充実した研究・教育サポート体制

就職と進学
Employment and Careers

最終更新日 2019年4月3日

国際文化学研究科は、
創設以来、学界・教育界・ビジネス界に有為な人材を多数輩出しています。
修了生はグローバル社会を切り拓くフロントランナーとして多面的に活躍しています。

 キャリアデザインセンター(CDC)は、神戸大学大学院国際文化学研究科および国際文化学部の就職委員会の略称です。

 このホームページは、就職実績や大学院生による就職活動に対するCDCからの支援情報などを載せています。

 就職活動への心構えや重要な学内情報の所在や入手方法などがここにあります。 ぜひご活用ください。

1.前期課程修了生の進路概況

 2017年度の前期課程修了生40 名のうち20 名が、前期課程修了後研究成果を活かして就職し、社会の第一線で活躍しています。就職者の内訳では、1 名が中国で公務員、現職の公務員や教員の方が学位取得により職位を継続(3 名)しています。各種団体や企業等での採用が主力となっています。また、8 名が博士後期課程に進学しています。帰国後に就職活動を始める院生もおり、すでに内定を頂いた留学生もいます。

 

 

2.前期課程修了生の近年の主な就職先実績

 高度な多文化主義理解、語学力や情報処理能力をベースに国際文化学の幅広い専門知識をつけた修了生は、近年、「国際文化」ならではのさまざまな業種で活躍しています。文化領域では、関西フィルハーモニー管弦楽団、(公共財団法人)びわ湖文化芸術財団、 (公共財団法人)ニッセイ文化振興財団なまたどへの就職がありました。公務員としては、韓国法務省、パラオ政府芸術文化省、ベトナム政府関連など、海外からの留学生の活躍が目を引きます。英語、日本語、韓国語など、修了コースの特性を活かした分野で高校・中学校の教員として活躍する修了生もいます。

主要就職先

公務員他【国際機関】
パラオ政府芸術文化省、韓国法務省、タイ大使館、国連ハビタット(アジア・太平洋地域事務所)、ベトナム政府投資企画庁など

【国家公務員】
防衛省・語学職(英語)、大蔵省(現財務省)、国立民族学博物館、京都大学原子炉実験所(技官)、神戸大学職員など

【地方公務員】
兵庫県人と防災センター、兵庫県警、大阪市役所、西宮市役所、新潟市役所、神戸市芸術センター、兵庫県立芸術文化センター、神奈川 県葉山町生活環境部、神戸市役所など

【その他】
JICA(国際協力専門員)、青年海外協力隊(エルサルバドル派遣)、関西経済連合会、日本原子力研究開発機構など
教員

【大学】兵庫県立大学、ラオス国立大学

【中学校・高等学校その他】大阪府、兵庫県、東京都、岡山県、山口県、鹿児島県、福井県、神戸市など

運輸全日空、JTB、川崎汽船、阪急交通社、NEXCO 中日本など
広告電通、リクルートメディアコミュニケーションズなど
情報三混紡研DCS、NEC ソフト、NTT データ、ソフトバンク、日本IBM インダストリアルソリューション、野村総合研究所、ヤマトシステム開発、住生コンピューターサービス、日立システムエンジニア、メディアフュージョン、ゴールドマン・サックス、NTT 西日本、NEC システムテクノロジー、富士通FIP、富士通ビー・エス・シー、フジクラなど
食品JR 西日本フードサービス、カネテツデリカフーズなど
製造三菱重工業、住友ゴム工業、富士通、ダイハツエ業、NEC、YAMAHA、日本HP、日立電線、川副機械製作所、シャープ、帝国電気、コスモ石油、バンダイ、コベルコシステム、ニチダイフィルタ、明和、矢崎創業、台湾日立化成工業、博瀬電機貿易(上海)有限会社、帝国電機、中国電信北京支社、JNC など
マスコミ共同通信、神戸新聞社、産経新聞社、日本放送協会(NHK)、京都新聞社、高知新聞社、MBS ラジオ、高知ケーブルテレビなど
文化関西フィルハーモニー管弦楽団、(公益財団法人)びわ湖芸術文化財団、(公益財団法人)ニッセイ文化振興財団など

 

3.前期課程修了生の近年の主な進学先実績

 本学の大学院博士後期課程をはじめ、他大学の大学院にも多数が進学しています。2017 年度の例では、修了生40 人中、8 名が博士後期課程に進学しています。

主要進学先

神戸大学国際文化学研究科、人文学研究科、人間発達環境学研究科など
その他国公立大学京都大学大学院、九州大学大学院、総合研究大学院大学、東京都立大学大学院、神戸市外国語大学大学院など
海外大学・私立大学シェフィールド大学、ハンブルク大学など

 

4.後期課程修了生の進路概況

 大学教員や学芸員などの職についています。2017 年度修了生は15 名で、福井大学専任講師に採用1名となっています。

 

5.後期課程修了生の近年の主な就職実績

 海外・国内の大学において、多くの修了者が研究者・教育者として活躍しています。また近年、学位取得後、大学だけではなく企業や研究所に就職する人も増えてきています。

主要就職先

海外大学天津外国語大学、青島大学日本語学部、浙江大学人文学院、ヤンゴン大学人類学科、中国人民大学外国語学部、台湾国家科学委員会・人文学研究中心研究員、大連外国語学院日本語学院、湖南工業大学外国語学院、中国国立広州中医薬大学、中国内蒙古大学など
国公立大学等【国立】
大阪大学、神戸大学留学生センター、神戸大学百年史編集室、静岡大学、京都大学留学生センター、福井大学教育地域科学部、国立沼津工業高等専門学校教養科など

【公立】
島根県立大学看護学部、神戸市外国語大学、兵庫県立総合衛生学院、北九州市立大学基盤教育センターなど
私立大学大阪工業大学、近畿大学、同志社大学、プール学院大学国際文化学部、広島国際大学、大妻女子短期大学、甲南女子大学、四条畷学園短期大学、花園大学文学部、神戸学院大学経営学部、関西学院大学言語教育研究センター、甲南大学人間科学研究所研究員、神戸情報大学院大学、武庫川女子大学、武蔵大学社会学部、環太平洋大学など
学芸員呉市海事歴史科学館学芸員など
行政・企業神奈川県警察科学捜査研究所、兵庫留学生会館、イオン、教育開発出版、メディキット、カナフレックスコーポレーション、財団法人安全保障貿易情報センター、国際交流基金、愛知県西尾市教育委員会、アステラス製薬、ファーストリテイリング、三菱銀行(中国・広州)、中国航空工業集団など

 

■充実したキャリア・サポート

shushoku

 国際文化学研究科はキャリア・サポートのコアに教育を据え、それを補強する就職支援活動を強力に、きめこまやかに推進するユニークな研究科を目指しています。

 就職支援を担当するキャリアデザインセンター(CDC)は、就職、留学、資格試験、人生設計などに関するキャリア関連図書が閲覧できる独自の部屋を備え、就職ガイダンスや就職活動体験発表会等の就職行事を、学部・研究科単独で開催し、また面接対策、インターンシップなど各種の情報提供をしています。院生一人ひとりの進路選択の相談に応じるなど、全学の就職支援活動と常に連携しながら、充実したサポート体制をとっています。博士後期課程の就職は、今後研究者職から企業・団体等の就職へ拡大していくことが予測され、それへの対応も進めていきます。

 大学院生のみなさんは、研究活動を通じて高度な思考力や調整力を身に着けることができますが、それを就活の際に人事の方に伝えることが大切です。そこで、ぜひ就職活動のノウハウも身に着けていただきたいのです。

 国際文化学研究科の大学院生は、神戸大学全学ネットワークが提供している就職支援を活用することができます。国際文化学部(国際人間科学部)の院生と学生は、神戸大学の中の「国際文化」以外の研究科や学部の提供する就職支援のすべてを活用することができます。

 国際文化学研究科では、キャリアデザインセンター(CDC)が就職支援を担当していますが、2016年度からは、大学院内定者による就職活動経験談を後輩に対してお話してもらっています。従来からの支援体制としては、「就職活動資料コーナー」が開設されており、業界研究、企業研究、エントリーシートの書き方、適性検査ESPの受け方などに関して、最新の出版物を揃えていますので、必要な際に自由に閲覧していただくことができます(9:00-17:00)。

 また、「国際文化」の「キャリアデザインセンター(CDC)」では、就職活動スタートアップセミナー(四月)、インターンシップ講座(五月)、面接対策講座(十一月)などの就職活動ガイダンスを開催していますので、ぜひ参加してください。就職活動支援を専門とする企業の専門家が、最新情報の提供や、就職活動のノウハウを解説してくれます。インターネットホームページでは目にすることができない貴重な説明を耳にすることができます。

 本ページをさらに読んで、神戸大学全学ネットワークが提供している就職支援をぜひ活用してみてください。

 神戸大学の全学キャリアセンターと国際文化研究科のキャリアデザインセンターは、院生一人ひとりの要望を受け付けて、進路選択や就職活動での悩み相談に応じるカウンセリングの仕組みを設けています。腕利きのカウンセリングの方々がそろっていますので、就活で悩んだ時には、遠慮なく、訪問してみてください。

 今後も、院生向けや留学生向けの就職支援活動は、重点的に充実させていく予定です。

 

大学院生の就職活動はいつから始めたらよいのか

 大学院生の就活は、進学によって得られた知見や経験を生かすことができる長所をもつ反面、就職活動のための時間的な制約が厳しいという難しさがあります。ですが、内定の確保に成功した院生たちの声を聞くと、何事も「早め早め」の準備や対応により、乗り越えている様子に、なるほどと考えさせられます。

 またインターンシップなどに大学院一年生の時から積極的に参加している院生さんも目につくようになってきました。

 留学に出かける前や帰国後の時期もまた、将来の進路や就職に関して考えるきっかけとなります。

 皆さんは、就職活動を開始する半年(直接的には大学院一回生の後半から二回生の前半)という実に短い期間に、自分自身の人生設計、進路や就職先に関して決断しなくてはなりません。また就活の期間、学部生が卒論の研究や執筆に一息ついている様子と較べると、大学院生の場合は、研究分野によりますが、研究作業からあまり遠ざかることができない場合があります。

 ですから、就職活動期間を迎える前の事前の準備はとても大切です。自分の将来に関する希望、自分の特性、会社、業界、公的機関などに関して、早め早めにきっかけをつくり考え始めてもらいたいのです。できれば、ゆとりをもって就活の準備を進めてもらいたいと願っています。このためには、入学直後の就活ガイダンスにはぜひ参加してもらいたいものです。また毎年の夏休みの過ごし方も大切となってきます。

 留学生の方の中には、本国で、個人による就職活動の概念の無い方がいます。つまり、進学校の大学や大学院に入学できたら、それだけで企業などから引く手数多であり、神戸大学に入学できたからにはもう就職活動はいらないと考えている方々が多く見られます。日本では、どんな優秀な大学に在籍していても、大学生や大学院生は、個人で就活をして、就職先を探すのが基本です。留学生の方々は、まずこのことに気が付いて下さい。

就職活動のために、何を考えるのか

 就職活動は、たくさんの情報を得ると、それだけ確信をもって進めることができます。特に就職活動の基礎工事にあたる準備の中でも、「業界・企業研究」だけではなく、「自己分析」が大学院生にとってはとても大切です。つまり企業の人事部の方々は、「なぜこの人は、大学院生として進学したのだろう」、「大学院生として何を研究しているのだろう」、「大学院に進学したことで、当社ではどんな役立つスキルを身に付けたのだろう」と関心を持っています。

 それらに対して、わかりやすく答える準備が大学院生には必要なのです。難しい専門分野に関して、専門用語で説明しても、会社の人事部の方にはわかりにくくなってしまうかもしれないからです。また、会社の人事部の方々にとっては、大学院生のみなさんが、辛抱強さ、他者とのコミュニケーション力、目標達成への自律性などを身につけていることに関心があるのですが、皆さんは、これについて説明するために、就活の前に準備をしておく必要性について知っておいてもらいたいのです。だから、就活のノウハウにもみなさんは、ぜひ関心を抱いて頂きたいのです。

 就職情報誌や企業説明会やOB・OG訪問は有用な方法です。自分が希望した職種や業界の実態と知ることも大切です。これらのためには、様々な書籍、ウェブサイト、説明会を利用することができます。大学院の研究は忙しいものなのですが、少しの時間を就活にも割いて頂くと、効果は現れると考えられます。

 他方、就職活動期間中の自己分析は、「自分探し」だけではなく、「自分創り」でもあります。自己分析も企業研究も、ただ自分の頭の中で考えたり、机上で活字やインターネット情報ばかり追いかけたりしているだけでは、本当に有益な情報は得られません。自分から行動を起こし、多くの人と会って話を聞いたり、仕事の現場を見たりして、自分自身が変化していくことありえます。自分が作り上げたイメージの世界に閉じこもったり、考えたりばかりいていないで、とにかくまず動いてみましょう。

神戸大学ネットワーク支援型就職支援体制

 神戸大学では、さまざまな大学院、学部、センターが、ネットワークを形成して互いに連携しながら、多彩な就職行事を数多く、開催しています。そして、神戸大学の学部生は、自分の学部以外の就職支援活動をうけることができるのです。

 このためには、どこでどんな支援行事が開催されているのか、情報収集が必須です。神戸大学生協のアプリ「神大就活ナビ」に登録すると、国際文化を含む、全ての研究科・学部での就職支援行事スケジュールを確認できます。

国際文化学研究科の就職活動支援行事

 国際文化のキャリアデザインセンター(CDC)は、就職その他卒業後の進路を考える皆さんのために、前期と後期に就職ガイダンスを開催します。就職活動スタートアップ講座(四月)、インターンシップ講座(五月)、留学前準備講座(六月)、模擬面接講座(11月ごろ)などです。

 これらでは、就職活動支援を専門とするプロの方々が、就活のタイムスケジュール、インターネットや資料では得られにくい最新情報や、就職活動のコツなどをお話してくれます。また予想外に大切な数多くの貴重な情報に接することができます。出席率のよい人は、就職率も高いという結果も出ています。これらの機会は、将来の自分や職業を考える大きなキッカケを定期的に与えてくれるからです。  2017年度後半は、新企画として、大学院生の先輩による内定ゲット報告会などを予定しています。

 

2019年度 行事予定

前期

決定

 

 

 

 

 

後期予定

日時

タイトル

日時

タイトル

4月25日(木)

就職活動スタートアップ講座

10月第四週

就職活動スタートアップ講座

5月22日(水)

インターンシップ対策講座

11月

エントリーシート対策講座

6月11日(火)

派遣留学生向けガイダンス行事

12月

面接対策講座

 

1月上旬

就活直前対策講座

1月下旬

大学院生の就職活動:先輩による後輩に対する経験談

2月4~6日

模擬面接会

時期を再検討(二月試験後半?)

派遣留学生向け!就活準備講座

1月最終週~二月、三月

模擬面接会

2月中旬

グループディスカッション講座

 

就職活動資料コーナー

 国際文化には、二階(E棟、階段を上がってすぐ。ICカフェや事務棟の並び)に就職活動資料コーナーが設置されています。書架にある就職関連の本や資料などを自由に読んでいただけます(9:00-17:00)。最新のエントリーシートの書き方、SPIの受け方、業界情報も、ご覧頂けます。(ただし、貸し出しはしていませんので、就職情報室の中で読むようお願いします)。

 さらに、国際文化に送られてきた求人情報、インターン情報、就職資料が掲示板に張り出されています。すでに終わった就職ガイダンスの資料や企業パンフレットなど、持ち帰りできる資料も配置されています。ここには、国文CDC主催の就職関連行事、その他に関する情報が貼り出されます。つねに見るように心掛けて下さい。

 なお、就職活動資料コーナーの向かいには、神戸大学の全学キャリアセンターがあります。こちらにも、就職活動に関する資料や掲示を確認することができます。ぜひ見てください。

 

神戸大学キャリアセンター (リンク)

 神戸大学の全学的な就職支援組織が、国文キャンパス(=鶴甲キャンパス)A棟2Fにあります。神戸大学キャリアセンターです。求人票やインターンシップなどの各種資料などもありますので利用して下さい。専門の相談員(キャリアアドバイザー)もいます。また、六甲台就職情報センターや発達のキャリアサポートセンター、あるいは他学部の窓口付近やロビーなどにも就職関係の資料があります。  

 こちらでは、神戸大学の全学で得られる就職支援の全てをHPで確認してもらうことができます。求人情報は貴重です。

 また就活で悩んだときには、専任のキャリアアドバイザーを予約して、カウンセリングを受けることができますので、ぜひ遠慮せずに活用して下さい。

 

神戸大学東京オフィス・キャリアセンター分室(JR有楽町駅前、平日9:00~19:00)

 フェイスブック 

 東京でのPC使用や更衣室の利用ができる便利な施設です。アドバイザーへの相談もできますが、予約をして確認してみてください。OG・OB訪問会などの就活関連イベントを企画します。

 またインターン情報や求人情報、社会の各分野で活躍する神戸大学の卒業生情報が豊富です。電話での問合せもできます。就活で東京に出たときにはぜひ立ち寄ってください。

神戸大学東京六甲クラブ(JR有楽町駅近く、帝国劇場地下)

 神戸大学のOBが中心に運営しています。

 就活生には、「就活がんばれランチ券」(100円、2016年1月5日付情報)が特典です。

 

6.文系大学院生による就職活動体験報告会より

就職活動体験記(1)(2019年2月13日)

木村 英里菜
国際関係・比較政治論コース
内定先:独立行政法人国際交流基金

 神戸大学大学院国際文化学研究科、国際関係・比較政治論コース所属。イタリア・ナポリ東洋大学に二重学位取得留学。ナポリ東洋大学より、2018年7月に修士号取得(政治・国際関係学)。研究テーマは、パブリック・ディプロマシー政策(日本の広報文化外交政策)。

① 報告内容

 私からは、まず就職活動を始めるにおいて行った準備や、神戸大学で受けられるキャリアサポートと、就職活動で感じた大学院生だからこその「強み」を中心にお話したいと思います。
 就職活動を始めるにおいて行った準備に関しては、就職活動の時期が留学期間と重なっていたため、第一志望に焦点を絞ったアプローチが適すると考えるにいたりました。そもそも大学院に進学した目的は、国際交流基金が行っている事業に興味があったからで、進学後は、それへの理解を深めることを目的に研究テーマや学びの内容をデザインしておりました。私は、2017年9月より2018年7月迄、大学院の修士1年次から2年次にかけて二重学位(ダブルディグリー)の取得を目指してイタリアに留学した為、就職活動が活発化する2018年3月の頃は、イタリアにおりました。そのような状況に制約されたためもあって、的を絞った就職活動をすることになりましたが、結果として、第一希望に集中した準備が出来て、非常に良かったと感じています。
 就活においては、大学院生だからこその強みがあると考えています。それは、文献調査等で培った調査力や、専門性が挙げられます。私の場合、神戸大学で行ってきた研究内容が直接的に就職先の事業内容と関わっている為、大学院生としての学びが様々な点で強みになりました。
 神戸大学のキャリアセンターには、自身の「伝え方」を改善する為に、模擬面接の練習を数回して頂き、非常に役立ちました。自分の頭の中では明確になっていると考えていた論点でも、対面をして第三者にお話を聞いてもらうことで、客観的に自身の伝え方の弱点を知ることが出来て、改善につなげることができたと思います。キャリアセンターの方に相談するときに気を付けていたことは、「受け身」にならず、面接に向けて自分が不安に感じていることや、面談の目的を明確に具体的に伝えることでした。そうすることで、限られた時間の中でも、的を射たアドバイスを得ることが出来たと思います。
 今、就活を振り返って改めて感じることは、私の場合、就職活動が活発化する時期に日本にいなかったこと、また自分自身の調整のみでは乗り越えられない時間的制約があった等、様々な制約はありましたが、何より、大学院生活の全体を通して、第一志望先への理解を深めることが出来たことが、一番良かった点だと感じます。私の目標とした就職先の場合は、国際文化交流全般に関する知識が求められましたが、国際文化交流を外交政策の観点から推進するという観点からは、外交政策についての理解も必要となりました。それら全てを学びきれたと言える程までには今もまだ達してはいませんが、これらを存分に学ぶことが出来る研究科に所属出来たということが何よりも自身にとって、幸運であったと感じます。
 そういった過程を振り返ってみると、数多くの説明会に出席して「他」を見ることから明らかになる第一志望先への想い等もありえるかと思いますが、第一の目標に焦点を絞って戦うという就職活動スタイルや、大学院での学びを中心とした生活は、私にとても適していたようにも思います。勿論、多くの選択肢を用意しておく等、就活においてリスク回避は大切であるとは思いますが、各々に合った活動スタイルを確立することが重要だと思います。  「文系大学院生」に対し、就職活動では厳しい評価が存在することも承知していましたが、特に研究分野と職務内容が密接に関係している場合は、大学院での学びは、学部時代のものとは比べものにならない程、「知識」の獲得という点で強みがあると感じました。私の場合は、学部では英語文化学科に在籍したということもあり、語学以外の強みがない状態でしたが、神戸大学での大学院生活を通じて得た「専門性」が加わったことで、多角面のある自身を就活でアピールすることが出来たと思います。


② 質疑応答

Q. 第一志望以外に応募した職種は、ありましたか。
A. 第一志望の選考結果を見て考えようと決めていました。

Q. 研究と就活の両立のためにはどうしましたか。
A.指導教員の方からの理解を得るように就活に関して早めに説明しておくことや、前もって早めに計画的に研究を進めておくことが大切だと思います。様々なことが同時進行で進む間でも、就職活動をしているときは全力で取り組み、他のことから気持ちを切り替えて取り組むことが重要だと思います。私の場合は、二重学位留学に挑戦したこともあり、事前の「計画」だけでは、調整できない時間的制約があったのは確かですが、その都度、気持ちを切り替えて目の前のことに集中をするようにしていました。

Q. 職業選択で重視していた「軸」は、何ですか。
A.「やりがい」と「現実性」(働きやすさ)を重視していました。これまでの自身の興味や学びを生かせるという点や、関心がある職務内容というのも重要かと思いますが、性別に関係なく、自身が伸び伸びとお仕事が出来そうな環境であること、プライベートがある一定程度守りやすいということ、様々なライフイベントを経験しても働き続けやすい職場選びが自身の軸になっていました。何事にも主体的に目的意識を持ち、行動することが大切ということが院生のみなさんにお伝えしたいことかと思います。

 

就職活動体験記(2)(2019年2月13日)

程 楊
外国語教育コンテンツ論コース
内定先:富士通株式会社

 本日は、私なりの就職活動の経験を話させていただきます。院生の皆様、早く集まって下さり、また、いろいろな質問をしてくだり、ありがとうございました。
 私から、院生のみなさんへの就活でのアドバイスは、以下の通りです。

 ①いろいろな説明会に出てみる
 みなさんは、ぜひ、自分が興味を持っている分野や業界のみならず、まったく興味のないところにも足を延ばして、就活に挑戦してみていただきたいです。私の場合、「資生堂」など女性メインの説明会に行き、女性しかいない就活生の中に参加して、私だけが男性という奇妙な経験をさせていただいたこともありました。これは一例ですが、そうすることで、「化粧品業界って所詮店員さんや開発職だけやろう」という先入観が払拭され、この業界の全体像を知りました。このような経験を積むことで、最初は知らなかった業界のことを知ることができて、さらに自分の選択肢が増えていくはずです。

 ②SPIの練習は毎日
 日頃できることが、いざとなるとできなくなることが多々、起きます。それは練習の回数や慣れの度合いなどと深くかかわっています。会社によって就活が必ずしもSPI形式とは限りませんが、個々の会社に分けて重点分野の問題を日頃から練習を重ね、本番の時には気軽な気持ちで臨んでいただければと思います。「塵も積もれば山となる」というように、高い成果をあげることにつながると考えられます。

 ③自己分析は重要
 誰もが自分のことをよく知っていると勘違いするかもしれませんが、実は、自分を見つめるとき、一つの側面からしか自分を見てない可能性が十分考えられます。また、自分の行動の理由やその経緯をたどってみると、なかなか実は深い考えで行動していたことがあるものでしょう。ゆえに、一つ一つ自分が行ってきたことを細かく整理し、ときおり周りの人にもお願いして、自分のことを自分には気付きにくい側面から見直す必要があると思われます。

 ④企業分析はしっかり
 私は、企業分析をする際には、大学院の研究活動で先行研究を集めて読むようなつもりで行ってみました。俗という「レビュー」のようなものですが、ある会社のHPを開いたとき、いろいろな情報を見て、自分が興味を持つところや力になれそうなところをピックアップして、その会社の改善できるところはどこにあるのか、そうするために自分ができることは何だろうかと自分に問いをいつも投げかけていました。やり方は人それぞれですが、日頃レポートや論文の執筆に用いた先行研究のレビュー方法の訓練は、もしかしてこのように企業分析にも生かせるのかもしれません。

 質問① 日頃の研究と就職活動との両立はどういう風にされたのですか?
 回答 就職活動の日程と研究報告の日程とぶつかったときは多々ありました。そういうときは積極的に指導教官と相談し、日程をずらしていただくなどの工夫が必要です。また、就活で忙しくなる時期や状況に備えて、日頃からコツコツと研究を早めに進めておくのが良いでしょう。4月末やGWの期間中を利用して、予め前もって研究を完成させたりする必要があると思われます。

 質問② 就職活動において、大学院生としてのメリットはどこにあるのですか?
 回答 物事を論理的にかつロジック的に分析し、自分の考えを述べることです。よく言われますが、会社の世界は論理的というより、やる気と根性で織りなされているところです。そういうところで、私たちにできることは、日頃大学院で養った論理性を発揮することです。つまり、ある事象に対し、それをどういう風にとらえ、因果のつながりを探ったり、どういった解決方法が導き出せたりするのかを考察することなどです。ゆえに、あなたの大学院での2年間を就活では無駄などと思ってしまうことは全く必要がないと思います。むしろ、大学院の研究での自分の特徴を、これからも生かしていこうと考えたらよいのではないでしょうか。

 

就職活動体験記(3)(2018年2月)

林 冰清
文化人類学コース
内定先:ホテル業界

 就活をはじめたのは2017年3月1日だった。最初のころは明確な目標もなく、先に就職した留学生の先輩に話を聞いた。すると、「目標がなくても、説明会を参加しているうちに、だんだんと興味のある仕事が見えてくる」と助言された。
 そこで、とりあえず知っている大手企業にプレーエントリーし、その後、ネットで合同説明会に応募し、参加した。合同説明会に参加しているうちに、世界で活躍できる総合商社に惹かれるようになり、エントリーシートを出してみた。しかし、各商社の個別説明会に参加しているうちに、だんだんとこの仕事は自分に合わないと気づいてしまった。商社では「行き先がない」と感じられるようになり、一時どうしたらいいかと悩むようになった。
 そんなとき、「悩みすぎた時はいったん就活という輪の中から離れ、もう1回自分が本当のやりたいことを考え直すとよい」というアドバイスを先輩からいただいた。それで、いったん就活をやめ、しばらく休んでいた中華料理店のアルバイトに入った。すると、バイトで色々なお客さんと接することを楽しんでいる自分に気づいた。4月に入り、就活を再開した。サービス業に就きたいという思いで、企業を選び始めていた。
 その時、以前、ホテルでインターンシップをしたことがあったと思い出した。近年、日本ではインバウンドが増え、2020年の東京オリンピックも控え、観光客が大幅増える見込みである。特に中国からのお客さんが多い。日本国内の各大手のホテルも中国人を採用し始めた。それで、過去にインターンシップ経験のある東急ホテルズに目を向けた。

インターンシップの経験
 2014年1月19日から4月18日まで成田エクセルホテル東急で三ヶ月間インターンシップをさせていただいたことがあった。人生初めての仕事で、不安はあったものの、丁寧に仕事を教えていただき、早めに慣れることができた。その三ヶ月の仕事が大変だったのだが、いろいろなお客さんと接することが楽しかった。そして、日本人のおもてなしの心を身を持って感じられた。神戸大学での留学中は、中華料理店でアルバイトをしている。その経験で、再び接客の楽しさを覚えた。

ホテルでの面接
 内定先の東急ホテルズの説明会は他の企業より少し遅くて、4月26日だった。説明会やその後の面接は、全て東京で行われた。一次面接はグループディスカッションだった。6人1グループで、面接官は二人だった。面接官により題目が提示され、6人でディスカッションをする。時間は15分で、最後の3分でグループの1人により発表する。二次面接は1人で、面接官二人だった。質問は主に、事前に出したオープンESに書かれた内容についてで、時間は20分だった。三次面接は4人の集団面接で、面接官は部長二人と副社長と社長だった。就活生1人1人に対して、質問の内容は違っていた。面接は全部5月中に行われ、内々定の通知は6月1日にお電話で頂いた。

これから就活を始める後輩のみなさんへのアドバイス
1. 就活は早め早めに準備すること。特にSPI対策は早めにやること。
2. 面接では、仕事への熱意を伝えること。
3.学校のキャリアセンターや、学校周辺の知るカフェ(就活イベントを開催)等をうまく利用し、情報を収集すること。
4.修論と就活の両立に関しては、早めに指導教員と相談すること。

最後に 就活に取り組む皆さんへ
 就活は長丁場である。あいだに休みを挟んで、自分の就活を振り返ることをすすめる。とにかく、なかなか決まらなくても心を折れないことが大事である!

 

就職活動体験記(4)(2018年2月)

岩野ちあき
芸術文化論コース
内定先:楽器を製造・販売する民間企業

はじめに
 私は、「芸術と社会をどのように結びつけるか」ということに興味を持ち、アートマネジメントという分野を学んでいます。元々、発達科学部人間表現学科の出身であるため、自分が演奏する経験を生かして演奏者が伝えたい想いを汲み取り、上手く周囲へ伝えられる仲介者となりたい、また、その役割を果たすことで、人々の内面に語りかけ、気持ちが豊かになるきっかけを与えたい、と考えてきました。そのため、企業経営や経済循環に関しては、なかなかピンと来ていなかった面がありました。しかし就職活動を通して、自分は何のために働くのかを正面から問い続けた結果、自分の納得する就職先を見つけることができました。そこで、文系大学院生の就活について、少しでも私の経験が参考になればと思い、紹介してみたいと思います。

大学院入学から就職活動解禁までの期間は短い
 私がまず感じたのは、大学院入学後に授業や研究に取り組んでいると、あっという間に就職活動の時期が到来してしまうということです。1年生のうちに出来るだけ単位を取るために多くの授業を履修しましたが、専門性の高い授業の準備や発表、課題などが毎日のようにあり、勉強漬けの日々でした。さらに私は、修士論文に向けての基礎作りにもしっかり取り組みたいと考えて、公共文化施設でのインターンシップ、コンサートの企画運営、海外研修の参加など、研究に関わる実践の場へ何度も出向きました。そのため、企業研究や就職活動への準備をする余裕がほとんどないまま、就職活動の解禁日を迎えてしまったと言えます。しかし一方では、実戦経験の場では、様々な経験を積んだ社会人の先輩に出会うことができ、自分自身がどのような道に探りたいかを考える機会を数多く得ることが出来たと思います。将来像を明確に描くことが出来ず、芸術に携わる専門職に就きたいのか、企業で働くのか、と揺れ動いていましたが、多くの人の話を聞くうちに一度企業で働いてみようと考えるようになりました。

就職活動と研究の両立
 以上のように、1年生のほとんどの期間、研究を中心にした生活を送ってきました。いざ就職活動が始まって苦労したことは大きく2点ありました。
 1点目は、膨大な企業の中から自分が働きたいと思う企業を探すことでした。これは、企業研究が手薄になってしまった結果として直面した悩みだったと言えます。そこで、学部時代の同期、先輩や後輩に就職活動の流れや行動のコツを教えてもらい、大学の合同説明会で少しでも興味の持った企業や職種をくまなく巡りました。その結果、実践の場で出会った方たちからのアドバイスと企業の持つ理念や風土などを考え合わせて、自分の行きたいと思える企業を見つけることが出来たと思います。
 2点目は、選考の過程で、企業の求める人材像へどのようにアプローチするかということです。おそらく、ここが文系大学院生の就職が難しいと言われる所以ではないかと考えます。私自身、研究分野が芸術ということもあり、研究で身につけた専門知識がそのまま直接に生かされることはほとんどないだろうと想定した。そこで工夫したのは、自分自身の考えの「過程」を示すことです。芸術分野に興味を持った動機、どのような問題意識を持ち、どのような経験を通して力を培ったのかについて、どの面接官にもわかるように伝えようと心がけました。結果として、企業によって様々な反応がありましたが、物事への取り組み方や行動に対する考え方を言語化して話してみることで、評価をいただけるとわかりました。

まとめ
 私が大学院進学を決めた理由は、純粋にまだ勉強したい!と考えたからで、就職活動にどのように影響するのかなどはあまり意識していませんでした。文系大学院生として就職活動をする中で、ここまで学んだ専門知識をどうにかして生かせないか、研究と違う分野に就職することが果たしてよいのか、と様々な葛藤もあります。もちろん明解な正解ある事柄ではありませんが、自分自身がしっかり考え、決断できたらきっと後悔することはないだろうと私は考えました。これからが、社会人としての本番ですので、これまでの経験を糧に精進していきたいと思います。

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