松岡夏子さんのフィードバック

12/4のコミュニケーションシートを読んで

 先日は、1時間半にわたり私のつたない話に耳を傾けてくださり、ありがとうございました。みなさんが熱心に聴いてくださっている様子が伝わってきて、とても楽しくお話させていただくことができました。
 コミュニケーションシートを読んで、今回お話をさせていただいて良かったなと心から思いました。自分の仕事や生き方に対するみなさんの真摯な姿勢を感じ、私も改めて学部生の頃の気持ちを思い出すことができたように思います。たくさんの想いを書き込んでくれて、本当にありがとう。大事にとっておきたいと思います。
 いただいた感想のなかから、いくつか思ったこと、お伝えしたいことをコメントさせていただきます。

○ 「自分は企業に入ると思うけど、その企業活動のなかでも、製品がごみになったときのことを考えることが大事だと思う」
→工学部の学生さんなど、理系の方が何人か同様の感想を書いておられました。これは、本当にうれしい。神戸大で話をする意味があったと強く思いました。いろんなところで、伝え続けることはやっぱり大事ですね。

○ 「スーパーマーケットでの回収ボックスを増やすことがゼロ・ウェイストにつながるのでは」
→いいアイデアですね!各地で講演をしたときの質疑応答でも最近このようなアイデアがよく聞かれます。家にごみをためておいて、決められた曜日に出すのではなくて、よく立ち寄る場所で資源回収をしてくれたら、もっと協力しやすいですよね。資源回収を行っているガソリンスタンドもありますよ!→「株式会社油藤商事」

○ 経済学部のゼミから生まれたという「ごみじゃぱん」の活動
→多くの経済学部の学生さんたちが紹介してくださいました。ホームページを拝見しましたが、地元神戸で、実践的かつ創造的な事業をされていますね。「減装」表示、見たことありますよ~!私ももっと地元にも眼を向けなければと思いました。ありがとう!

○ デンマークでの留学が現在の職業に大きく影響したことはありますか?
→英語、環境学のコースに参加できたこと、「環境先進国」と言われる国で学んだというインパクト、デンマーク人の人生設計がとても自由なところ・・・くらいでしょうか。デンマークは福祉国家で、大学の授業料は無料、生活費までもらえるので、本当に学びたいことが見つかった人だけが見つかったときに大学に来ている。その後も、自分の興味関心に合わせてキャリアアップしている人にたくさん出会えました。

○ 農家バイトがしたい!農業に興味がある!
→参考になるかわかりませんが、日本の農山村で1年などの期限付きで滞在できる制度があります。地球緑化センターの実施する「緑のふるさと協力隊」。上勝にもこのプログラムで毎年若者がやってきては、そのうちの多くの人が定住していました。
http://www.n-gec.org/g_furusato/index.html

 最後になりましたが、みなさんの今後のご活躍を心よりお祈り申し上げます!

                    2008年12月11日


                         松 岡 夏 子 (全学キャリア科目12月4日講義担当)