全学共通キャリア科目シラバス
2009年度神戸大学全学キャリア科目
(総合科目Ⅱ) 後期木曜5限 教室 鶴甲第1キャンパス K202
【授業のテーマと目標】
テーマ「職業と学び―キャリアデザインを考える」(社会で活躍する神戸大卒業生によるリレー講義)
若い皆さんは、自分自身がいかに大きな可能性にみちているかを殆ど知りませんし、他方、世の中の職業や仕事について具体的に知っている人もごく稀です。しかし、皆さんのもつその測り知れない可能性を生かすためには、将来に拡がる卒業後の多様な進路や仕事を今から考えてゆくことがとても大切です。
この授業では、様々な職業に就いている神戸大学の卒業生の方々から仕事の現場や遣り甲斐、あるいは仕事への夢や志などを語っていただきます。皆さんはふだんの大学の授業では聞くことのできない先輩たちの話に耳を傾けながら、自分の将来の目標や職業に思いを馳せ、そのために今どんな基本的な能力や知識や教養を身につけるべきかを考えるキッカケにしてもらいたいと願っています。
また、こうした機会をもつことは、今大学で学んでいることの意味を知り、かけがえのない4年間の大学生活を充実させるためにもきわめて有益です。文系・理系の区別や職種を問わず、仕事をするうえでは共通の要素がありますし、どの分野であれ職業について幅広い視野を得ることが必要ですが、そうしたこともこの授業から学びとってほしいと思います。
そして、社会で活躍する諸先輩のお話は、井の中の蛙大海を知るの如く、必ずや皆さんの視野と世界を広げ、自らの可能性に気づきを与え、皆さんの意識と行動に大きな変化をもたらすことでしょう。
【授業の概要と計画】
①10月1日「キャリアとは ― 授業への導入(趣旨・予定・試験・諸注意)」
★内田正博 国際文化学部教員(本科目コーディネーター)
② 8日「日本的キャリアシステムの価値創造のメカニズム」
★平野光俊 経営学部教員
③ 15日「節目だけはキャリアデザイン ― 夢と不安のペア」
★金井壽宏 経営学部教員
④ 22日「世界に夢を!― 商社の企画開発業務の現場から」
★今﨑良平 1961年経営学部卒 元兼松株式会社 新規事業・営業
開発室室長、神戸大学キャリアセンター・キャリアアドバイザー
⑤ 29日「モノを運ぶことは、心を運ぶこと― 国際物流と貿易の仕事、そしてNPO活動を通して」
★恵谷 洋 1987年旧神戸商船大学(現海事科学部)卒
TNTエクスプレス(株)取締役営業本部長、海洋エッセイスト、
オフィス☆海遊学舎主宰(筆名「拓海広志」)
⑥11月5日「マルチ主婦の実践―食と農で起業!NPO法人の設立と運営」
★中塚華奈 1994年農学部卒(農学研究科修了)
NPO法人「食と農の研究所」事務局長、(株)トーホー顧問、
有機JAS認証検査員
⑦ 12日「仕事の喜び ― プロサッカー選手の経験より」
★西野 努 1993年経営学部卒 元浦和レッズ所属Jリーガー、
(株)オプト・スポーツ・インターナショナル代表取締役社長
⑧ 19日「異文化との出会い ― 弁護士として日本企業で働く」
★ビーラッパン ビーラスレシュクマル 2008年法学研究科修了
パナソニック電工法務部海外法務グループ
⑨ 26日「社会への熱視線 ― 報道アナウンサーという仕事」
★住田功一 1983年経営学部卒 NHK大阪放送局編成部
チーフアナウンサー
⑩12月3日「部品供給に信頼を載せる ― 細部にも拘る日本気質!」
★谷 和義 1976年工学部卒 バンドー化学株式会社
代表取締役社長
⑪ 10日「世界から、そして世界へ! ― 国際都市を生んだ神戸港」
★岡口憲義 1979年法学部卒 神戸市みなと総局長
⑫ 17日 「事実を掴む喜び ― デジタル時代の新聞記者たち」
★河内鏡太郎 1966年文学部卒、元読売新聞大阪本社専務取締
役総務局長・コンプライアンス担当、
館長、読売新聞大阪本社顧問
⑬ 24日 (予備日)
2010年
⑬ 1月 14日「国境を越える仕事への志―外資系企業で働く」
★高岡浩三 1983年経営学部卒 ネスレ日本株式会社
代表取締役副社長(2010年1月以降)
⑭ 21日 筆記試験
⑮ 28日 (予備日)新型インフルエンザ感染等による休講の補講
【成績評価方法と基準】
学期末の筆記試験。出席重視。毎回、授業中にコミュニケーションシートを書いてもらいます。シートは出席票兼用、代筆厳禁です。シート上部の各項目未記入および自由記述数行のみの場合は欠席扱いになります。この授業では、情報や知識の吸収だけではなく、気づきと成長への意欲を重視します。その他詳細については授業中指示。
【履修上の注意】
遅刻、途中入場・途中退室、履修者の無断欠席、私語、居眠りは厳禁。授業中携帯の電源は切ること。貴重な時間を割いてこの講義のために準備し遠路来てくださる先輩たちに失礼に当たりますので、以上のマナーを守る自信のない人およびアルバイトや部活等で欠席しがちな人は履修を遠慮してください。毎回、授業の最後に授業の感想、意見、気づき、質問等を必ず書いてもらいますので、授業中は絶えず多くを考えたり感じたりしながら、各講師のお話に耳を傾けてください。この授業は履修者へ全回出席を求めています。
なお、この授業は1年次配当科目ですが、2、3回生や就職活動を終えてこれから社会に出てゆく4(5)回生にもぜひ履修または聴講してもらいたいと願っています。卒業後のキャリア形成や人生設計を考えるうえで大きなヒントが得られるでしょう。また、院生は履修できませんが、聴講を歓迎します。
なお総合科目Ⅱは、学部によっては卒業要件単位に入っていない場合があるかもしれません。自学部の学生便覧で確認してください。もちろんどの学部生でも単位取得が認定されれば、成績証明書には記載されます。
【オフィスアワーと研究室】
問い合せや連絡は、内田正博まで。相談はあらかじめメールで予約してください。メールアドレスは、utschida□kobe-u.ac.jp (□を@に変えてください。) 研究室は国文キャンパスE棟E408です。ただし、連絡はキャリアセンター(A棟1F東)のほうが取りやすいでしょう。
【学生へのメッセージ】
自立と社会的関心、そして自己の成長を願う意欲があれば、大丈夫、あなたの未来の歩みは確かなものになるでしょう。
「自立」とは、他人から命じられて初めて学ぶのではなく、自ら課題を見出して自分の意志で学ぶことができ、何をすればよいか教えてもらうまで待つのではなく、自分から何をすべきかを考え、目標をもつことができることも意味します。むろん将来の精神的自立は、経済的自立が前提となります。そして、そのために今は学ぶ時。とくに演習やゼミで「自ら学ぶ力」を養ってください。
「社会的関心」の反対は、自分のことにしか関心がないこと。自分の利益しか考えない人は視野と世界が狭くなります。社会的関心と社会貢献とサービスの姿勢があれば、何より視野が広がり、自分の能力や知識を何のためにどう行かせばよいか有効に考え、仕事の意味を理解し、人的ネットワークを豊かに形成し、仕事にいっそうやりがいと喜びを覚えるようになります。そのために今はあらゆるものに知的好奇心を抱き、学ぶことを楽しみましょう。基礎的な教養を身につけるとともに、ぜひ新聞を読んでください。
なお、この授業は、1、2回生にとって将来の進路や就職を考えるうえで大いに役に立つことは言うまでもありませんが、それだけではなく、就職活動に取り組む3回生やもうすぐ社会人になる4(5)回生にとってもきわめて貴重な機会となるでしょう。社会の各分野で活躍する先輩たちの声に耳を傾けながら、ぜひ自分の世界を広げる大切なキッカケを掴んでください。
【テキスト】適宜プリント配付(教室に放置しないでください。余分に取ったものは元の場所に返却すること。)
2008年度神戸大学全学キャリア科目
(総合科目Ⅱ)U837 1年次配当 2単位 後期木曜5限 教室 鶴甲第1キャンパス K202
【授業のテーマと目標】
「職業と学び―キャリアデザインを考える」
(社会で活躍する神戸大卒業生によるリレー講義)
若い皆さんは、自分自身がいかに大きな可能性にみちているかを殆ど知りませんし、他方、世の中の職業や仕事について具体的に知っている人もごく稀です。しかし、皆さんのもつその測り知れない可能性を生かすためには、将来に拡がる卒業後の多様な進路や仕事を今から考えてゆくことがきわめて大切です。
この授業では、様々な職業に就いている神戸大学の卒業生の方々から仕事の現場や遣り甲斐、あるいは仕事への夢や志などを語っていただきます。皆さんはふだんの大学の授業では聞くことのできない先輩たちの話に耳を傾けながら、自分の将来の目標や職業を思いめぐらし、そのために今どんな基本的な能力や知識や教養を身につけるべきかを考えるキッカケにしてもらいたいと願っています。
また、こうした機会をもつことは、今大学で学んでいることの意味を知り、かけがえのない4年間の大学生活を充実させるためにもきわめて有益です。文系・理系の区別や職種を問わず、仕事をするうえでは共通の要素がありますし、どの分野であれ職業について幅広い視野を得ることが必要ですが、そうしたこともこの授業から学びとってほしいと思います。
そして、社会で活躍する諸先輩のお話は、あたかも井の中の蛙が大海を知るに似て、必ずや皆さんの視野と世界を広げ、自らの大きな可能性に気づきを与え、皆さんの意識と行動に重要な変化をもたらすことでしょう。
【授業の概要と計画】
①10月2日 「キャリアとは ― 授業への導入(趣旨・予定・試験・諸注意)」
★内田正博 国際文化学部教員(本科目コーディネーター)
② 9日 「キャリアデザインの基礎工事」
★上月永文 1958年法学部卒、元出光興産、現NPO 日本キャリア・カウンセリング研究会キャリア・カウンセラー
③ 16日 「働くことの意味」
★加護野忠男 経営学部教員
④ 23日 「節目だけはキャリアデザイン ― 夢と不安のペア」
★金井壽宏 経営学部教員
⑤ 30日 「世界と日本をつなぐ ― 総合商社の仕事」
★藤本晃三 1962年経済学部卒、元三菱商事 食品本部長、元カンロ(株)取締役副会長、現神戸市みなと総局審議役(首都圏担当)、(社)神戸港振興協会参与
⑥11月6日 「世界を舞台に ― 国際物流で働く」
★森 有香 2005年理学部地球惑星科学科卒、近鉄エクスプレス フォワーディング営業部
⑦ 13日 「地元で働ける喜び― 神戸から世界への挑戦状」
★舟橋健雄 1997年国際文化学部卒、神戸デジタル・ラボ 経営管理部(社長付)、翔鶴会(国際文化学部同窓会)初代会長、現副会長
⑧ 20日 「もの造りへの夢 ― 技術者の志」
★萩野道義 1966年工学部卒、元本田技研工業専務取締役、自動車技術会 第23代会長
⑨ 27日 「健康づくり活動の振興 ― 行政の役割を中心に」
★山本光昭 1984年医学部卒、独立行政法人国立病院機構 本部 医療部長
⑩12月4日 「Think globally, Act locally ― 環境NPO」
★松岡夏子 2005年国際文化学部卒、NPO法人「ゼロ・ウェイストアカデミー」元事務局長、現同理事、現国際文化学研究科修士課程
⑪ 11日 「夢と信念 ― 起業への道」
★金丸恭文 1978年工学部卒、フューチャーアーキテクト代表取締役会長、CEO
⑫ 18日 「アンネの夢を知っていますか ― 新聞記者の現場から」
★河内鏡太郎 1966年文学部卒、読売新聞大阪本社 専務取締役総務局長・コンプライアンス担当
2009年
⑬ 1月 8日 「教育をサポートする―大学職員としてのキャリア」
★近森節子 1968年教育学部卒、立命館大学 大学行政研究・研修センター次長 専任研究員
⑭ 15日 筆記試験
⑮ 22日 (予備日)
【成績評価方法と基準】
学期末の筆記試験。出席重視。毎回、授業中にコミュニケーションシートを書いてもらいます。このシートは出席票も兼ねます。代筆厳禁です。シート上部の各項目および自由記述のない場合は欠席扱いになります。その他詳細については授業中指示。
【履修上の注意】
遅刻、途中入場・途中退室、履修者の無断欠席、私語は厳禁。授業中携帯の電源は切ること。貴重な時間を割いてこの講義のために準備し遠路来てくださる先輩たちに失礼に当たりますので、以上のマナーを守る自信のない人やアルバイトや部活等で欠席しがちな人は履修を控えてください。毎回、授業の最後に授業の感想・意見・質問等を必ず全員に書いてもらいますので、授業中は絶えず多くを考えたり感じながら、各講師のお話に耳を傾けてください。
この授業は履修者へ全回出席を求めています。やむなく欠席する場合は、事前に(無理なら事後速やかに)下記メールアドレス(内田)へ理由とともに欠席届を送ってください。その際、欠席の月日、科目名(総合科目Ⅱ木5限)、学番、学部名、氏名をかならず書いてください。
なお、この授業は2006年度新設科目のため1、2、3年次のみ履修可能ですが、就職活動を終えてこれから社会に出てゆく4(5)回生にもぜひ聴講してもらいたいと願っています。卒業後のキャリア形成や人生設計を考えるうえで大きなヒントが得られるでしょう。また、院生の聴講も歓迎します。
なお総合科目Ⅱは、学部によっては卒業要件単位に入っていない場合があるかもしれません。自学部の学生便覧で確認してください。もちろんどの学部生でも単位取得が認定されれば、成績証明書には記載されます。
【オフィスアワーと研究室】
問い合せや連絡は、内田正博まで。相談はあらかじめメールで予約してください。メールアドレスは、utschida□kobe-u.ac.jp (□を@に変えてください。) 研究室は国文キャンパスE棟のE408。ただし、キャリアセンター(A棟1F東)のほうが連絡は取りやすいと思います。
【学生へのメッセージ】
自立と社会的関心さえ備わっていれば、大丈夫、あなたの未来の歩みは確かなものになるでしょう。
「自立」とは、他人から命じられて初めて学ぶのではなく、自ら課題を見出して自分の意志で学ぶことができ、何をすればよいか教えてもらうまで待つのではなく、自分から何をすべきかを考え、目標をもつことができることを意味します。むろん将来の精神的自立は、経済的自立が前提となります。そして、そのために今は学ぶ時。とくに演習やゼミで「自ら学ぶ力」を養ってください。
「社会的関心」の反対は、自分のことにしか関心がないこと。自分の利益しか考えない人は視野と世界が狭くなります。社会的関心と社会貢献の姿勢があれば、何より視野が広がり、自分の能力や知識を何のためにどう行かせばよいか有効に考え、仕事の意味を理解し、人的ネットワークを豊かに形成し、仕事にいっそうやりがいと喜びを覚えるようになります。そのために今はあらゆるものに知的好奇心を抱き、学ぶことを楽しみましょう。基礎的な教養を身につけるとともに、ぜひ新聞を読んでください。
なお、この授業は、1、2回生にとって将来の進路や就職を考えるうえで大いに役に立つことは言うまでもありませんが、それだけではなく、就職活動に取り組む3回生やもうすぐ社会人になる4(5)回生にとってもきわめて貴重な機会となるでしょう。ぜひ社会の各分野で活躍する先輩たちの声に耳を傾けましょう。ただし履修できるのは、2006年度新設科目のため1、2、3年次のみです。しかし、聴講だけならどの学年でもできます。4回生や院生もぜひ聴きに来てください。
【テキスト等】 プリント配付(授業終了後、教室に放置しないでください。余分に取ったものは元の場所に返却すること。)
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■2008年度履修者数は165名。
この授業では毎回出席者全員にコミュニケーションシート(自由記述アンケート)を書いてもらっていますが、その全員の感想文を読んで、それにフィードバックしてくださる講師がおられます。受講生にはそのフィードバックレポートを次の授業で配付していますが、ホームページ掲載の許可をくださった方のものを、以下ご紹介します。
■10月9日担当、上月永文氏の「講師の感想」はこちら
■10月23日担当の金井壽宏教授のフィードバックレポートはこちら
金井先生は、400字詰換算で約20枚近くにもなる丁寧かつ躍動感溢れるレポートを書いてくださいました。
■10月30日担当、藤本晃三氏のフィードバックレポートはこちら
■11月13日担当、舟橋健雄氏のフィードバックレポートはこちら
紆余曲折したキャリアを歩んだ舟橋さんによる非常に気合のこもったレポートです。
■11月20日担当、萩野道義さんのフィードバックレポートはこちら
■12月4日担当、松岡夏子さんのフィードバックレポートはこちら
■12月18日担当、河内鏡太郎さんのフィードバックメールはこちら
「番外編イベント」の提案をしてくださいました。
■1月8日担当、近森節子さんのフィードバックコメントはこちら
【参考】 キャリア教育に関するコメント
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■ 国際文化学部は比較的早くキャリア教育に取り組んだ学部です。以前から情報論講座には企業のデータベースを作るインターンシップ演習があり、2002年からの3年間は、東洋ゴム工業会長の片山松造氏(経営卒)をコーディネーターとする学部共通の企業人講義「自動車関連産業からの国際化と異文化交流」が開講され、いずれもマスコミにも取り上げられました。今年度(2008年度)も、前期はJICA連続講義、アートマネジメント論などがあり、後期は企業の人事担当者による授業「『大学で学ぶ』を考える~社会人になる前に」(金4限)などが開講されます。時間割上の科目名が「国際文化特殊講義」となっているものもあります。詳細は、国際文化学部webシラバス参照
〔参考〕
「キャリア」の定義 「個々人が生涯にわたって遂行する様々な立場や役割の連鎖及びその過程における自己と働くこととの関係付けや価値付けの累積」(文部科学省、2004年)。 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/shotou/023/toushin/04012801.htm
「キャリアデザイン」の定義 「自分らしい生き方を見いだし、そのために必要な知識・技術を身につけ、意識的に自分らしい生き方を実践すること。職業上の能力に限らず、家族生活、コミュニティの一員としての生活、社会的活動などを通じて、トータルに自分らしい生き方を追求していくこと」(法政大学キャリアデザイン学部HPより) http://www.hosei.ac.jp/career/index.html
CDC 内田正博 (2008.10.03)
2007年度全学キャリア科目
「職業と学び―キャリアデザインを考える」(総合科目Ⅱ)[2U837]
社会の各分野で活躍する卒業生によるリレー講義
後期 木曜5限 1年次配当 国文キャンパス F401教室 教室変更⇒K202
【授業のテーマと目標】
テーマ「職業と学び―キャリアデザインを考える」
若い皆さんは、自分自身がいかに大きな可能性にみちているかを殆ど知りませんし、他方、世の中の職業や仕事について具体的に知っている人もごく稀です。しかし、皆さんのもつその測り知れない可能性を生かすためには、将来に拡がる卒業後の多様な進路や仕事を今から考えてゆくことがきわめて大切です。
この授業では、様々な職業に就いている神戸大学の卒業生の方々から仕事の現場や遣り甲斐、あるいは仕事への夢などを語っていただきます。皆さんはふだんの大学の授業では聞くことのできない先輩たちの話に耳を傾けながら、自分の将来の目標や職業を思いめぐらし、そのために今どんな基本的な能力や知識や教養を身につけるべきかを考えるキッカケにしてもらいたいと願っています。
また、こうした機会をもつことは、今大学で学んでいることの意味を知り、かけがえのない4年間の大学生活を充実させるためにもきわめて有益です。文系・理系の区別や職種を問わず、仕事をするうえでは共通の要素がありますし、どの分野であれ職業について幅広い視野を得ることが必要ですが、そうしたこともこの授業から学びとってほしいと思います。
【授業の内容と計画】
①10月 4日 導入―授業の趣旨、予定、諸注意、キャリアとは
★内田正博 国際文化学部教員(本科目コーディネーター)
②10月11日 キャリアをデザインする発想―夢しか実現しない
★金井壽宏 経営学部教員
③10月18日 働くことの意味
★加護野忠男 経営学部教員
④10月25日 神戸大学の異色卒業生群像―真摯・自由・協同
★植村達男 1964年経済学部卒、元住友海上火災保険、
神戸大学学術事業会代表取締役、
神戸大学東京オフィス コーディネーター
⑤11月 1日 外国企業にとっての日本―JETROの役割
★西浦 克 1995年理学部卒、JETRO 対日投資部 対日ビジネス課 課長代理
⑥11月 8日 人間ドラマ―総合商社を生きる
★近藤 材 1970年経営学部卒 元住友商事 国際人材開発部長、
住商情報システム監査役
⑦11月15日 ライフ・リバランスという人生戦略―人生の節目と仕事・役割
★五十嵐順子 1998年国際文化学部卒、「ライフ・リバランス研究所」代表
(キャリアコンサルタント)
⑧11月22日 学生と社会人の違い―自助の精神
★三輪裕範 1981年法学部卒、伊藤忠商事 調査情報室長
⑨11月29日 NPOで社会を変える!―つぶやきを形に、おもいを仕組みに
★世古一穂 1975年文学部卒、特定非営利活動法人「NPO研修・情報センター」
代表理事、金沢大学大学院人間社会環境研究科教授
⑩12月 6日 もの造りへの夢―日本の技術者
★萩野道義 1966年工学部卒、元本田技研工業専務取締役
第23代自動車技術会会長
⑪12月13日 人生の選択肢としての起業
★谷井 等 1996年経営学部卒、シナジーマーケティング㈱代表取締役社長
⑫12月20日 志(こころざし)産業としてのジャーナリズム
★杉山知之 1970年経済学部卒、元朝日新聞社、神戸大学広報マネージャー
⑬ 1月10日 「大学で学ぶ」ってなんだろう―大学生のためのキャリアデザイン
★原 昌己 1989年工学部卒、ベネッセコーポレーション 大学事業部
キャリア企画本部担当部長
⑭ 1月17日 筆記試験
⑮ 1月24日 最終日(予備日)
・授業の進め方(第4回以降): 60分講義、20分質疑応答、10分自由記述アンケート(授業の感想等)
【成績評価方法と基準】
学期末の筆記試験またはレポート。出席重視。毎回、授業中にコミュニケーションシートを書いてもらいます。このシートは出席票も兼ねます。シート上部の各項目および自由記述が無いか又は少ない場合は欠席扱い。代筆厳禁です!無断欠席は単位取得を保証しません。その他詳細については授業中指示。
【履修上の注意】
遅刻、途中入場・途中退室、履修者の無断欠席、私語は厳禁。授業中携帯の電源は切ること。時間を割いて来てくださる先輩たちに失礼に当たるので、以上のマナーを守る自信のない人やアルバイトや部活等で欠席しがちな人は履修を控えてください。毎回、授業の最後に授業の感想・意見・質問等を必ず全員に書いてもらいますので、積極的な姿勢で授業に臨んでください。欠席の連絡は、事前に(無理なら事後速やかに)下記メールアドレス(内田)へ。その際、科目名(総合科目Ⅱ木5限)、学番、学部名、氏名、欠席する月日をかならず書いてください。
なお、この授業は昨年度新設科目のため1,2年次のみ履修可能ですが、3回生や就職活動を終えてこれから社会に出てゆく4(5)回生にもぜひ聴講してもらいたいと願っています。卒業後のキャリアデザインを考えるうえで大きなヒントが得られるでしょう。
なお総合科目Ⅱは、学部によっては卒業要件単位に入っていない場合があるかもしれません。自学部の学生便覧で確認してください。もちろんどの学部生でも単位取得が認定されれば、成績証明書には記載されます。
【オフィスアワーと研究室】
問い合せや連絡は、内田まで。相談はあらかじめメールで予約してください。メールアドレスは、utschida□kobe-u.ac.jp (□を@に)。研究室は国文キャンパスA棟のA311 (ただし、今年度は学舎改修のため年度途中で移転します)。
【学生へのメッセージ】
自立と社会的関心さえ備わっていれば、大丈夫、あなたの未来の歩みは確かなものになるでしょう。「自立」とは、他人から命じられて初めて学ぶのではなく、自ら課題を見出して自分の意志で学ぶことができ、何をすればよいか教えてもらうまで待つのではなく、自分から何をすべきかを考え、目標をもつことができることを意味します。むろん将来の精神的自立は、経済的自立が前提となります。そして、そのために今は学ぶ時。とくに演習やゼミで「自ら学ぶ力」を養ってください。 「社会的関心」の反対は、自分のことにしか関心がないこと。社会的関心があれば、何より視野が広がり、自分の能力や知識を何のためにどう行かせばよいか有効に考え、仕事の意味を理解し、人的ネットワークを豊かに形成し、仕事にいっそうやりがいと喜びを覚えるようになります。そのために今はあらゆるものに知的好奇心を抱き、学ぶことを楽しみましょう。基礎的な教養を身につけるとともに、ぜひ新聞を読んでください。
なお、この授業は、1、2回生にとって将来の進路や就職を考えるうえで大いに役に立つことは言うまでもありませんが、それだけではなく、就職活動に取り組む3回生やもうすぐ社会人になる4(5)回生にとってもきわめて貴重な機会となるでしょう。ぜひ社会の各分野で活躍する先輩たちの声に耳を傾けましょう。ただし履修できるのは、昨年度新設科目のため1,2年次のみです。しかし、聴講だけならどの学年でもできます。3、4回生や院生もぜひ聴きに来てください。
webシラバス http://www.iphe.kobe-u.ac.jp/index.html ⇒ 右端メニューの「シラバス」
⇒ 「科目別検索」⇒ 「その他必要と認める科目」⇒ 「総合科目Ⅱ」
または、http://web.cla.kobe-u.ac.jp/group/cdc/post-4.html#career
<関連リンク>
―キャリア教育の目的や意味について http://web.cla.kobe-u.ac.jp/group/cdc/post-4.html#career
―神戸大学「学友会」および各学部同窓会 http://www.kobe-u.com/contents/alumni/index.html
―神戸大学キャリアセンター(国文キャンパスA棟1F学生ロビー西「学生センター」内、入口北側)
キャリアアドバイザーが、キャリアデザインや就職進路に関する質問相談に応じます。
http://www.kobe-u.ac.jp/campuslife/employment/index.htm
次のところでも、担当者がキャリア相談に応じてくれます。
―六甲台就職情報センター http://home.kobe-u.com/ryoso/about/rokko/index.html
―発達科学部キャリアサポートセンター http://csc.h.kobe-u.ac.jp/index.html
―神戸大学東京オフィス http://www.kobe-u.ac.jp/info/tokyo-office/index.htm
神戸大学生協のHPも参考にしてください。
―神戸大学生協キャリア形成支援ページ http://seagull.coop.kobe-u.ac.jp/recruit/
「ガイダンス・イベントCALENDAR」では、学内の全就職支援行事情報を掲載しています。
また「MESSAGE」では、就活やキャリアデザインに関するメッセージを読むことができます。
次は様々な職業を知ることのできるサイトです。
―キャリアマトリックス(職業とキャリアに関する基盤情報データベース) http://cmx.vrsys.net/
―キャリナビ(お仕事人辞典) http://www.carinavi.org/ja/
2006年度、スタート!
2006年度後期 全学共通 キャリア科目(総合科目Ⅱ) [2U837]
「職業と学び―キャリアデザインを考える」 1年次配当 木曜5限 国文キャンパスF401教室
コーディネーター: 内田正博
<授業のテーマと目標>
若い皆さんは、自分自身がいかに大きな可能性にみちているかを殆ど知りませんし、他方、世の中の職業や仕事について具体的に知っている人もごく稀です。しかし、皆さんのもつその測り知れない可能性を生かすためには、将来に拡がる卒業後の多様な進路や仕事を今から考えてゆくことがきわめて大切です。
この授業では、様々な職業に就いている神戸大学の卒業生の方々から仕事の現場や遣り甲斐、あるいは仕事への夢などを語っていただきます。皆さんはふだんの大学の授業では聞くことのできない先輩たちの話に耳を傾けながら、自分の将来の目標や職業を思いめぐらし、そのために今どんな基本的な能力や知識や教養を身につけるべきかを考えるキッカケにしてもらいたいと願っています。
また、こうした機会をもつことは、今大学で学んでいることの意味を知り、かけがえのない大学生活を充実させるためにもきわめて有益です。文系・理系の区別や職種を問わず、仕事をするうえでは共通の要素がありますし、どの分野であれ職業について幅広い視野を得ることが必要ですが、そうしたこともこの授業から学びとってほしいと思います。
<授業の内容と計画>
この授業は、皆さんの先輩である神戸大学の卒業生10名の方々から仕事の現場や体験を聞くリレー講義です。最初3回は教員による授業で、導入、神戸大卒の実業家像、キャリアデザインを学び、その後は、各回ごとにテーマを設け、社会のさまざまな分野で活躍するOB・OGの話に耳を傾けます。 10月12日、19日の講師に関しては、末尾の〔コメント〕参照。
(14回)
10.05 導入(授業の趣旨・予定・試験等)
★内田正博、国際文化学部教員 (コーディネーター)
12 神戸大学卒の実業家像
★加護野忠男、経営学部教員
19 キャリア・デザインを捉える視点 ※ 詳細は下記参照。
★金井壽宏、経営学部教員
26 国際ビジネスの最前線―総合商社
★水野 勝、1961年経済学部卒、元丸紅副社長、
現「ディレクトフォース」代表
11. 2 企業が学生に求めるもの―自助の精神
★三輪裕範、1981年法学部卒、伊藤忠商事㈱ 調査情報室長
9 時代の動きとともに変わる組織―シンクタンク
★藤井 恵、1996年経済学部卒、三菱UFJリサーチ&コンサルティング
16 住民やNPOとともに「新しい公共」を担う―公務員
★松田克也、1986年法学部卒、京都府
30 社会を変える市民力―NPO的企業
★高田友美、2002年国際文化学部卒、㈱「地球の芽」、
滋賀県「小舟木エコ村プロジェクト」
12.07 グローバリゼーションへの対応―多様性の受容
★團野廣一、1956年経営学部卒、元三菱総合研究所
代表取締役副社長、現三菱商事業務部顧問
14 モノづくりニッポン―技術者の夢
★萩野道義、1966年工学部卒、元本田技研工業専務取締役、
社団法人自動車技術会第23代会長
21 起業への夢―日本を元気に!
★長谷川智紀、2003年経営学部卒、「パソナユース」代表取締役
01.11 社会を映し社会に発信する―マスメディア
★五孝隆実、1967年文学部卒、元朝日新聞記者、現神戸大学企画広報室
18 国境を越えるビジネス―外資系企業
★高岡浩三、1983年経営学部卒、 ネスレコンフェクショナリー㈱代表取締役社長
25 筆記試験
(注)上記予定は諸事情により変更する場合もあります。更新情報はwebページで確認してください。
<成績評価方法と基準>
学期末に筆記試験を実施。出席重視。毎回、授業中にコミュニケーション・シートを書いてもらいます。このシートは出席票も兼ねます。シート上部の各項目および自由記述のない場合は欠席扱いになります。無断欠席は単位取得を保証しません。その他詳細については授業中指示。
<履修上の注意>
遅刻、途中入場・途中退室、履修者の無断欠席、私語は厳禁。授業中携帯の電源は切ること。時間を割いて来てくださる先輩たちに失礼に当たるので、以上のマナーを守る自信のない人やアルバイトや部活等で欠席しがちな人は履修を控えてください。毎回、授業の最後に授業の感想・意見・質問等を必ず全員に書いてもらいますので、積極的な姿勢で授業に臨んでください。欠席の連絡は、事前に(無理なら事後速やかに)下記メールアドレス(内田)へ。その際、科目名(総合科目Ⅱ木5限)、学番、学部名、氏名、欠席する月日をかならず書いてください。
なお、この授業は今年度新設科目のため1年次のみ履修可能ですが、2、3回生や就職活動を終えた4(5)回生にもぜひ聴講してもらいたいと願っています。卒業後のキャリアデザインを考えるうえで大きなヒントが得られるでしょう。
なお総合科目Ⅱは、学部によっては卒業要件単位に入っていない場合があるかもしれません。自学部の学生便覧で確認してください。もちろんどの学部生でも単位取得が認定されれば、成績証明書には記載されます。
<オフィスアワーと研究室>
問い合せや連絡は、内田正博まで。相談はあらかじめメールで予約してください。メールアドレスは、utschidaxx@xxkobe-u.ac.jp (xxを取ってください)。研究室は国際文化学部A棟A311。
<学生へのメッセージ>
自立と社会的関心さえ備わっていれば、大丈夫、あなたの未来の歩みは確かなものとなります。
「自立」とは、他人から命じられて初めて学ぶのではなく、自ら課題を見出して自分の意志で学ぶことができ、何をすればよいか教えてもらうまで待つのではなく、自分から何をすべきかを考え、目標をもつことができることを意味します。むろん将来の精神的自立は、経済的自立が前提となります。そして、そのために今は学ぶ時。とくに演習やゼミで「自ら学ぶ力」を養ってください。
「社会的関心」の反対は、自分のことにしか関心がないこと。社会的関心があれば、何より視野が広がり、自分の能力や知識を何のためにどう行かせばよいか有効に考え、仕事の意味を理解し、人的ネットワークを豊かに形成し、仕事にいっそうやりがいと喜びを覚えるようになります。そのために今はあらゆるものに知的好奇心を抱き、学ぶことを楽しみましょう。基礎的な教養を身につけるとともに、ぜひ新聞を読んでください。
なお、この授業は、1、2回生にとって将来の進路や就職を考えるうえで大いに役に立つことは言うまでもありませんが、それだけではなく、就職活動に取り組む3回生やもうすぐ社会人になる4(5)回生にとってもきわめて貴重な機会となるでしょう。ぜひ社会の各分野で活躍する先輩たちの声に耳を傾けましょう。ただし履修できるのは、今年度新設科目のため1年次のみです。しかし、聴講だけならどの学年でもできます。2、3、4回生もぜひ聴きにきてください。
<参考文献・リンク>
キャリア教育の目的や意味について http://web.cla.kobe-u.ac.jp/group/cdc/post-4.html
―神戸大学「学友会」および各学部同窓会 http://www.kobe-u.com/contents/alumni/index.html
―神戸大学就職支援室(2007年6月「神戸大学キャリアセンター」になりました。国文キャンパスA棟1F学生ロビー西「学生センター」内、入口北側)も利用してください。相談員が、キャリアデザインや就職進路に関する質問相談に応じます。 http://www.kobe-u.ac.jp/campuslife/employment/index.htm
次のところでも同様に相談員が対応してくれます。
―六甲台就職情報センター http://home.kobe-u.com/ryoso/about/rokko/index.html
―発達科学部キャリアサポートセンター http://csc.h.kobe-u.ac.jp/index.html
―神戸大学東京オフィス http://www.kobe-u.ac.jp/info/tokyo-office/index.htm
生協のHPも参考にしてください。
―神戸大学生協キャリア形成支援ページ http://seagull.coop.kobe-u.ac.jp/recruit/
「ガイダンス・イベントCALENDAR」では、学内の全就職支援行事情報を掲載しています。
また「MESSAGE」では、就活やキャリアデザインに関するメッセージを読むことができます。
―キャリアマトリックス(職業とキャリアに関する基盤情報データベース) http://cmx.vrsys.net/
―キャリナビ(お仕事人辞典) http://www.carinavi.org/ja/
※次は、10月19日の授業の説明です。あらかじめ読んでおいてください。
第3回 10月19日 「キャリア・デザインを捉える視点」
担当 経営学部 金井壽宏
○ このセッションのねらい
大学生の間に、キャリア・デザインということをめぐって、考えていたほうがいいことがらについて、できる限り、具体的に話題提供をして、議論を通じて深めていきます。
つぎの7つの点について、事前に(もしそれがむりなら、教室内で)考えてもらって、インターラクティブに講義をします。
(1)重要な選択の背後には仕事の世界があることを知る
(2)「打ち込む」ことのできる世界をもつ
(3)「なりたい」を「なれる」より優先する
(4)夢をいつも大事にする
(5)大切なひとと仕事の世界について話し合う
(6)世界を広める
(7)節目のみ夢を現実に照らし合わせる
自分の頭で考えること、自分の経験、自分の周りのひとの経験から学ぶことを大事にすることを重視し、またそういう姿勢がこのセッションから身につくように配慮します。
○ このセッションの素材
上記の7点について、金井が『進路ジャーナル』に書いた原稿と、当日、皆さんにお見せするPPT。なお、もっと深めたいひとは、事後的につぎのような文献も追加的な素材にしてください。
○ 参考文献
この問題をもう少し深めたいと思うひとは、つぎのような書籍もごらんください。
金井壽宏 『働くひとのためのキャリア・デザイン』 PHP新書 2002年
金井壽宏・高橋俊介 『キャリア常識の嘘』 朝日新聞社 2005年
金井壽宏 『あったかい仕事力(キャリア)相談室』 千倉書房 2006年
○ このセッションのアウトカム
キャリアについての捉え方のいくつかの視点を知ること。それを、自分の経験、身の回りのひとの経験、大人との対話から深める視点を知ること、それらの視点をあてはめてみること。今、自分がいる大学、学部、専門について、将来の仕事の世界とのつながりを少しは考え直してみること。
〔コーディネーターのコメント〕(10月12日、19日の講師について)
この全学キャリア科目のメインは卒業生10名の方々による講義ですが、専任教員が担当する最初の3回のうちの2回、経営学部の加護野忠男教授と金井壽宏教授が担当する授業も見逃せません。
加護野先生は経営戦略論、経営組織論の分野では全国的に知られた高名な学者で著書も多く、価値観が揺らぐ激変する時代において、長期的見通しを踏まえた流行に惑わされない見解で注目されており、一般読者の多いビジネス雑誌でもその優れた論調を読むことができます。
〔参考URL〕 http://www.president.co.jp/pre/20051219/002.html
http://www.president.co.jp/pre/20020513/01.html
その加護野先生が、今回のキャリア科目では、神戸大学の歴史を辿りながら神大出身の実業家群像について語ってくださいます。
また、金井先生は、日本におけるキャリア研究の第一人者で、近年、時代とともに変化してゆく百花繚乱のキャリア論のなかで、バランスを保ちながらもつねにポイントをついた発言でこの分野をリードする学者です。といっても難しい専門書だけでなく、面白くて役に立つ一般書もたくさん書いておられます(例えば、『あったかい仕事力相談室』千倉書房、2006年)。その金井先生が、今回キャリアデザインを考える授業を担当してくださいます。
〔参考URL〕
http://www.isis.ne.jp/mnn/senya/senya0554.htmlhttp://www.kobe-np.co.jp/rensai/kiei/24.html
卒業生の方々のお話とともに、この本学教員お二人による講義もぜひご期待ください。 (2006.09.22)