兵庫県赤穂郡上郡町が「包括連携協定」を締結し、締結式を開催

 赤穂郡上郡町は明治の礎を築いた大鳥圭介の故郷として有名ですが、このたび神戸大学大学院国際文化学研究科と上郡町は地域の活性化と持続可能な地域社会の実現に向けて、包括連携協定を2025年11月24日に締結しました。国際文化学研究科は、国際文化・メディア文化・多文化共生・アーカイブ活用などを専門とする教員を数多く抱え、グローバル化の進展によって不可避的に生まれた国内の地域社会における諸問題の解決や改善を使命として各地域と協働で活動しています。上郡町役場で開催された連携協定調印式では、梅田修作・上郡町長と、神戸大学大学院国際文化学研究科の梅屋潔研究科長が調印書にサインをし、硬く握手をして連携がスタートしました。

 現在、過去の地域映像を活用した地域コミュニティの活性化と、世代を超えたコミュニティの結束強化を育むプロジェクトに取り組んでいます。上郡町の梅田町長は、「この連携協定をもとに、歴史・文化・芸術、またこういった映像を通じまして、町の魅力を掘り起こして、町内外に発信すること、また上郡町民にとっても、そういう過去の貴重な映像をもとにふり返ることによって、町民のみなさまの郷土に対する愛着をさらに深めてまいりたいと考えているところでございます」と述べられると、梅屋研究科長も、「今回、上郡町の昔の暮らしを映した映像が発見されたということで、単に、大学が持っているものや知識を提供するだけではなくて、大学の研究にも非常に意味のある、そしてこの地域の記録の保存、あるいはその記憶を掘り返すという試みは、上郡町のみなさま方にも重要な意味がある共催事業ということで、大変楽しみにしています」と強い期待を述べました。

 調印式のあとに開催された地域映像上映会では、金千秋さんの軽妙な司会のもとで、上郡町郷土資料館の島田学芸員が『御田植祭』や『おしめ祭り』など、地元のお祭りの映像について専門的な解説をおこないました。いまでは過疎化によって実施できないお祭りの映像も含まれており、地域の貴重な歴史映像としての価値を、世代を超えた50名以上の参加者たちが共有してコミュニティの結束が強化されるイベントとなりました。

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