L1話者によるL2言語使用の受容に関する実態調査
代表者
- 田中 順子 (国際文化学研究科教授)
分担者
- 水口 志乃扶 (国際文化学研究科教授)
- 西田 健志 (国際文化学研究科准教授)
- アルビン エレン (国際文化学研究科講師)
プロジェクトの目的
今後の日本社会では移民の増加が見込まれる。流入する移民は様々な分野に従事すると予想され、これまで第二言語(L2)日本語話者との接触経験がほとんどなかった日本語母語話者達もL2日本語話者との接触が増加することが考えられる。L2日本語話者の日本語能力が比較的高かったとしても、L2言語話者と第一言語(L1)日本語話者間の接触において様々な軋轢が起こると予測される。本研究は、そのような軋轢や意思疎通の上での障害が起こる要因を探り、L2コミュニケーションが不成功になる要因を探ろうとするものである。本申請書に記したプロジェクトはパイロット研究であり、この結果に基づいてさらに研究を発展させ、将来的にはL2コミュニケーションを成功させるためのL2教育上の改善策の提案と、L1話者によるL2話者言語の適切な受容に結びつけていくことを目指すものである。