社会に出る

インターンシップ体験談

経験に裏付けられた自信をはぐくむ研修

小森 夢(3回生 在学中に体験)
受入先機関:独立行政法人国際交流基金ローマ文化センター

 Roma Internship私はイタリア留学中にローマ日本文化会館で2週間ほどインターンシップをさせていただきました。私が応募した理由は大きく3つあります。一つ目にイタリアにおける日本語教育について学びたかったからです。二つ目にイタリア人がどのように日本の文化を受容しているか興味があったからです。三つ目に異国で働くとはどういうことなのか実際に経験してみたいと思ったからです。

 

 一口にローマ日本文化会館といっても日本語教育の職場とローマ日本文化会館全体の職場では全く仕事が異なっていました。前者では日本語クラスの質を向上させるためのアンケート作りやチラシ作りをしたり、日本人とイタリア人の交流のために月に一度開催されている「しゃべりあーも」のお手伝いをしたりしました。後者では英語で書かれた書類をイタリア語訳したり、映画鑑賞会の準備をしたりしました。時には日本庭園の測量もしました。今までしたことがない仕事ばかりで私にとって挑戦でしたが、職員の方々と同じ仕事を最初から任せていただけたのは大きな自信になりました。

 インターンシップの中で特に印象深かったことは、日本語教育の『自律学習支援講座』の取り組みでした。この講座は講義形式ではなく、自分で決まった時間に来て立てた目標に向かって自主的に勉強する講座です。先生に質問に行っても先生は答えを教えません。なぜなら教えてもらったものはすぐに忘れてしまうからです。だから、質問されても答えを見つける手段のヒントを与えるだけです。試行錯誤する分、時間はかかりますが、講義形式が多かった私にとってとても画期的なものに思えました。日本語教育をより良いものにするために日々新しいことに挑戦し変化し続けていることを肌で感じました。

 また、インターンシップの中でたくさんの人と出会い、様々なお話を聞けたことも良い経験になりました。ローマ日本文化会館の職員の方々をはじめ、出会った方々が多岐にわたる仕事や経験を積みながら現在の仕事に就いており、全ての経験が生かされていると感じました。将来について漠然とした不安がありましたが、お話を伺う中で今自分ができることを積み重ねていくことが大切だと気付きました。この経験をこれからも生かしていきたいと思います。

第一線で活躍する方々の近くで

木村 英里菜(国際文化学研究科博士前期課程)
受入先機関:独立行政法人国際交流基金ローマ日本文化会館

ローマ日本文化会館(独立行政法人 国際交流基金)での約1週間にわたるインターン一シップでは主に、日本語教育部門、そして図書館部門の方々の下でアンケート集計や図書館補助業務等多岐にわたる業務を経験させて頂きました。又、それ以外にも国際交流基金が映画の上演を行っておられたイゾラ・デル・チネマ(Isola del Cinema)という映画祭にもご一緒させて頂き、日本文化に興味を持たれた多くの方々や、それを支えてらっしゃる関係者の方々と接することが出来、これらの経験は約1年に及ぶ留学の全期間を通じてみても一番の思い出といっても過言ではない程、素晴らしい体験であったと感じております。

その他にも、「宝町サローネ―能楽の世界-」公演時には、国際文化交流を支える裏側でいかに様々な方々が一生懸命事業を運営していらっしゃるかということに関して感銘を受けたとともに、異文化が交錯する国際文化交流というフィールドで活躍される皆様との交流を通じ、人間的にも非常に多くのことを学ばせて頂きました。そして日本が世界で最初に設立した文化会館であるローマ日本文化会館でインターンシップ体験をさせて頂けましたことは、イタリアと日本の友好関係により深く興味を持つ大きなきっかけとなりました。

図書館業務を経験させて頂いた際には、担当者の方からの図書館のブリーフィングやイタリアにおける日本研究の現状等関係図書や資料を読む機会も頂き、1週間のインターンシップ期間でありながらも、イタリアにおける日本文化への関心や評価、印象等を多角的な面より考察する機会にも触れ、又、「宝町サローネ―能楽の世界-」のアフター・パーティーのお手伝いをさせて頂いた際には実際に日本研究の分野において第一線で活躍していらっしゃる研究者の方々や日本文化や日本の情勢に興味を持つイタリア国営テレビの取材の方々とお話をする機会もあり、日本の対外イメージや文化交流活動を肌で感じることが出来ました。

尚、インターンシップ期間中様々なイベントに関わらせて頂けたことで、現場に携わる様々なセクターの方々との交流があり、特に国際交流基金様の活動理念であると存じ上げている「外交の観点から国際交流活動を促進する」という点、そして「日本と世界の絆を育み、日本のファンを増やす」という点を主軸にした国際交流活動というものがどのような活動であるか、という点に関してもより深く考える非常に素敵な経験となりました。本インターンシップで得た学びを無駄にしないよう、自らも今後国際文化交流というフィールドに関わっていきたいと思います。

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