民間話芸調査研究の電子的・多文化的展開 

 

代表者

    • 定延 利之

分担者

    • 林 良子
    • 岩本 和子
    • 楯岡 求美

 

概要

メディア文化研究センターでの民間話芸調査(2010~2013年度)を通して構築された「わたしのちょっと面白い話」は、インターネット上で公開されている世界で唯一の音声動画日本語データベースとして知られ、その全てに日本語字幕が、さらに一部には他言語字幕(英語・中国語・フランス語)も付けられていることによって、現在では世界の日本語教育・研究機関で広く利用されている。
本プロジェクトでは、「話芸の言語差」「話芸の習得」という文化的・スキルサイエンス的な観点から、この民間話芸調査(日本語母語話者による「ちょっと面白い話」データベース構築)を従来通りコンテスト形式で継続することに加えて、コンテストに新しく「日本語学習者の部」を設け、日本語学習者 による「ちょっと面白い話」、つまり世界で唯一の「学習者」音声動画日本語データベースをインターネット上に公開し、両データベースの比較対照に基づき、「面白さの文化ごとの多様性の調査と、その多様性を収容し得る一般的な理論枠組みの検討」を実証的に推進する。