最終更新日: 2024年12月29日
本研究科は、観光まちづくりに取り組む地域や観光関連機関との連携を強めながら、研究教育を行ってきました。実践に基づいた観光まちづくり分野の研究活動を行うことができるフィールドがあります。
地域や機関との連携を通じた現場での実践を基礎としながら、観光まちづくり分野について、さらに一歩進んだ国際的な観光地域づくりというローカルとグローバルをつなぐイシューについて研究を深化できることが本研究科の強みです。
2025年度のプログラム再編によって、大学院で専門的に観光まちづくり分野の研究を行うことができ、さらに、国際性と学際性を重視してきた研究科の強みを活かせるようになりました。現場と学術を往復しながらの、観光まちづくりを主題とした研究、地域や事業者、異分野との共創、研究教育・社会実装に展開していく志のある方を歓迎します。
地域や機関と連携した取り組み
本研究科は地域連携センターを置き、教育旅行の監修など地域連携の取組みを強化してきました。
連携している地域
2021年ベスト・ツーリズム・ビレッジにも選出された京都府南丹市美山町では、本学卒業生である高御堂さんの所属している地域DMO (観光地域づくり法人)の主導のもと、かつての団体日帰りバス旅行から教育旅行・個人旅行への転換に力を入れており、本研究科が教育旅行についてサポート・監修を行っています。
2024年3月には、美山町と同じく2021年ベスト・ツーリズム・ビレッジに選ばれた北海道ニセコ町と、持続可能な観光の国際基準の普及に努めている一般社団法人サステナビリティ・コーディネーター協会(JaSCA)との3者合同の地域連携協定も締結しました。
UNWTOの賛助加盟、観光庁「第2のふるさとづくりプロジェクト」への参画していることで、研究のためのアクセスもあり、また、ツーリズムエキスポへの出展など、研究成果を学術だけでなく、事業者ともに発信しています。
観光にまつわる教育の取り組み
本研究科・学部は、学外実習やリカレント教育の創設など、観光分野の教育にも力を入れてきました。
学部生の学外実習
国際人間科学部のグローバルスタディーズプログラムの1つとして、京都美山での観光まちづくり学習や、ツーリズムエキスポでの観光研究の発信を行っており、美山町をはじめとする各フィールドで実践を間近にした教育がされています。
ローカル・グローバルと公・民をつなぐ観光リカレント教育
観光振興に関わる・関わろうとする社会人を対象に、ポストコロナという時期・インバウンド需要の回復に伴って求められている、官民の人事交流の架け橋となる人材を養成することを目指したものです。本学教員はもちろんのこと、現場最前線の方々を招いた講義や、美山町や豊岡市を舞台にしたフィールド学修が実施されました。