国際文化学部では、2013年11月18日、関西担当大使・小島誠二氏を講師に迎え、「広報文化外交」（パブリック・ディプロマシー）をテーマに外務省外交講座を実施しました。

「国際関係論」（担当・坂井一成教授）の授業の一環として行われた本講座では、米英、東南アジア各国で公使・大使などを歴任された講師から、広報文化外交の概念の説明に始まり、日本政府としての各国での広報文化外交の取組など、理論と実務の両面から非常に詳細かつ刺激に富んだ講義がなされました。110名ほどの参加学生は、一様に熱心に聞き入っていました。そして講義終了後には、政府としての取組みの詳細や、克服すべき課題などについての質問が続きました。

講師からは、広報文化外交の推進は、政府だけで取り組めるものではなく、広く市民社会が参画した「オールジャパン」で挑むべきものであることが強調されました。そこでは留学や就職などでグローバル社会に出て行く学生たち自身も、広い意味で広報文化外交の担い手として強く期待されていることが説明され、グローバル社会での活躍へのモチベーションの向上にもつながったものと期待できます。