2024年8月21日、神戸大学国際文化学研究科はテネシー大学ノックスビル校とのあいだで相互に海外拠点を置くことに合意する覚書を取り交わしました。研究科長室で執り行われた調印式には、テネシー大学のタイヴィ・スモール副学長、グレッチェン・ナイスラー副学長、アジアエンゲージメントオフィス長のレイチェル・リュー氏、神戸大学の玉置久理事・国際連携推進機構長、梅屋潔国際文化学研究科長、田中順子国際文化学研究科教授・同機構アメリカ部門長らが参加しました。

同日の午後は、田中アメリカ部門長と国際文化学研究科の井上弘貴国際交流委員長が帯同し、テネシー大学一行は市内の企業訪問を行いました。東灘区にあるキユーピー株式会社の神戸工場を見学したあと、ポートアイランドにあるクリエイティブラボ神戸に移動。株式会社シンプロジェンと株式会社バッカス・バイオイノベーションを訪問しました。

キユーピー株式会社はテネシー州のクラークスヴィルに海外生産拠点を新設する予定であり、テネシー州のみならず、テネシー大学との今後の交流が期待されます。

株式会社シンプロジェンは、神戸大学大学院科学技術イノベーション研究科発の合成生物学ベンチャー企業であり、独自のDNA合成技術で知られています。株式会社バッカス・バイオイノベーションもまた、神戸大学発のスタートアップ企業であり、合成生物学を中心とした先端研究を応用したバイオものづくりに取り組んでいます。

国際文化学研究科は、神戸大学内外との連携をはかりつつ、テネシー大学と本学との関係をより強固なものにしていくために、これからも取り組みを進めていきます。