研究員プロジェクト「コミュニティ創生運動における『文化活動』の役割-日韓英仏における事例研究-」定例研究会
「対話としての芸術―障害・文化・居場所」
- パネリスト1.沼田里衣「即興とコミュニティ―音遊びの会の事例とともに
- パネリスト2.細馬宏通「会話と音楽」
- パネリスト3.本間直樹「対話によるコミュニティ形成の観点から」
日時
2015年3月11日(金)19:00-21:30
場所
神戸大学国際文化学研究科 A棟4階(A403)
趣旨
近年、障害者とアーティストのコラボレーションによる芸術活動が多く行われるようになりました。多様な人がともに行う活動の根本にあるのは、技術や価値観の差異を超えた人と人の対話です。今回は、会話分析や臨床哲学という観点から様々な考究を続けており、またその一方で音楽活動を行うゲストをお呼びし、音楽を用いた対話のあり方と文化との関連について考えてみたいと思います。音楽家の立場から療法的活動に関心を持つゲストを交えて討論も予定しておりますので、ぜひご参加ください。
登壇者
- 沼田 里衣(神戸大学大学院国際文化学研究推進センター協力研究員)
- 知的障害者と音楽家、音楽療法家が新しい音楽表現の地平の開拓を目的に活動する「音遊びの会」代表。技術や価値観の差異を超えた音楽作りについて研究を続けている。
- 細馬 宏通(滋賀県立大学人間文化学部教授)
専門は日常会話のジェスチャー分析。19世紀以来の視聴覚文化史にも関心を寄せる。著書に『うたのしくみ』(ぴあ)。 - 本間 直樹
臨床哲学を専門に、哲学対話法、こどもの哲学、身体論、映像コミュニケーション等の実践研究に取り組む。2006年より大阪大学コミュニケーションデザイン・センター/大学院文学研究科准教授。哲学カフェ等の対話活動を推進するCaféPhilo代表。 - 若尾 裕(神戸大学名誉特任教授)
専門は臨床音楽学。演奏活動も行う。著書に『奏でることの力』、『音楽療法を考える』ほか。 - 千野 秀一
1951年生まれ。70年よりキーボード奏者、編曲家として活躍する。80年代より映画、演劇、ダンスの伴奏音楽の作曲を多数手掛ける。90年代からは即興演奏とともに、パソコンとシンセサイザーを使った極私的かつ実験的な作品を制作や音楽用ソフトウェアの開発を行う。
討論
- 若尾裕(司会)
- 秀一(コメンテーター〜音楽家の立場から〜)
研究プロジェクトの趣旨は、下記のページをご覧ください。
コミュニティ創生運動における『文化活動』の役割ー日緘英仏における事例研究ー」
(メンバー:田恩伊、黒川伊織、沼田里衣、松井真之介 )お問い合わせ先:沼田里衣( riinumata[at]gmail.com)
※[at]をアットマークに変えてください。