留学案内
国際文化学部の国際交流
国際文化学部は神戸大学で最も国際交流が盛んな学部です。毎年多くの教員が学術調査や研究発表、あるいは国際会議のために海外に出かけているだけでなく、多数の海外の大学の教員や研究者が国際文化学部を訪れて知的交流を活発に行っています。また、学生の国際交流も盛んで、学部独自に海外の大学と学部間協定を結び、学生の交換留学プログラムの充実を図っています。
28の協定校
2012年4月現在、国際文化学部が直接協定を結び学生の交換を行っている海外の大学(協定校)は16ヶ国に渡り、全部で28大学あります。
また、国際文化部の協定校と協定校に派遣する学生の定員は下の表の通りです。この他に国際文化学部の学生が応募できる全学協定の大学が17校あります。
国名 | 大学名 | 派遣定員 | 備考 |
---|---|---|---|
中国 | 中国人民大学 | 2 | * |
浙江大学 | 2 | * | |
華東師範大学 | 3 | *(発達科学部で募集) | |
北京師範大学 | 2 | *(発達科学部で募集) | |
香港大学 | 1 | *(文学部で募集) | |
北京外国語大学 | 3 | *(文学部で募集) | |
大韓民国 | 釜山大学 | 2 | |
済州大学 | 2 | ||
イギリス | バーミンガム大学 | 2 | |
マンチェスター大学 | 3 | ||
シェフィールド大学 | 2 | ||
アメリカ | テネシー大学 | 2 | * |
ジョージア大学 | 2 | ||
ユタ州立大学 | 2 | ||
メリーランド大学 | 2 | ||
オーストラリア | カーティン大学 | 2 | |
フランス | グルノーブル第3大学 | 3 | * |
レンヌ第1大学 | 2 | * | |
ベルギー | ルーヴァン・カトリック大学 | 2 | *(経済学部で募集) |
ドイツ | ハンブルク大学 | 3 | |
デンマーク | オーフス大学 | 5 | *(発達科学部で募集) |
イタリア | ポローニャ大学 | 2 | * |
ポーランド | ワルシャワ大学 | 2 | * |
ルーマニア | バベシュ・ボヨイ大学 | 2 | |
ロシア | モスクワ教育大学 | 2 | * |
ベトナム | ベトナム国家社会人文科学大学 | 2 | * |
フィリピン | アテネオ・デ・マニラ大学 | 2 | * |
タイ | タマサート大学 | 2 | * |
国名 | 大学名 | 数名 |
---|---|---|
オーストラリア | クイーンスランド大学 | 3 |
西オーストラリア大学 | 2 | |
イギリス | ロンドン大学東洋アフリ力研究学院 | 3 |
フランス | パリ第2大学 | 5 |
パリ第7大学 | 3 | |
パリ第10大学 | 3 | |
オーストリア | グラーツ大学 | 3 |
チェコ | カレル大学 | 3 |
オランダ | ライデン大学 | 2 |
イタリア | ヴェネツア大学 | 3 |
中国 | 武漢大学 | 2 |
精華大学 | 2 | |
上海交通大学 | 2 | |
台湾 | 国立台湾大学 | 2 |
大韓民国 | ソウル大学 | 2 |
アメリカ | ピッツバーク大学 | 2 |
ワシントン大学 | 5 |
協定による留学制度
協定による留学制度の特徴は次の3点です。
(1)留学先大学の授業料が無料です(ただし神戸大学に授業料を支払う必要があります)。
(2)留学先で取得した授業の単位が神戸大学の単位として認定されます。
(3)留学中も神戸大学在籍中と見なされるので、計画的に授業をとれば、1年間の留学をふくめて4年問で卒業することができます。
(1)の留学先の授業料はその国の大学制度や物価によりさまざまで、免除は大きなメリットになる場合とならない場合がありますが、(2)、(3)の利点は協定による留学ならではのものと言えます。交換留学は外国語の習得だけではなく文化を深く学ぶ機会となります。1年生の後期から応募することができます。
留学のための条件
派遣学生の選考は面接で行われます。選考のポイントは次の4点です。
(1)筆記試験と語学力
(2)応募の動機
(3)適性(1年の外国生活に耐えられるか)
(4)専門性(留学先でやりたいことがはっきりしているか)。
これに加えて、英語圏に留学する場合は、ほとんどの大学が一定以上のTOEFLまたはIELTSの成績を要求していることに注意が必要です。留学先での生活や学習に十分な語学力と行動力を備えていることが求められます。
奨学金
原則として授業料以外は私費ですが、日本学生支援機構(JASSO)からの奨学金に応募することができます。このほかに神戸大学からの留学補助制度もあります。これは渡航費と滞在費の一部を補助するものです(最高額40万円)。ただし、外国語能力について、派遣先大学の語学要件を満たしていることが支給の条件となります(非英語圏に留学する者は、その国の公用語の能力が十分にあることが要求されます)。毎年神戸大学全体で15名程度に支給されています。
帰国後の就職
2年生からの留学は就職活動に支障ありません。3年生からの留学の場合、帰国は通常4年生の6月頃になるので、就職活動を始める時期としては少々が遅いかもしれません。しかし今までの留学経験者はその経験を生かして、むしろ留学未経験者より有利な立場で就職活動を行っている例が多く見られます。留学は就職にプラスになることはあっても、マイナスになることはありません。
国際文化学部への留学生
国際文化学部は協定校に留学生を派遣するだけでなく、年間40~50名の留学生を協定校から受け入れています。国際文化学部では留学生と一緒に授業を受けることができるので、留学前から国際交流を経験することができます。