開催報告

 

ウクライナのキエフ・モヒーラアカデミー国立大学人文学部歴史学科准教授、現在博報財団・国際日本研究フェローシップにより東京外国語大学国際日本研究センター特任研究員として来日中のオリガ・ホメンコ(Olga Khomenko)氏は、戦後に重点を置きながら、婦人雑誌家に掲載された家庭電気製品広告を通じて、日本社会、特に都会に住むサラリマンの妻である専業主婦、母親、働いている女性の姿がどのように形成され、その女性像はどのような意味を持ち、どのような役割を果たしていたのかを検証し、特別講義を行った。その後の質疑で、イベントに参加した本学の大学院生からの質問を受け、ジェンダー論やアメリカ消費文化の浸透などに関するテーマが議論された。

 

(文責:シュラトフ・ヤロスラブ准教授・国際文化学研究科)