中国と日本の大学における
ビジネス日本語教育の現状調査
及び学習者向けビジネス日本語語彙データベースの開発

 

代表者

  李 楓

分担者                  

  栁 素子(国際文化学研究科博士後期課程) 
  曹 卓琦(横浜国立大学大学院教育学研究科博士前期課程)

概要 

 このプロジェクトは、ビジネス日本語教育のための基礎研究として,以下の3点を目指す。1点目は,中国と日本の大学におけるビジネス日本語教育の現状及び課題を明示することである。2点目は,現在使われているビジネス日本語教科書における語彙の特徴を考察することである。3点目は,母語話者のデータに基づき,ビジネス日本語語彙データベースの開発を試みることである。  
 
 具体的には,まず,中国と日本の大学におけるビジネス日本語教育の発足,現状,使用教材の内容の変遷などを調べたうえで,ビジネス日本語教育を概観する。その後,アンケートやインタビューにより,教員と学生たちの意識を調査し,ビジネス日本語教育における課題を考察する。さらに,語彙密度,語種比,品詞別出現率,主要語彙など,多様な観点から母語話者によるビジネス日本語との比較を行うことで,教材におけるビジネス日本語語彙の妥当性を検討する。最後に,調査の結果をふまえ,学習者向けのビジネス日本語語彙データベースの開発を試みる。なお,教育的実用性を図るため,開発されたビジネス日本語データベースについて,教育実験などで効果検証を行うことも予定している。




 
 
研究会等の情報

 
順次、掲載していきます。 
 
 
 
 
 
 
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