研究員プロジェクト「コミュニティ創生運動における『文化活動』の役割-日韓英仏における事例研究-」定例研究会

変容する韓国の親密圏

 
 

日時

2015年2月27日(金)18:00-20:00
 

場所

神戸大学国際文化学研究科 E棟4階 学術交流ルーム(E410)
 

趣旨

本報告は、研究員プロジェクト「コミュニティ創生運動における`文化活動`の役割—日韓仏英の事例研究—」の一環として、2014年12月10日〜12月13日にかけて韓国で行った第一回目の共同調査(田恩伊、松井真之介)の経過報告である。この調査では、現在日本、香港、中国など東アジア諸国との活発な交流をはかりながら展開している韓国のコミュニティ運動に対し、韓国の行政や制度がどのようなスタンスを持って対応し、また新しい政策を打ち出しているのか、を調査している。さしあたって本報告では、こうした制度・政策の変換によってダイナミックに動き出している韓国のコミュニティ組織「中間組織」の現況と全体像を把握し、これらの動きが韓国社会の「多文化」共生とどのように連動しているのかを概観する。一方韓国では、こうしたコミュニティ創生と密接にかかわる家族形態や意識の
変化を新しい法律の制定(「生活同伴者法」の発案)で反映しようとする動きが出てきており、ダイナミックに変容する韓国社会の「親密圏」が根底から問い直されている現状である。また、制度・施策の支援を受けず、独自に動いている文化コミュニティグループを紹介する。
 

報告1
「韓国のコミュニティ創生運動における行政のスタンスと『中間組織』の現況

  • 田恩伊(神戸大学国際文化学研究科 学術推進研究員)
  • 現在取り組んでいる研究テーマ:「現代の共同体をめぐる公共政策の新たな取り組みについてー韓国のマウル共同体政策とコミュニティ文化を中心に」。論文・ 著書:「市民的公共領域形成のためのもう一つの提案、共同体・共同体的関係網」、『マウルネットワーク、マウルづくりの連帯と協同の再構成』韓国国土研究院、2014年。『モダニティの変容と公共圏』(編者;田中紀行・吉田純、執筆者;田中紀行・三上剛史・油井清光・中村健吾・濱西栄司・田恩伊・高橋顕也・園知子) 京都大学学術出版会、2014年、など。

 

報告2
ゼミ合宿?カルチャーセンター?学問道場?・・『ソウル・南山講学院』にみる新しい学術コミュニティ」

  • 松井真之介(神戸大学国際文化学研究科 協力研究員)
  • 現在取り組んでいるテーマ:「マイノリティ研究、特にフランスの地域/民族/宗教マイノリティに関して」。論文・ 著書:翻訳「バルカン三部作――第1次世界大戦前バルカン諸国における数学」(スネジャナ・ローレンス著)斎藤憲、三浦伸夫、三宅克哉監訳『Oxford Handbook 数学の歴史』共立出版、2014年。「フランスの教育行政管理を回避する地域語学校の取り組み―バスク語、カタルーニャ語を中心に―」『フランス教育学会紀要』第26号、2014年。「フランスの『コミュノタリスム』とマイノリティの自主教育学校」「共創」社会研究会国際シンポジウム『コミュニティの「変容」と「共創」』2015年、など。

 
 

研究プロジェクトの趣旨は、下記のページをご覧ください。
「コミュニティ創生運動における『文化活動』の役割ー日緘英仏における事例研究ー」
(メンバー:田恩伊、黒川伊織、沼田里衣、松井真之介)
お問い合わせ先:田恩伊(jeuni1996[at]gmail.com)
※[at]をアットマークに変えてください。