクシーに乗りました。運転手はアラブ系の若者。きちんとした身なりで、ラジオの音(サッカー中継)も控えめなので、最初は安心していました。ところが、高速道路をかなりのスピードでとばしながら、なんと彼はスマホをいじっているのです。はじめ私はそれをナビだと思っていましたが、そうではなくどうもメールらしいのです。前方とスマホを交互にながめる運転手にひやひやしていたのですが、やがて電話がかかってきました! どうも友人(彼女?)らしく、えんえんとおしゃべりしながら運転する彼の後ろで、もうフランスのタクシーにはできるだけ乗るまい(去年のパリ空港からホテルまでの大渋滞と不親切な運転手の記憶があるので・・・)と小心者の私は心に誓ったのでした。料金も予想以上に高かったのですが、ボラれたのかどうかはわかりません。いずれにせよ、今回のヨーロッパ滞在でタクシーを利用したのはこの1回きりで、パリやヴェネツィアの空港への行き帰りは全部鉄道やバスを利用しました。