移民をめぐるガバナンス


Migration Issues and International and Domestic Governance
 
日本側代表者:
坂井 一成(神戸大学国際文化学研究科教授)

相手国側代表者:
Gilles FERRAGU(Associate Professor, Faculty of Social Sciences, University of Paris West Nanterre)
Noemi LANNA(Associate Professor, Department for Asian, African and Mediterranean Studies, University of Naples L'Orientale)


平成29年度の研究交流活動計画  


初年度に引き続き、学際的な観点から1) 移民動態をめぐる国際環境分析、2)移民とアイデンティティ・ポリティクス、3)移民をめぐる福祉政策分析の観点から移民の増加がもたらす国際的及び国内的なガバナンスの形成・変容に関して掘り下げる。  
 
欧州に関してはBrexitの影響が人の国際移動にも影響を及ぼしてきていると考えられるので、依然として続いている地中海・バルカン地域での移民・難民問題と、受け入れ社会における文化摩擦、福祉ショービニズムの動向を踏まえて研究を進める。日本を含むアジアについては、米国トランプ政権発足のもたらす直接的・間接的な影響を視野に入れながら、人の国際移動をめぐる社会環境や規範の変化を分析する。
 
こうした観点に着目し、ナポリ・セミナーへの参加のほか、ベルギー、フランスの研究者との交流を軸に、研究ネットワークの深化・拡大を進めていく。

平成29年度に期待される成果


国内社会で生じる問題と国際社会の変化が密接に連繋していることは想像に難くないが、移民・難民の取り扱いをめぐってこの連繋がどのように実体化しているのかを、具体的な比較分析を通じて明らかにすることにつながる。
 
とくに若手研究者の交流を重点的に行うこととしており、ベルギー、フランス等での最先端の研究に触れながら、相互の研鑽を積む機会が多く提供され、次世代への展開と継承が促される。


平成28年度の研究交流活動計画  


移民の増加がもたらす国際的及び国内的なガバナンスの形成・変容に関して、1) 移民動態をめぐる国際環境分析、2)移民とアイデンティティ・ポリティクス、3)移民をめぐる福祉政策分析の観点から掘り下げていくが、H28年度はとりわけEU において起こっている深刻な移民・難民の流入問題を冷静に分析しながらアジアでの状況についてもサーベイを行う。人の移動のプッシュ要因とプル要因の分析と、受入社会での政治過程における論点について、各研究者が政治学、国際関係論、経済学、社会学、歴史学、人類学の立場から対象を指摘し、5年間の研究方針を定める。次世代セミナーと若手研究者の派遣・受入もあわせて進める。

平成28年度に期待される成果


人の移動がもたらすガバナンスの形成と変容に関する研究は、これまでディシプリンごとにバラバラに論究されてきているが、本共同研究において学際的な意見交換、情報交換を通じて、各ディシプリンが着目する論点ごとの相互関係性を確認する。こうした姿勢で上述の1)、2)、3)のサブテーマについて、日欧亜各地で今日もっとも大きな政治・社会問題と化しているイシューを特定する。そして他の共同研究とも協働しつつ、日欧亜という地域をこえて共通する力学の発見と、その分析体制の確立につなげる。 

平成28年度に期待される成果


人の移動がもたらすガバナンスの形成と変容に関する研究は、これまでディシプリンごとにバラバラに論究されてきているが、本共同研究において学際的な意見交換、情報交換を通じて、各ディシプリンが着目する論点ごとの相互関係性を確認する。こうした姿勢で上述の1)、2)、3)のサブテーマについて、日欧亜各地で今日もっとも大きな政治・社会問題と化しているイシューを特定する。そして他の共同研究とも協働しつつ、日欧亜という地域をこえて共通する力学の発見と、その分析体制の確立につなげる。 

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