EUの内と外における共生の模索
活動状況(2012年度)
  • 2013年2月6日(水)にブリュッセル自由大学(VUB)において、神戸大学国際文化学研究科主催(神戸大学国際文化学研究科異文化研究交流センター共催)国際ワークショップ 「政治・経済・社会の劇変とEUにおけるアイデンティティ形成」を開催致しました。 [詳細
  • 2013年1月11日(金)18:00より、研究部主催・第4回講演会「アラブの春とトルコのEU加盟の新たな課題」(講師:九州大学法学研究院教授、EUIJ九州代表八谷まち子氏)を開催いたしました。[詳細
  • 2012年11月12日(月)に研究部主催・第3回講演会「移民を受け入れ、なんとか円満に共存し、国力の源泉にするシステムをつくりあげているオーストリア」(講師:日本経済新聞編集委員・高坂哲郎氏)を開催いたしました。[詳細
  • 2012年10月31日(水)に研究部主催・第2回講演会「日本におけるムスリム―ヨーロッパのムスリムと比較の観点から」"Muslims in Japan in comparison with those in Europe"(講師: 同志社大学神学部 Dr. Samir A. Nouh, Professor)を開催いたしました。[詳細
  • 2012年6月22日(金)に研究部プロジェクト主催・EUインスティテュート後援、第1 回講演会"Japan-EU’s Relationship:limits and hopes in the new century"(講師:カタロニア放送大学准教授 Prof. Lluc López Vidal)を開催いたしました。[詳細
プロジェクトの内訳
2012年度 研究部プロジェクト
代表者
坂井一成(異文化コミュニケーション論講座)
分担者

齋藤剛(異文化コミュニケーション論講座)
中村覚(異文化コミュニケーション論講座)
岩本和子 (現代文化論講座)
村尾元(情報コミュニケーション論講座)
西田健志(情報コミュニケーション論講座)
寺尾智史 (異文化研究交流センター 協力研究員)
松井真之介 (メディア文化センター 学術推進研究員)
植朗子(異文化研究交流センター協力研究員)

経費の出所
異文化研究交流センター プロジェクト経費
概要
(1) プロジェクトの目的と必要性
 EUを取り巻く国際環境に大きな変動があった。  一つに、地中海の対岸での「アラブの春」とその余波での大量の難民の押し寄せである。ソーシャルメディア(SNS)を用いた社会動員を背景に突き進んだ「アラブの春」を受けて、EUとしての移民政策や域内移動の自由についての見直しが迫られ、またノルウェーやフランスではイスラム原理主義者による深刻なテロ事件も起こった。
 もう一つは、ユーロ危機と欧州信用不安であり、これによりイタリアやギリシャやスペインなど多額の政府債務に苦しむ多くの国で、さらにドイツと共にその危機からの脱却を主導してきたフランスでも政権交代が起こった。
 こうしたEU内外の大きな変動を受け、注目されるのがEU各国はこれまで通りEU自体を重視するのか、それともむしろナショナルな枠組みに閉じこもるのかである。そしてこうしたプロセスのなかで、EU市民のアイデンティティにはどのような変化が生じているのかを解明しなくてはならない。
 そこで、本プロジェクトでは、特に近年の地中海地域の変動、ソーシャルメディアの役割、日EU関係の動向に焦点を当てて、これまでの異文化研究交流センターとしてのEU研究の延長線上で多角的に考察していきたい。
(2) プロジェクトの活動計画
 今年度の活動も過去4年間を引き継ぐものであり、各メンバーが以下の活動を進めることとする。
  • ヨーロッパにおける実際の民族や国家の共存の場とそこで生じてきた問題について、通時的あるいは共時的に分析・考察する。
  • EU、ヨーロッパ各国、及び地中海地域の国々などが、多民族共存、マイノリティ保護等のためにいかなる理念を掲げ、いかなる政策を実施してきたかを分析・考察する。
  • ヨーロッパにおける多民族共存あるいは多文化共存がソーシャル・メディアや文化活動を通じて、いかに解釈され表象されてきたかについて分析・考察する。
  • 以上の課題をめぐり、外部から研究者を招いて講演会、公開セミナー、研究会などを開催する。
  • 最終的なまとめとして、本プロジェクトメンバーの研究成果と、講演会、公開セミナー、研究会などの成果を研究報告書にまとめて、本ホームページ上で公開する。
  • (3) これまでのおもな関連業績
  • 石川達夫『チェコ民族再生運動──多様性の擁護、あるいは小民族の存在論』(岩波書店、2009年)
  • 坂井一成『ヨーロッパの民族対立と共生』(芦書房、2008年)
  • 岩本和子『周縁の文学——ベルギーのフランス語文学にみるナショナリズムの変遷』(松籟社、2007年)
  • 藤野一夫「文化多様性」をめぐるポリティクスとアポリア──マイノリティの文化権と文化多様性条約の背景」『文化経済学』第22号、2007年3月、文化経済学会、pp.7-14.
  • 三浦伸夫「科学伝搬における覇権言語の興亡」、木村護郎クリストフ・渡辺克義編『媒介言語論を学ぶ人のために』、世界思想社、2009年6月刊所収。
  • 寺尾智史「言語観の日欧比較文明論——"言語外言語"視座から見た"言語内言語"の可能性」『比較文明』(比較文明学会、査読付き)23号、2007年、pp.205−222.
  • 松井真之介「フランスのマイノリティにおける言語教育──ブレイス語のディワン学校と在仏アルメニア学校を例に」神戸大学大学院国際文化学研究科 異文化研究交流センター 研究部2011年度プロジェクト報告書『ヨーロッパにおける多民族共存とEU――言語、文化、ジェンダーをめぐって――および日欧関係の歴史・文化・政治』、2012年、pp.28-40.
    「フランスのアルメニア学校の建設と運営」『フランス教育学会紀要』(フランス教育学会、査読付き)第21号、2009年、pp.79-93.
  • 連絡先
    坂井一成研究室
    住所 〒657-8501
    神戸市灘区鶴甲1-2-1 神戸大学国際文化学研究科 (E 407号室)
    TEL/FAX 078-803-7442
    E-mail kazu*harbor.kobe-u.ac.jp
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