国際文化学研究推進センター 2017年度研究プロジェクト
「映像メディアにおける注意と情動に関する領域横断的研究」 第4回研究会
 

語りと演出

日時:

 平成30年3月23日(金)13:00〜17:30
 

会場:

 神戸大学大学院国際文化学研究科 学術交流ルーム1(E棟410号室)
 
 

13:00 木下耕介(群馬県立女子大学文学部)

「誰が/どうやって――北米映画理論における「語り」と「語り手」をめぐる議論の再考」

 文学的修辞技法としての「語り手」の物語映画への援用が生じた理論的諸問題について、この四半世紀の映画理論の成果(対案としての「語り」概念を含む)を参照しつつ、焦点化、視点、認知、情報、情動といった切り口からの再整理を試みる。
 
 

14:30 大谷晋平 (神戸大学大学院博士後期課程)
「作品の背後にいる者についての批評――1950年代末日本映画における監督の存在を誇示する映画表現」

 1950年代末、日本の「新しい波」を担う映画人たちはカメラの視点を、その背後にいる監督の存在を開示する表現として捉えた。本発表は、物語論では「語り手」の痕跡と捉えられる表現が、いかに監督の存在誇示と結びつけられたのかを明らかにする。
 
 

15:30 吉田眸 (京都産業大学文化学部)
「「男が階段を上る時」――1930年代の成瀬映画のモダニティ」

 
1930年代の成瀬巳喜男の映画における「語り」の手法的特徴やジェンダー表現や映画美術の細部の効果等を、「モダニズム」の環境(特に松竹からP・C・Lへの移籍を経てやがて戦時に向かう)のなかに取り上げる。
 
 

16:30-17:30 ディスカッション

 
 

アクセス:

以下のサイトをご覧ください。http://www.kobe-u.ac.jp/guid/access/rokko/turukabuto-dai1.html
  

主催:

神戸大学国際文化学研究推進センター研究プロジェクト「映像メディアにおける注意と情動に関する領域横断的研究」(研究代表者:板倉史明)
 

問い合わせ先
板倉史明 (itakuraアットマークpeople.kobe-u.ac.jp)

 
 


 
 
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