研究や調査、思索や論考は、どのようにして「本」になるのか?

 

ビブリオトークとは、国際文化学研究推進センター所属の研究員が、
執筆・編集・制作に携わった本のお話をする企画です。
 
本の内容と、いろいろな人の知恵と手を介して本ができあがるまでの経緯について
「本音」のところを、ざっくばらんに語ってもらいます。

 

 

 

ビブリオトーク第2回

『探偵小説の街・神戸』(エレガントライフ、2013年)

 

日時:

2019年2月19日(火) 18:00-19:30
 

場所:

古本屋ワールドエンズ・ガーデン(神戸市灘区 城内通5丁目6−8)
 

開催報告

『探偵小説の街・神戸』の著者の野村恒 彦さんを講師に、神戸大学国際文化学研究科で探偵小説の研究を てい る余玟欣さんをコ メンテ ーターに迎え、神戸と探偵小説の深い縁、本書で取り上げられている作家や作品、出版に至 った経緯や出版後の 反響などについてお話していただきます。
  

講師:

野村 恒彦 (のむら・つねひこ)
神戸大学国際文化学研究科協力研究員。探偵小 説愛好会畸人郷、神戸探偵小説愛好會を主宰。古書うみねこ堂書林店主。
 

コメンテーター:

余 玟欣(ゆう・うぇんしん)
神戸大学国際文化学研究科博士後期課程。現在の研究テーマは、シャーロック・ホームズ・シリーズの翻訳、翻案、伝播についての日中比較。
 

司会: 

栢木 清吾(かやのき・せいご)
神戸大学国際文化学研究科学術研究員
 

本の内容:

『探偵小説の街・神戸』エレガント・ライフ、2013年。 日本の創作探偵小説の揺籃期から昭和の戦前・戦後を経て現代まで神戶と いう街は探偵小説を育む独特のエネルギーを持ち続けた。稀代の探偵小説 愛好家・読書家が多くの資料と体験に基づき生まれ育った街の魅力と関連 するミステリー作品を紹介する。「新⻘年」・「ぷろふいる」など往年の 名雑誌から稀少な単行本の古書探索の逸話までも盛り込まれた貴重な記録。

 
 


 

ビブリオトーク第1回

『「神話」を近現代に問う』(勉誠出版、2018年)

 
 

開催報告

 
延期となっていた「ビブリオトーク」の第1回が10月18日に開催されました。
 
栢木清吾研究員を「聞く人」として「本を作った人」である植朗子研究員、南郷晃子研究員、清川祥恵研究員の3名が質問に答えていくという形で行いました。
本を作るに至った過程や、具体的に出版社とどのようなやり取りがあったのか、表紙の話や、はたまた「企画書」とは、など「本を作る」ことに伴う具体的なアレコレを話し、聞く場となりました。
 
当センターの研究員を中心に、ざっくばらんに作った本について話しをするという、はじめての試み「ビブリオトーク」の初発でしたが、協力研究員や教員、院生も参加し、今後の活動へとつながる第1回となりました。
 
本の詳しい内容は こちら

本のモトになった研究プロジェクト
近現代における「神話」の史的展開と今日的意義(2017年度)
近代〈神話学〉の発展と〈神話〉機能の展開(2016年度)
近代「神話学」の発展と「神話」概念拡大の思想的背景の解明(2015年度)

  
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本のモトになった研究プロジェクト

 

  
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