ポストBrexitにおける黒人ディアスポラ・アートのグローバルな影響

 
 

代表者

    • 小笠原博毅(国際文化学研究科教授)

 

分担者

    • 井上弘貴(国際文化学研究科准教授)
    • 辛島理人(国際文化学研究科准教授)
    • 栢木清吾(学術研究員)
    • 小林瑠音(学術研究員)
    • 黄柏瀧(博士院生)
    • 余玟欣(博士院生)
    • アルドリ・アルマン・ドラジャト(研究生)

 

プロジェクトの目的

 本プロジェクトは2017年度研究プロジェクト「ポストBrexitの文化状況—身体・都市・メディア・資本へのグローバルな影響と意味」からの継続研究として位置づけられる。文化状況全般を広くサーヴェイすることを目指した前年度のプロジェクトが、射程の広さゆえに掲げた目標分野への取り組みの熱量が不均等になってしまった反省を踏まえ、本プロジェクトではカリブ系移民の黒人ディアスポラ文化がBrexit投票前後から現在までどのように変容しているのか、またその変容がイギリス国内のみならず日本を含めた東アジア地域との関連も含めた、グローバルな文化状況と取り結ぶ関係性にどのような影響を与えたかについて、具体的に明らかにすることを目的とする。特に目指されるのは、黒人イギリス人のプレゼンスがかつてないほどに高まっている現代アートとメディア文化が、グローバルに生産/流通/消費されることによって、その過程に伴うヒト、モノ、カネの移動を介してイギリス国内の都市政治にどのような影響を与えているのか、またその逆に国内状況が黒人アートと文化のグローバルな展開にどのような効果をもたらしているのかを明らかにするための実証的な文化研究である。


 
 
研究会等の情報

 
 2018.10.08
  カタストロフとアート