「環大西洋の思想交流における社会的なものと信仰的なものとの葛藤と変容」第2回研究会
日時
2016年3月28日(月)午後1時~
場所
神戸大学国際文化学研究科 A棟4階 中会議室(A403)
本プロジェクトは、英国とアメリカ合衆国にまたがる環大西洋を舞台として、19世紀の半ばから後半にかけて勃興してきた社会改革思想の諸潮流がもつダイナミズムを、産業化の進展とキリスト教内部の変革というふたつの側面から歴史的に描き出すことを目的とする。
趣旨
本研究会では、井上報告は戦間期、藤井報告は 20 世紀後半を対象時期とし、どちらも 合衆国のヒスパニック移民のコミュニティについて、ソーシャル・セツルメントのような コミュニティ・ビルディングとコミュニティ・オーガナイジングとが、どこまで共通点を 有し、どの点で相違するのかを明らかにした上で、このふたつの運動形態のなかで宗教(と くにカトリシズム)が果たしている役割について検討するものである。
報告
- 報告1:井上 弘貴(神戸大学国際文化学研究科 准教授)
- 「ハル・ハウスとメキシコ系移民――戦間期のソーシャル・セツルメントの再検討」
- 報告2:藤井 達夫 氏(早稲田大学 非常勤講師)
- 「利益か、それとも価値か――サンアントニオにおけるコミュニティ・オーガナイジングと信仰の問題」
◆研究プロジェクトの趣旨は、下記のページをご覧ください。
環大西洋の思想交流における社会的なものと信仰的なものとの葛藤と変容
(メンバー:井上 弘貴、清川 祥恵、秋田 真吾、野谷 啓二 )
◆お問い合わせ先:井上 弘貴 hiro_inouye[at]port.kobe-u.ac.jp
※ [at] をアットマークに変えてください。